特別寄稿
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ラ米の政治図は左傾化するか?=地域大国メキシコ、ブラジルで=パラグァイ在住 坂本邦雄
最近のラ米の世論調査の結果を分析すると、地域で最大のメキシコとブラジルの2カ国に於いては、早々に左派の大統領が、それぞれ生まれるかのごとき形勢が窺える。 メキシコでは先達て、次期大統領に当選したア
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大統領選の投票日直前に急展開=ボルソナロとハダジで決戦へ=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
春にしては寒い10月7日、ブラジル全土で大きな事故もなく、総選挙が行われました。 注目の大統領選挙では強硬派と言われるボルソナロ(PSL党)が5千万近い票を集めて1位、ハダジ(PT党)が3千万票で
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混乱選挙における日系候補の役割=「倫理」が重要、よく考えて投票を!=法律専門家 原田清
現在進行中の選挙ほど、困った選挙は今までほとんどなかった。 選挙日程が正式発表されるよりはるか以前から主流メディアは、資金洗浄などの汚職で有罪判決を受けた囚人(編注=ルーラ)を〃大統領選立候補者〃
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マヒしたら「死んだほうがまし」か?=高齢化社会と車椅子利用の現実=サンパウロ市在住 毛利律子
国際線搭乗口での出来事 8月下旬、ドイツのフランクフルト国際空港で、手続きを終えて受付カウンターを離れゲートに向かおうとすると、地上乗務員の一人から「あなたは車椅子に乗るようになっていますから、係員
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パラグァイ=「マリト政権は2年も続かない」=カルテスの置き土産に苦労=気になる麻薬マフィアの暗躍=アスンション在住 坂本邦雄
就任後、既に1カ月有余が経過した今日、アブド・ベニテス新政権は、始動したエンジンが未だ全開できないでいる様である。 その一因は、政権与党のコロラド内部で、カルテス派を抑えて今回政権の座に就いたマリ
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特別寄稿ウィーン編=移民労働者が語る魂の話=肉体と精神が離れる病とは=サンパウロ市 ヴィラ・カロン在住 毛利律子
8月下旬、所用で訪問したウィーンでのこと。 オーストリア・ウィーンといえば、昔から伝統的に、ゲルマン系、スラブ系、マジャール系(モンゴル系ハンガリー人)、ラテン系の多彩な民族を集約する都市として栄
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散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<7>
わたしは一朝有事の際には、いつでも進退だけはきれいにしようと肝に命じていました。これはわたしがもっていた人生哲学でした。 県人会長を辞めるときにはスパッと潔くというのがわたしの信念であり、またその
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散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<6>
イギリスの哲学者カーライル『罪の何たるかを知らないより大なる罪はない』と書いています。この名誉会長には自分の行為に対する罪の意識も自責の念も全くないのに、おどろくばかりでした。名誉会長の制裁について
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散り際の美学=サンパウロ市在住 脇田 勅(ときお)=<5>
二番目に、財界の大御所、九経連の瓦林会長にお会いして財界の協力をお願いして「やんなっせ、応援しますばい」との言葉をもらったことを報告しました。三京運輸(株)の深江社長や、甘木海外移住家族会の小島会長
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ルーラが抜けて5強の争い=白熱! 大統領選の行方は=誰と誰が組む?! 読めない決戦投票=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
寒い日の間に暖かい日射しがさし、鳥も鳴いて〃春近し〃が感じられるこの頃です。そこに住む人間の世界でも今月から正式に選挙運動が開始されて、新聞、TVなどのマスコミも賑やかになっています。 そんな矢先