初めに、国立鹿児島大学は、世界の24カ国に散在する68の大学と研究機関との間に、学術及び人事交流を既に締結して居り、国際交流活動を教育目標の一環としています。そしてこの度、新たにアマゾン河口のベレンに所在するアマゾニア連邦農業大学(UFRA、UNIVERSIDADE FEDERAL RURAL DA AMAZONIA)との新た ...
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特別寄稿=患者の要望「簡単な言葉で説明を」=難解な医療用語を分かりやすく=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子
▼国立国語研究所「病院の言葉」委員会の提言 平成21(2009)年、国立国語研究所「病院の言葉」委員会が、医師、薬剤師、看護師など様々な分野や立場の医療関係の専門家に向けて、患者やその家族を相手に、病気や治療や薬の説明をするときに用いる言葉を分かりやすくする工夫をしようと提案した文書を公表した。 委員会がそのよ ...
続きを読む »特別寄稿=麻薬撲滅に向け取締まり強化=米国の麻薬調査報告書が警告=パラグァイ在住 坂本邦雄
パラグァイの麻薬密売及び資金洗浄に関する、最近のアメリカ当局の壊滅的な報告書によれば、同国における諸般の犯罪行為の元凶は、汚職、法的免責、空域管理の欠如や検察局と国家警察それぞれの麻薬取締に対する不充分な予算にあると言う。 同じく、国境線の脆弱なコントロールや多額な為替送金の監視不備、それに怠慢で圧倒的に未熟な又は腐敗役職員 ...
続きを読む »特別寄稿=この国に移り住んで60年=貴方はしあわせですか?=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
私達多くの日本人が希望に燃えてブラジルに渡ってから60年近くの歳月が経ちました。そして、戦前にブラジルに来た親達と地方で農業に従事していた若者たちも、サンパウロなどの大都市に移り住んでからやはり60年前後が過ぎています。 その年月の間には色々苦しい事や嬉しいこともありましたが、人の生涯に例えてみればもう還暦、一区切りの時期で ...
続きを読む »特別寄稿=新企画「日本人の歴史物語」=連続講演会、26日から開始=ブラジル日本会議 理事長 徳力啓三
今日本では、百田尚樹氏が書いた『日本国紀』という建国以来現在までの日本の通史を書いた歴史書がストセラーになっています。 11月の発売以来、3カ月で70万部も売れたといいますから、日本人の心に何か異変がおきたのかもしません。 日本では、敗戦による言論統制のなかで歴史は、戦勝国の言いなりに変えられ、未だに不確かなままになってい ...
続きを読む »特別寄稿=日系三世として生まれた私の決意=林ジェオバーナあより
私がブラジルに来る決意をしたのは、大学4年生の就職活動をしていた時でした。就職活動をする前までは、私は教員を目指していました。 しかし、4年生の5月に実際に教育実習に行って、教員という仕事がいかに難しく、大変なものであるかを実際に体験し、今の自分には向いていないものだと感じ、その道を志すことをやめました。 それから焦るよう ...
続きを読む »特別寄稿=ブラジルに於ける日系人社会=消えていく日本人会、その後に残るものは=ブラジル和歌山県人会=会長 谷口ジョゼー眞一郎
まず予め注意しておきますがこの一文は私の視点であり、異なった見解をもつ者がいてもおかしくない。しかし、ここに記した文章は架空の論で無く私自身の生涯で体験した証言である。 ブラジルに移住した日本人は戦前、戦後含めておそらく25万人強と推定されている。初代の日本人移民はこの新天地で生き延びるため相互扶助しながら開拓地を耕し、組合 ...
続きを読む »「健康な長生き」をするために=パロディーから学ぶ生活習慣改善=病の深い意味に気づき、自己実現を目指す医療=サンパウロ市ヴィラ・カロン在住 毛利律子
いま超高齢化社会の医療問題は、世界的に深刻である。日本でも、「少子高齢化と人口減少」による人口動態の変化がおき、最も緊急な課題として「社会保障の課題―年金・医療・介護」、「現行の医療制度、国民皆保険制度の見直し」、「医療財政の限界、医療機関の改革」などの諸制度の改革、見直し、新しいルール作りが活発に検討されている。 その中で ...
続きを読む »両国繋ぐ新2大橋建設推進へ=ブラジル大統領がストロエスネル称賛=パラグァイ在住 坂本邦雄
ブラジルのボルソナロ大統領は2月26日、イタイプー双国水力発電所建設の大事業を実現した当時のブラジル歴代の軍事政権の功績を挙げ、その相方であるパラグァイの独裁者アルフレッド・ストロエスネルも大いに称揚した。 パラグァイのマリオ・アブド・ベニテス大統領は同日午前、パラナ河左岸(ブラジル)で同国際水力発電所の、ブラジル側新総裁ジ ...
続きを読む »武本文学賞終了、その前後の弁=ブラジル日系文学会会長 編集長 中田みちよ
「コロニア詩文学」の生みの親といわれた武本由夫が死去したのは1983年1月である。それから、時をおかずに「武本文学賞」が設置された。そして、本2019年3月の「第36回」をもって、「武本文学賞」は終了する。 かなり以前から、日系文学はどちらかといえば、まだ生存している文学愛好者の書き手を鼓舞するために継続してきた色合いがつよ ...
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