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《特別寄稿》新聞の力で幸せの種を植える=移民を支える海外邦字紙の使命=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

日本語での新聞は、日系移民社会の結節点  ニッケイ新聞が廃刊となり、「ブラジル日報」に新生する過渡期にあたり、一綴りにした「紙のニッケイ新聞」を読み返してみた。  手元にあるのはわずかな年数の、多少変色した新聞を綴ったものであるが、その紙面を一枚一枚めくりながら、ブラジル日系移民社会の過去にタイムスリップし、多くの記事を感慨深く ...

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東西南北

 15日、パラナ州クリチバのバイシャーダ・スタジアムで開催されたブラジル杯決勝のアトレチコ・パラナエンセ(フラカン)対アトレチコ・ミネイロ(ガロ)の試合中、人種差別行為が行われたことが問題となっている。4人ほどのフラカン応援団員が試合中に観客席で自身の肌を指差しながらサルの鳴きまねをしたもので、ガロ応援団をからかったと見られてい ...

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東西南北

 16日付G1サイトによると、米国では、英語とスペイン後の次にポルトガル語が話されている州が三つあるという。それはマサッチューセッツ州、ロードアイランド州、コネティカット州で、いずれもニューヨークよりもさらに北にある北東部だ。ブラジルからの移民はフロリダ州に多い印象があったので少し意外な結果かも。冬場は寒いところばかりだが、旅行 ...

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音楽が象徴する「ブラジルの2極化」

ブラジル人音楽家の演奏風景(Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 2010年4月のチラデンチスの日、コラム子はサンパウロ市での生活を始めた。その2年前に結婚したブラジル人の妻についていく形でだった。  日本では音楽関係の仕事をフリーランスでやっていた。日本ではブラジル音楽の人気が非常に高く、コラム子の周囲にもファンが少なくなかったが、コラム子も妻も音楽そのものは大好きだが、ブラジル音楽にそこ ...

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《特別寄稿》迫り来る外国人高齢化問題=老人ホーム新設実現に邁進=愛知県在住  林 隆春

 1985年、ブラジルが軍政から民政に移行して始まった政治経済の大混乱、デカセギ現象はここから出現、今日に至っています。  現在の在日ブラジル人の年齢別人口は、図に示した通りです。子どもは二重国籍、高齢者は一世で日本国籍取得者が統計より多く、日本入国時は日本人として入国するため正確な数を把握することは困難です。  1985年から ...

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東西南北

 14日、サンパウロ州が来年からの教職員の給与を最大で73%あげると発表した。1週につき40時間勤務の教員の給与は2886レアルから5千レアルに上がる予定だ。2022年は選挙年。これからは同様の昇給の動きが次々起こりうるかもしれない。ドリア氏の大統領選での支持率は2%なので、かなり上げないと支持率上昇にはつながらないかも。

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不足する資源と、いつまでも尽きないもの

バイア州の人々の日常や命を奪った水害の爪あと(Isac Nobrega/PR)

 本紙15日付1面「東西南北」欄に、ガラス瓶が不足してビール業界が困っているという話が書かれている。この部分を読み、ブドウのジュースを造っている会社が昨年、ガラス瓶不足で一時的に生産を停止した話を思い出した。  ガラスの主な原料は珪砂だ。父が日本のガラス会社の関連会社で珪砂を掘り出す現場の安全責任者だったため、毎日のように図面を ...

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東西南北

 新たな感染拡大が恐れられているとはいえ、ワクチン接種が進展していることもあり、飲食業界はクリスマス・シーズンを心待ちにしている。飲料業界も、去年は控えられたシュラスコなどでビールの消費が伸びることに期待しているが、思わぬ危機がビール業界を恐れさせている。G1サイトによると、ビールを詰めるためのガラス瓶が不足していて、飲食店に届 ...

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東西南北

 12日、バイア州でテレビ局の取材班が、ボルソナロ大統領の護衛や支持者たちから暴行を受ける事態が起こった。被害を受けたのはグローボ系列の現地テレビ局「TVバイア」の取材班で、同州で起きた集中豪雨で被災したイタマラジュを視察に訪れたボルソナロ氏への取材を試みたときに、問題となる行動が起こった。大統領はトラックの荷台部分に乗っての移 ...

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《記者コラム》貧困者を直撃するインフレの恐怖=景気後退からスタグフレーションへ

 「こんなの見てたら、胸が痛くなるわ」――10月末、東洋街の庶民御用達のスーパー、エストラに買い物に行き、店頭にあったその週の特売品チラシを持ち帰って、妻に渡した。彼女がいつものように嬉々としてチラシの物色を始めた矢先、そう言って胸を押えた。  何ごとからと思って尋ねると、「見てよ、このチラシ。もう誰かが使ったヤツで、買うものに ...

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