正月気分も抜けきれない11日、ブラジル社会に衝撃のニュースが流れました。古くからなじんで来たフォード社がブラジルの全工場を閉鎖し、車の生産を止めるというのです。 フォードトラックを持つことは戦前の日系移民の夢でした。戦後はスマートなフィエスタ、エスコートスポーツ等の乗用車は、私たちの生活一部の様になっていました。まさかそんな ...
続きを読む »特別寄稿
知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(終わり)
2001年9月、ニュ-ヨークの世界貿易センタービルに、ハイジャックされた旅客機が突入、その直後、同ビルは跡形もなく崩れ落ちた。その後、全米各所でテロが行われ、多数の死傷者を出した(同時多発テロ)。 犯行はイスラム過激組織アルカイダによるとされた。テロとの戦いを宣言したアメリカは、報復のためにアフガニスタンの拠点を攻撃し、20 ...
続きを読む »特別寄稿=まぼろしの『十九の春』=聖市在住 醍醐麻沙夫
「私があなたに惚れたのは、ちょうど十九の春でした。いまさら離縁というならば、もとの十九にしておくれ」 これは安里屋(あさとや)ユンタなどと並んで最も知られている沖縄の歌「十九の春」の最初の歌詞です。 もとの十九にしておくれ、と言われてもかなり困るけど、彼女の気持ちはよく分かります。 ちょっとゆっくりしたテンポで、三線の伴奏 ...
続きを読む »特別寄稿=どうなるコロナ禍の新年=発展の基礎を決める年=サンパウロ市在住 駒形秀雄
薄曇りの空から時折太陽ものぞく穏やかな空気の中で 新しい年が始まりました。 正月は真夏だというのに気温は快適、日本のような大雪もないし地震も無い、恵まれた土地なんだなと思わされます。 さて、年が改まるとなると 「今年はどうなるのだろうか」「これを機会に気持ちを入れ替え、あれもやりたい」「これもこうすれば」と種々思いを巡らす ...
続きを読む »特別寄稿=新しいブラジル日系社会の夜明け=ニッケイ新聞を応援する会発足 アチバイア在住 中沢宏一
サビアーの鳴き声とともに朗報 私はコロナ禍自粛生活に入って早寝早起きで、二時には目が覚める。ニッケイ新聞デジタル版のニッケイ社会ニュースを見ていたら [ニッケイ新聞/ニッパク新聞を応援する会]が目にとまりました。 代表世話人・矢野敬崇、世話人・下本八郎 、石川レナト、天野鉄人の4氏は実業家として成功されていると共に、各々の立 ...
続きを読む »特別寄稿=日本語学校の価値を考える=ブラジリア 矢田 正江
「世界を味わい尽くす」ための日本語 旧年12月19日にオンラインで開催された「南米・全国日本語教育会議―プレ会議」に参加した感想を、ここにしたためたい。 2008年に全伯で日本人移住百周年記念祭が盛大に執り行われ、12年の歳月が流れた。今回の参加者にその当時の関係者が何人居たのだろうか? 参加者の中にポ語だけ、どちらでも ...
続きを読む »自分史寄稿=「移り来て六十年」=サンパウロ市在住 村上佳和
戦前移民19万人、戦後移民6万人とか7万人と言われる。日系190万人、海外最大の日系社会である。1957年から1962年の5年間が戦後移住者のピークで、1964年の東京オリンピックを機に日本は高度経済成長期に入って移住者が激減し、新しく移住してくる人が途切れて50年。戦後青年移住として一番多勢のコチア青年2500名、今では平均 ...
続きを読む »特別寄稿=夫は大きな赤坊=サンパウロ市ヴィラカロン在住 大城良雄
新型コロナウイルス感染症が年末までには終息するものと願っておりましたが、私の願いはむなしく、最近になってヨーロッパを始め全世界でコロナウイルスが再び感染拡大しています。拡大防止と社会経済活動の両立をするのに、どういう有効な最善な対策があるかと頭を痛めている現状になっています。 医療現場で働く医療従事者の皆さんが命懸けで働いて ...
続きを読む »知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(23)
冷戦の推移と日本の経済発展 1961年、東西に分断されたドイツでは、東ドイツが住民の西側への脱走を防ぐために東西ベルリンを隔てる壁を築いた。ベルリンの壁は、近代都市の中央を二重の壁で遮った。この壁は東西冷戦の象徴となった。この壁を越えて西ベルリンに脱出しようとした東ドイツ人は射殺された。ベルリンの壁は、1989年に崩壊、冷戦が ...
続きを読む »特別寄稿=世阿弥(ぜあみ)『風姿花伝』から=「後悔のない老後人生」学ぶ=サンパウロ・ヴィラカロン在住 毛利律子
70歳以上の高齢者が「人生で後悔していること、それは・・・」 70歳以上の高齢著を対象にした、とあるアンケートの衝撃的な回答がある。 「これまでの人生で後悔していることは?」という問いに、男女別に集めた回答の中で70%の高齢者が、「自分の人生を振り返って後悔していること。それは歴史から何も学ばなかったこと。この年で少々のお金 ...
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