樹海
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《記者コラム》ブラジル大統領の思想の根底に「死の政策」?
4月27日に発足した上院コロナ禍議会調査委員会(CPI)が、元保健相らを召喚し、現政権のコロナ対策などに関する証言を求める中、ボルソナロ大統領が「自然感染による集団免疫」という考えを捨てていなかった
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《記者コラム》逃げ出した贖罪の山羊が飼い主を神に捧げるか?
黙秘しても〝まな板〟からは逃げられない 今週のコロナ禍議会調査委員会(CPI)では、18日のアラウージョ前外相もワクチン入手遅延などの外交問題が厳しく突かれそうだが、なんといってもパズエロ前保健相が
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《記者コラム》パウロ・グスターヴォが残したもの
4日、コメディアンのパウロ・グスターヴォがコロナ感染症で死亡した。 ブラジルに来て10年強、ブラジル人たちが芸能人の死でここまで悲しむ姿を見たのは、コラム子の見る限りはじめてのことだった。 「今、
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母の日直後に見た命の明暗
母の日直後の10~11日に、幼い命を巡るニュースが二つ流れた。 涙して聞いたのは、10日に聖市ボア・ヴィスタ区で起きた3歳児死亡事件だ。 祖母と共に応接間でTVを見ていたガエル君は、台所にいた母
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《記者コラム》CPIで追い詰められて過激化するボルソナロ
「ああ、神よ。私がこの大統領令を下さなくても済むように祈ります。もし下したら、全大臣の総力をもって実行され、司法から差し止められることはない」――5月5日、プラナルト宮でボルソナロ大統領はそう思わせ
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《記者コラム》これは「マリエレの呪い」なのか?
4月28日、リオ州知事だったウィルソン・ヴィッツェル氏が知事罷免処分を受けた。しかも、罷免特別裁判での投票0-10の屈辱的なものだった。 リオ州地裁判事から「汚職撲滅」を叫んで知事選に出馬し当選。
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《記者コラム》二人分の命の灯が消える時
4日、サンタカタリーナ州の保育園襲撃事件やコメディアンのパウロ・グスターヴォの死が衆目を集めた。だが、コラム子には、「エロアーさんの両親が娘の心臓を受けた女性のコロナ感染症による死を嘆いた」との報道
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《記者コラム》コロナ禍CPIで熱い攻防が開始する1週間
CPI全体の要となる最初のマンデッタ証言 「ケンチ(熱い)な1週間」になりそうだ。4、5日には中央銀行の通貨審議会(COPOM)で再び基本金利をぐっと上げることが予想されており、下院ではいよいよ4分
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「悲観的すぎる予測」も考えもの
3月に大爆発したブラジルでの変異株を中心としたコロナ第2波。4月も引き続き記録的な死者は記録はしたものの、5月を目前とした現在、ひところに比べればだいぶピークを超えた様相を見せている。 28日付フ
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信用をぶち壊す二枚舌やおべっか使い
バイデン氏主催の気候変動サミットに集まった40カ国の代表は、「30年に違法伐採ゼロ」などというボルソナロ大統領の言葉を歓迎した。 だが、18年の大統領選直後からのボルソナロ氏やその言動を知る人達に