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特別寄稿

《特別寄稿》新聞の力で幸せの種を植える=移民を支える海外邦字紙の使命=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

日本語での新聞は、日系移民社会の結節点  ニッケイ新聞が廃刊となり、「ブラジル日報」に新生する過渡期にあたり、一綴りにした「紙のニッケイ新聞」を読み返してみた。  手元にあるのはわずかな年数の、多少変色した新聞を綴ったものであるが、その紙面を一枚一枚めくりながら、ブラジル日系移民社会の過去にタイムスリップし、多くの記事を感慨深く ...

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《特別寄稿》迫り来る外国人高齢化問題=老人ホーム新設実現に邁進=愛知県在住  林 隆春

 1985年、ブラジルが軍政から民政に移行して始まった政治経済の大混乱、デカセギ現象はここから出現、今日に至っています。  現在の在日ブラジル人の年齢別人口は、図に示した通りです。子どもは二重国籍、高齢者は一世で日本国籍取得者が統計より多く、日本入国時は日本人として入国するため正確な数を把握することは困難です。  1985年から ...

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特別寄稿=金持ちは豊かに貧乏人は貧しく=困った風潮、活用望まれる国民の金=サンパウロ市  駒形 秀雄

 先日誕生日を迎えました。今回は外国に住む娘や息子の一族も来ると言うので、普段はあまり行かない様なレストランで会食をし、「パラベンスやケーキカットは気の置けない自宅でゆっくりやろう」という事になりました。  会食予定地に向けてファリア・リマ大通りのあたりを通ると、新しい近代的なビルが建ち並んでいます。パウリスタ大通り界隈の四角で ...

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特別寄稿=追悼 小山昭朗氏=戦後移住開始50周年祭などの貢献振り返る=アチバイア市 中沢宏一

 戦前戦後を通して、ブラジル日本移民は主に農業移民でありましたが、1961年(昭和36年)から工業移住が始まり、1967、68年をピークとして3014人(主に独身)が移住しました。  正にブラジルの近代化 工業化の時代で70年代の「ブラジルの奇跡」と呼ばれた躍進の時代に彼らは多方面で活躍されました。その仲間が1978年、ブラジル ...

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特別寄稿=アルゼンチン日系社会史=移民初期の事業活動=適応の戦術:家事労働者(料理人、メイド、運転手、庭師など)から商人(カフェ、洗濯店)まで。=アルゼンチン日系社会史料館 小那覇セシリア

横浜正金銀行  【らぷらた報知9月30日付けより転載】Yokohama Specie Bank Ltd.(横浜正金銀行)は、ブエノスアイレス市に支店を持つ日本初の銀行です。  設立当初の広告では、ブエノスアイレスの都心レコンキスタ通り80に構えており、現在神奈川県立歴史博物館に保存されている資料に横浜市中央館の描かれた資料があり ...

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特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=高インフレと利上げで先行き悪化=(10)

 さてブラジルは今、政治面では大統領が選挙戦向けに財政的ポピュリズム路線を明白に押し出して政治的不安定性が一段と悪化して、経済金融面では財政リスク悪化とともに経済観測がますます悪化して相場の不安定性と悲観が強い事態になっている。  ブラジルで世界より大きく不平等性を拡大させたパンデミックもワクチン接種が進んで、なお高い水準とは言 ...

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《特別寄稿》「知識の力」カーニバルから見たブラジルと日本=片山 恵(国際交流基金ブダペスト日本文化センター)

 《サンパウロ=アギア・デ・オウロが初優勝=原爆ドーム山車に賛否両論も=今年も日本人・日系人大活躍》2020年2月27日付のニッケイ新聞の誌面を飾ったタイトルだ。  中国から発祥したコロナウイルスによって日本を含めたその周辺国で移動が制限されはじめた頃、地球の裏側にあるブラジルでは例年通りカーニバルが盛大に行われた。  「サッカ ...

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《特別寄稿》日本ブラジル連帯の接着剤に=ブラジル日報協会会長 林隆春

 このたびブラジル日報協会の会長に就任しました林隆春です。私は日本で一般社団法人日本海外協会の代表理事をする他、特別養護老人ホーム4棟、有料老人ホーム、グループホーム、障害者施設を35棟余り経営しています。私とブラジルの関係は1985年、軍政から民政へと大きな政変があったその年から始まりました。  当時、訪伯時に本で読んだ「ブラ ...

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《特別寄稿》今、蘇るフェノロサの訓告=「奈良(日本)文化の保護保存の大任は、すなわち奈良(日本人)の人が尽くすべき義務であり栄誉である」=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

今、フェノロサの訓告を再読する意義  最近、「日本人であること」を再考することが多くなった。そもそも、外国人が日本という国に対して、多大な尊敬や憧れを抱くのは、なぜだろう。  国の存在の根幹を為すところが変化することなく続いていること。神話の時代から続く皇統の存在があり、一つの言語が絶えることなく伝承され、学問・芸術は常に琢磨さ ...

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特別寄稿=移民国家で生き延びる処世術=母語と外国語では話す態度異なる=サンジョゼー・ドス・カンポス 小林音吉

 「今、ナナ・モースコーリの La Palomaを聞きながら、キャビアーをつまみにレミーマルタンをちびちび飲んでます」と言いたい所ですが、実は鰯の干物を齧りながらセアラー産のピンガ、イピオカをすすりこんでいます。  ナナさんもう83歳になったそうです。なんだ俺と三つしか違わないじゃないか? 彼女の唄うララバイもお気に入りの唄です ...

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