特別寄稿
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メキシコ革命に関わった日本人移住者=1906年に数百人が入植=セルヒオ・エルナンデス・ガリンド(訳:アルベルト・松本)=(下)=武術教えたり、大尉に抜擢も
しかし革命による闘争は激しくなる一方だったので、馬場氏はアメリカのカリフォルニア州カレシコ市へ数百人の移住者の受け入れを認めさせた。当時、カレシコ市の綿花農場は人手不足が深刻で多くの労働者を必要とし
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メキシコ革命に関わった日本人移住者=1906年に数百人が入植=セルヒオ・エルナンデス・ガリンド(訳:アルベルト・松本)=(上)=過酷な農作業や炭鉱労働
1910年が終わろうとしていた頃、メキシコでは対照的な二つの出来事が起きた。その一つが、9月には盛大に行われた独立100周年記念式典である。そこでは、統一された近代国家をアピールされ、国民も喜びと愛
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パラグァイで公債増加傾向=バレート元蔵相が注意促す=アスンシィオン在住 坂本邦雄
第53代目のニカノル・ドゥアルテ・フルトス大統領(2003/2005)時代の元大蔵大臣セサル・バレート経済学士は、現政権下で可なり加速している公債の増額傾向は危険だと警鐘を鳴らした。 最近の大蔵省
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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(下)
森林農法 黎明期のアカラ移住地は、野菜の生産で命脈をつないでいた。 期待のカカオ樹は、病害で全滅し、全力投入の米の市場も無い。 大河流域の乾季には、無尽蔵と想われる魚類が市場に溢れ、人間の経済活
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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(中)
新天地へ 光あれ 足柄の山野に狩りし、足柄の地酒をこよなく愛した福沢諭吉は、箱根湯本の福住旅館に静養し、報徳の教えゆったりと全身から吸収していた。 観光の地・箱根は、訪れる人誰にも天地玄妙なるを解
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二宮尊徳翁とアマゾン開拓=報徳の森に生かされる=神奈川県在住 松田 パウロ=(上)
緒言 遠く古より、大河は文明の進化を誘うものであった。 活火山と峻険な山岳を有す海洋国家・日本は、東洋思想の叡智を戴きつつも、天は志高き健全なる農民を育て、無限の可能性を与え続けている。 成熟し
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野口英世の足跡を追う=1923年にブラジルで黄熱病研究=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子
2017年、年明け早々、ニッケイ新聞1月14日、続いて17日号において、現在ミナス・ジェライス州で拡大している黄熱病の報道が掲載された。 その後、連日この話題が続いている。同紙には「黄熱病は7年ぐ
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年は明けたが、周囲は暗い=必ず良くなるブラジル経済=サンパウロ市在住 駒形秀雄
雨の日が続きますね。そんな中でもうお正月、さあ、この1年はどんな暮らしになるものやら、と気になります。それでTVや新聞でニュースも見るのですが、ここ数日の天気と同じ、パッとする様な明るい話がありませ
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明治維新の足跡はブラジルで活かせるか=『日本文化』第4巻について=サンパウロ市在住 山内淳
坂本竜馬、山岡鉄舟、西郷隆盛、稲垣鉞子など、明治の文明開化に全身全霊でぶつかって、それぞれの理想実現に邁進した英雄を取り上げており、日本語では、編集部で、読み易いように要点を配慮している。 それら
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レールパスはブラジルの日本人移民の権利!=サンパウロ市在住 佐野シルビオ
JR東日本が4月から海外在住日本人にだけ使えなくするジャパンレールパスの論争に関して、もともと私はあまり認識していませんでした。ですが、これについての話がジョルナル・ニッパク紙の最新版では、県連と文