早く母と一緒に暮らしたい グアルーリョス市在住の日系三世鈴木アンナさん(仮称、18歳)は、母親が3年前から日本で就労している。2019年の年末から1カ月間、当時は富山県にいた母親を訪ねて日本へ旅行した。 「母と一緒に日本で過ごしたいと言いましたが、ブラジルの高校を卒業してから来た方が良いと言われました」 母と日本で生活する ...
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高知県人会=「聖なる晩餐」を日本食でどうぞ=鮪のタタキや寿司35貫セットも
ブラジル高知県人会(片山アルナルド会長)は、12月24日に「クリスマス高知料理祭り」で日本食販売を行うことを発表した。クリスマスイブの「聖なる晩餐」(santa ceia)を、日本食で味わうという気の利いた取り組みだ。 このイベントでは、同県人会が誇る郷土料理「鮪のタタキ」や野菜を混ぜ味付けをしたおからを詰めて蒸した「鯛の姿 ...
続きを読む »南北アメリカ研究の課題と展望=京都外語大学ラ米研究所
京都外国語大学ラテンアメリカ研究所が11日(土)、12日(日)、日本時間14時~18時に「南北アメリカ研究の課題と展望」をテーマに第21回ラテンアメリカ研究講座を開催する。参加費無料。 同講座では、2020年代の南北アメリカにおいて地域を超えた地球規模の視座が求められているとして、同大学・短期大学の専任教員が中心となり、思想 ...
続きを読む »なぜ三世は日本就労できないのか=白紙の労働手帳が足かせに(4)=「ブラジルの方が外国」と感じる日常
ブラジルでの就職を不利にさせた労働手帳 日本での就労経験しかなかったカワイさんが、ブラジルでの就職活動で困難に直面したのには、労働手帳の問題もあった。 「私だけに限らず、大人になってからブラジルに戻った人や外国からの移民は、ブラジルの労働手帳に記される職歴が白紙です。一般にブラジルの採用担当者は、労働手帳の職歴を見て、その人 ...
続きを読む »日本語学校=ピラール・ド・スル新校舎落成式=日伯の文化の懸け橋人材育成に
4日午前11時からピラール・ド・スル(以下、ピラールと略)文化体育協会(盛岡正会長)会館で『ピラール日本語学校』教室落成式が行われた。増築された新校舎は日本政府の令和2年度(2020年)草の根文化無償資金協力により完成、同日供与された。 会場にはマルコ・アウレリオ・ソアレス・ピラール市長、安田ツトム市議会議長、桑名良輔在サン ...
続きを読む »なぜ三世は日本就労できないのか=3歳から30歳まで日本育ち(3)=戻りたいのに戻れない辛い日々
戻りたいのに戻れない 「ブラジルでの今の生活は、東京の中心地に暮らして毎月6万円で生活しなければいけないような状況です。子供に服1枚も買うことができません。日本ではありえなかった毎日です」と肩を落とすのは、日系三世のカワイ・シンジさん(仮称、37歳)。 妻レイナさん(仮称、40歳)の父親が体調を崩したため、カワイさんは201 ...
続きを読む »活動再開の最初に合同慰霊祭=沖縄県人会サントアンドレ支部
沖縄県人会サント・アンドレ支部(山城芳政(よしまさ)支部長)主催の合同慰霊祭が、11月28日午後4時からサント・アンドレ市の同支部うるま会館で執り行われ、感染対策を取りながら約120人が参列した。 慰霊祭では、2020年と21年の2年間で亡くなった支部会員26人の遺影が祭壇に並べられた。コロナ禍が落ち着き始めた中で、「支部の ...
続きを読む »JHSP=『シンビオシス:生きられた島』=アートと環境が一体化する犬島
サンパウロ市のジャパン・ハウス(JH、エリック・アレシャンドレ・クルッグ館長)は11月30日から2月6日まで『シンビオシス : 生きられた島』展を2階の展示スペースで開催中だ。入場無料。 同展は瀬戸内海に位置する離島『犬島』でアートや環境、住民との交流を通して地域の復興を目指すアートプロジェクトを紹介する巡回企画展。同展はサ ...
続きを読む »AOTS=島袋氏が南米同窓会連盟会長に=日本と中南米の関係強化に期待
一般財団法人「海外産業人材育成協会」(AOTS)の中南米同窓会連盟( Federation of Latin American AOTS Alumni Societies (Felass) )の新会長に島袋栄喜氏(沖縄県・70歳)が就任したのを受け、11月10日に来社した。 同協会は、主に開発途上国の産業人材を対象とした研修 ...
続きを読む »なぜ三世は日本就労できないのか=新しく現れた「審査済証」の壁(2)=手続きが難しい書類を条件に
在サンパウロ総領事館サイトの2021年11月5日の「水際対策強化に係る新たな措置(19)」では、商用・就労目的の短期的な滞在や就労・留学・技能実習等の長期的な滞在について、受入責任者を通じて各業所管官庁による審査を受ける(「審査済証」を取得)との要件の下で、入国者総数の枠内で新規入国が認められると公表された。 しかし、11月 ...
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