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特別寄稿

特別寄稿=時代に合わせて頭の切り替えを=今の日本に残る「旧い体質」=サンパウロ市在住  駒形 秀雄

 日本のオリンピック関係の会合で森(前)会長が「女が多くなると会議の時間が長くなる」と発言して、それを非難する声が高まりました。  曰く、「女を見下した発言だ。男女同権の世の中なのに女姓をバカにしている」「欧米諸国では男女平等で、国を代表している女性も多い。オリンピックの日本代表委員がこんな発言では世界に対し恥ずかしい」などなど ...

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特別寄稿=電源を切って質素に暮らす!=今こそ、五感を研ぎ澄まそう=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

深刻なIT機器依存で、崩れ始めた「社交の型」  茶道に「口切の茶事」というのがある。  口切とは、「目張りしておいた新茶の茶壺の封を切ること」を言うが、一般的には「物事のし始め、かわきり」、「会合での話の口切りを依頼する」という使われ方をする。  師走、いわゆる歳暮の夜長を楽しむ時の茶事を「夜咄(よばなし)」といって千利休の頃は ...

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特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=今こそ欠かせない頭の体操=じっくり楽しもうマネーゲーム=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=(1)

 さてブラジルは今、政界が昨年末の地方選挙と2月早々の下院と上院の議長選の結果をふまえて、2022年大統領選に向けた態勢作りを活発している。年初に感染拡大と景気鈍化の兆しを示して、経済は政府の新たな緊急支援策の発動を待ち望んでいる。  どのような金融資産が良い利回りを期待できるか考えるため、幾つかの要件をきちんと整理しておかねば ...

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特別寄稿=醍醐氏の「まぼろしの『十九の春』」を読んで=サントアンドレー市在住 宮城あきら(ブラジル沖縄県人移民研究塾代表)

ネーネーズによる「十九の春」(https://youtu.be/3UrbyTgRlu8)  1月15日付本紙に掲載された醍醐麻沙夫氏の「まぼろしの『十九の春』」を大変興味深く読ませて頂いた。「ラッパ節」との関係において「十九の春」の源流を問い、その元歌が「与論ラッパ節」であり「十九の春」までの「中間的な歌」として明らかにしていま ...

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特別寄稿=女性を守って!DVは国の恥=深刻な日本の家庭内暴力問題=関西在住  匿名希望

 日本の女性や子供の社会的立場については世界から見ても驚くほど低いのが現状です。戦後の体制がそのまま根付いており、私の時代でさえ世界からおくれているのを感じます。  私は3人兄弟の真ん中で育ち上も下も男です。小さい頃から兄は跡取りとなる存在として優遇されます。娘は教育は必要ないと育てられました。結婚したら何があっても帰ってくるな ...

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特別寄稿=沖縄への帰省した所感と人種偏見問題の本質=サンパウロ市在住 翻訳家 西銘光男

驚きの連続  私が初めて沖縄に帰省したのは1968年であった。帰省なんて言葉はこのさい当て嵌まらないかも知れない。  生まれたのは沖縄には違いないが、生後10カ月で生まれ故郷を離れ、幼少年時代はブラジルの草深い農村で暮らし、沖縄の事は父母から断片的に聞かされただけに過ぎず、而も低学年の頃から周囲の影響を受けて脱沖縄人に没頭してい ...

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特別寄稿=《ブラジル》疫病は繰り返すものと知る=罹ったら死ぬしかなかった昔=サンパウロ市在住 毛利律子

鎌倉時代、狩野派の英一蝶作とされる九相図。小野小町を描く。九想図)とは、屋外にうち捨てられた死体が朽ちていく経過を九段階にわけて描いた仏教絵画。名前の通り、死体の変遷を九の場面にわけて描くもので、死後まもないものに始まり、次第に腐っていき血や肉と化し、獣や鳥に食い荒らされ、九つ目にはばらばらの白骨ないし埋葬された様子が描かれる( ...

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特別寄稿=皆が幸せに全うできるために=外国人福祉の重要性について =⼀般社団法人日本海外協会=代表理事 林 隆春

 私が日系のブラジル人のみなさんと初めて関わったのは、1985年、軍政が民政に移行したまさにその渦中でした。「ブラジルの奇跡」と言われた時代の高揚感はどこにもなく、200〜300%(1989年には2000%近く)のインフレに翻弄され、日々の生活が精⼀杯、そんな時に訪伯したのです。  その時の通貨はクルゼイロ、半年経てば紙屑になる ...

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特別寄稿=日系ブラジル人日本定住30周年記念=TMK=鉄道車両部品作りで大躍進=技術者魂発揮する田所社長=日本で起業、従業員100人=カンノエージェンシー代表 菅野英明

 創業経営者の田所トミオはサンパウロ州生まれの日系二世。29歳だった1996年に来日した後、2004年に37歳でTMKの前身である田所工業を創業した。  そして24年たったいま、会社はJR東日本の通勤電車や特急電車など鉄道用車両の部品製造に携わっている。製造しているのは全体ボディと床下関係の部品で、新幹線車両の部品供給も行ってい ...

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特別寄稿=ブラジル日本語センター35周年記念=日本語教育の意義と未来=さらなる教育分野への投資を=理事長 日下野良武

【※1月16日に開催されたパネルディスカッション「ブラジルにおける日本語教育の意義と未来」の基調講演を許可を得て転載】 困難なコロナ禍で、オンライン授業が急進展  本日は、ブラジル日本語センター創立35周年を記念してのパネルディスカッションに、多くの日本語教育関係者の皆様がお集まりいただきありがとうございます。  特に、ご多忙の ...

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