こんにちは。長い間、ご無沙汰しております。中平マリコです。 2020年に続き、2021年もブラジルに行くことの出来ない私は、ブラジル日系社会の皆様のことが、とても懐かしく恋しいです。 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと思います。私もなんとか元気に過ごしています。 それにしましても、これほど長い時間をかけ、コロナウイルス ...
続きを読む »特別寄稿
特別寄稿=イザベラ・バードの見た「古き麗しき日本」=秋田、山形、津軽、北海道へ=(最終回)=聖市ヴィラカロン在住 毛利律子
三回にわたって取り上げた内容は、明治初期の日本をバードが見たまま描き、昭和の民俗学者・宮本常一が解説したものである。その時代背景から、今日では不適切と言われている表現や言葉が使われているが、当時を知る上で、原文のままとした。 また、バードはすさまじいほどの観察力で社会全般を描いていて、どの場面も大変興味深いことであるが、ここ ...
続きを読む »特別寄稿=教育の大切さ教えたJICA隊員=ホンジュラスの「米百俵」精神=サンパウロ市在住・酒本恵三
江戸期の驚異的な就学率 日本人は古くから教育をとても大切にしてきました。平安時代中期に書かれた「叡山大師伝」(最澄の伝記)には「村邑小学」という村の子供が通った教育機関が登場します。 やがて、江戸時代になると皆さんもよくご存知の寺子屋が生まれます。寺子屋では、読書、習字、算数などの基礎的な知識の習得に留まらず地理、人名、書簡 ...
続きを読む »特別寄稿=東京オリンピック・パラリンピック開催のための目測力・結合力・説得力=元参議院議員 田中茂
新型コロナウイルスおよびその変異ウイルスにより、世界がこの1年半にわたり「海図のない航海」を続けてきた観があります。 現在、6月20日を期限とする「緊急事態宣言」が10都道府県に、また「まん延防止等重点措置」が5県に発出されています。期限を6月20日とした背景に、「東京オリンピック・パラリンピック」があることは容易に想像でき ...
続きを読む »特別寄稿=スポーツ界に見るハイブリッドの躍進=国際化で変わる“新日本人”の誕生=サンパウロ市在住 駒形 秀雄
今年4月21日、ゴルフの松山秀樹さんが米国で行われたマスターズでの大会優勝を果たしました。「日本人が初めて海外メジャーを制した」と日本人は大喜びしました。 次いで、6月6日、今度は全米女子オープンで笹生優華(さそうゆうか)さんが優勝、賞金100万ドル(約1億1千万円)を獲得です。 これでゴルフは男女ともに日本人がメジャー制 ...
続きを読む »特別寄稿=日本と日系社会の絆をより太いものに=衆議院議員 下地 幹郎
2017年7月20日、私は初めてブラジルを訪問いたしました。ブラジルという広大な土地のなかで生きる皆さんの大きなエネルギーに直に触れて感激したことを、今も忘れることはありません。 ブラジル訪問を行うにあたっての私の最大の目的は、「ブラジル移民の皆さんと意見交換をすること」でありました。「ニッポンから遠く離れ、移民としてブラジ ...
続きを読む »特別寄稿=日中戦争とブラジル移民=亡き父の移住の夢果たす=聖州アチバイア在住 中沢宏一
北海道稚内の弟から親父敬助が昭和12 (1937)年、二度目の召集を受け、気仙沼駅での出征記念写真が送られてきました。 私が初めて見る写真で、甲種合格と胸を張っていた父の軍服での勇姿は堂々としているが、いつも明るかった母かねよの顔は厳しく悲痛な表情で、その時の立場を物語っている。 それは長女12歳から娘4人、男子1人の子供 ...
続きを読む »特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=経済金融面は楽観ムードに=サンパウロ市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=(5)
さてブラジルは今、政治面では要注意、経済金融面では構造的ではなく一時的または部分的な改善でも、楽観ムードに支配された状況になっている。 政治面で要注意なのは、政府コロナ対策の調査に上院に設置されたCPI(議会審問委員会)が活動開始から1カ月以上が経ち、証拠整備の最中にあり、これまで政権を直ちに揺るがしかねない事態は特に起きて ...
続きを読む »特別寄稿=イザベラ・バードの見た「古き麗しき日本」=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子=(2)
前回に続き、イザベラ・バードの旅の記録を宮本常一の解説を交えて、いくつか取り上げて紹介する。 通訳と、車夫と、3台の車でいよいよ旅が始まる イザベラ・バードは、秘書の伊藤という青年を伴い、1878年(明治11年)6月11日、東京を発ち、日光から北上し北海道に渡る長い旅が始まる。旅の達人であっても、やはりいろいろな不安がよぎっ ...
続きを読む »特別寄稿=「駐パラグァイ日本国大使のサンパウロ市邦人移民先没者慰霊碑参拝」について=パラグァイ在住 坂本邦雄
何んとなく、本紙の今月1日付け読者の寄稿欄を見たら、表記の題名の村崎道徳氏の記事が眼に留まった。 さては、パラグァイ駐在の大使でも場合によっては、近い別任務地のブラジルの慰霊祭には出掛ける事も有るのかな? と先ず思ったりした。 慰霊碑参拝そのものに屁理屈を述べて居るのではなく、要は端的に云って公式な大使の参拝だったのか、単 ...
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