ホーム | コラム | 特別寄稿 (ページ 13)

特別寄稿

知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(20)

《資料》アメリカの日本への最後通告「ハル・ノート」  当時のアメリカのハル国務長官の名前で彼が日本に突き付けた文面であったのでこの名前がついた。実際に、ハル・ノートを作成したのは、ハリー・ホワイトで、コミンテルンのスパイであったといわれている。その内容の一部を要約すると、「3項-日本は中国及びインドシナから一切の軍隊と警察を引き ...

続きを読む »

知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(19)

中国の排日運動と協調外交の挫折  1925年頃、中国には各地に私兵を抱えた軍閥が群雄割拠していた。孫文は国民党を創設し、その後を継いだ蒋介石は、各地で軍閥と戦い、全国統一を目指した。  1928年、蒋介石は、北京を押さえて中国を統一したかにみえたが、不完全で、地方の軍閥は統一されず、地方に残存していた。日本が権益を持つ満州は、満 ...

続きを読む »

特別寄稿=こりゃ 一大事!=眠っている間にお金が半分に=サンパウロ市在住  駒形 秀雄

 派手なやり取りで話題を賑わしてくれたアメリカ大統領選挙も、どうやらバイデンさんの選出でケリがついたようです。穏健なバイデン大統領の方が日本にもブラジルにも良い様で、この辺で一件落着と願いたいところです。  さて、「アメリカの大統領選」とか「米中対決」とかの“大きな話”は置いといて、私たちの場合は「これからの世の中がどうなってい ...

続きを読む »

特別寄稿=ブラジル移民文庫の紹介=移民史主要文献を160冊網羅=サンパウロ市在住  醍醐麻沙夫

 ブラジル移民文庫(http://www.brasiliminbunko.com.br/iminbunco_capa1.htm)は「ブラジル日本移民百周年記念協会」の記念事業の一つとして2008年に完成し、内容をCDに収めてブラジルと日本の関係先に配布しました。かってのコロニアで出版された主要な文献、写真集、絵画、音楽など約10 ...

続きを読む »

特別寄稿=日本定住化30周年記念=日本の日系人経営者を紹介=建設業で活躍、茂木真二(もぎ しんじ)社長=社員の8割が日系ブラジル人=日系社会を代表するリーダー=カンノエージェンシー代表 菅野英明

 茂木(もぎ)が来日してちょうど30年。東日本大震災では17回も被災地を訪れて支援活動を行い、熊本地震、和歌山・長野の水害など全国規模で被災地への支援と救援活動を行っている。さらに25年間続けている在日日系ブラジル人の福祉、健康、教育、日常生活の支援など、在日ブラジルNPO団体の代表理事として活躍するボランティア活動家として知ら ...

続きを読む »

知っておきたい日本の歴史=徳力啓三=(18)

《資料》各国の選挙の始まった年  各国の普通選挙が始まった年を調べるとフランスが1848年、1870年にドイツと米国、英国が1918年、日本が1925年でインドが1949年。女性の参加はドイツが一番早く、1919年、アメリカが1920年、イギリスが1928年、フランスと日本が1945年でインドが1949年となっている。 日米関係 ...

続きを読む »

特別寄稿=16世紀の日本人女性奴隷哀史=サルバドールに「女官」いた?=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

 「16世紀ごろに、日本人が奴隷としてヨーロッパ人に売られていた」。このような歴史的事実を、現代日本人がどのくらい知っているだろうか。  去る10月20日付けニッケイ新聞「樹海」拡大版、深沢編集長による「16世紀に南米へ来た日本人奴隷とユダヤ教徒」を読んだ。「南米に渡った日本人奴隷」は深沢氏のライフワークの一つであると拝見してい ...

続きを読む »

特別寄稿=ミツバチの神秘=驚くべき能力と有益な食品=国立アスンシオン大学農学部元教授 在アスンシオン 花野 富夫(はなのとみお)

 地球上には約95万種の昆虫が存在するといわれています。その中でもミツバチほど神秘な生態をもつ昆虫は少ないと思います。  私たちは、子供のころから有益動物といえば、先ず牛や馬、ニワトリなどと教えられてきました。しかし、牛やニワトリがミルクや卵を私たちに与えてくれるためには、草地の牧草や飼料となる穀物を食べます。  一方、ミツバチ ...

続きを読む »

特別寄稿=中曽根先生を偲ぶ~晩年の言葉=東京在住 田中 茂(元参議院議員)

 中曽根康弘先生が空の彼方の故郷へ帰られて、1年が過ぎようとしています。この間、世界は新型コロナウイルスの猛威に襲われ、これまで築き上げてきた豊かな社会生活が一変する事態となりました。  日本では感染状況がやや落ち着いてきたこともあり、先生の内閣・自由民主党合同葬儀が、10月17日に行われました。これまでにも先生の考えや言葉をこ ...

続きを読む »

特別寄稿=充実した蟄居生活の秘訣=最後まで目標を持ち続ける=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

日本人の繊細な季節感「二十四節気」  この頃の日本は季節の移ろいが不順で、「春夏秋冬」のメリハリが薄れたとはいえ、一年の四季のけじめを暦で知ることができる。ブラジルのカレンダーは国民休日を知るのに便利であるが、お土産として持ち帰った日本の暦には文化的な情報が豊富に紹介され、その都度学習できるので、海外に住んでいても日本の風習を忘 ...

続きを読む »