樹海

  • ブラジルで「掃除」の意味を再考

     カーニバルの祝日を利用して、同僚と編集部の大掃除をした。毎朝掃除婦が来るのだが、ゴミの回収やトイレ掃除など最低限のことしかしないので、「自分たちでやるしかない」と一念発起。一部壁を白く塗り替え、床を

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     6日夜(日本時間では7日朝)のNHKの番組で、「幸運のタクシー」と呼ばれる名物タクシーの事を取り上げていた。運転手の川口政則さんは流しにこだわり、無線もなければ携帯電話も持たない。彼のタクシーに乗る

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     「人間は事業も研究も運動も何もかも一緒にやれる。しかし居住だけは別にしたほうがいい」。産経新聞に掲載されたこんなコラムが今、話題になっている。「居住区だけは、白人、アジア人、黒人というふうに分けて住

  • 「移民亡国論」へのささやかな反論

     月刊誌『WiLL』昨年6月号に「移民亡国論―移民で成功した国はない」という論文が載ったのを読み、違和感を覚えた▼いわく《移民たちは社会保障にただ乗りし、あるいは犯罪率を押し上げ、ときには暴動を起こす

  • 遺伝子組み換えへのささやかな抵抗

     スーパーで食品を手に取る時、まずは裏返して表記を読む。知識のない素人だから大したことは分からないが、産地や原料の詳細を見て一応吟味する。農薬に遺伝子組み換え食品、パッケージが日本語の中国産品、得体の

  • 北東伯と「イスラム国」、どっちが怖い?

     8日付エスタード紙に恐ろしい図が掲載された。「人口10万人当たりの殺人発生率」(13年統計)を市別に示したもので、北東伯の海岸沿いに「100人以上」の棒線が〃城壁〃のようにズラリと並び、南に下りなが

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     8日(日)付エスタード紙に、ルーラ政権で下院政府リーダーを務めたカンディト・ヴァカレッツァ元下議が、「現政権の政策はどれも皆短期的で、計画性がない」と批判した記事が掲載された▼つい先日、ブラジルでは

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     同僚がいる前で、部下のブラジル人を叱責してはいけない、というのは企業の常識だ。変にプライドが高いので、逆恨みされたり辞めて訴えられたりすることもあるという。最近はパラハラなどと言われるので日本でも少

  • ブラジルの金言「金(かね)には匂いがある」

     当地政治評論家は「金には匂いがある」(Dinheiro tem cheiro)とよく言う。大金がプンプンする場所には、分け前にあずかろうと汚職政治家などが群がることを揶揄した言葉だ▼本来は、財政健全

  • 大アマゾンで生命の浄化?

     取材のため、アマゾン河口の町ベレンを訪れた。飛行機で3時間半、日本人の感覚からすれば外国旅行並みの距離感だ。機内から滑走路に降りるとムッとした熱帯の空気がまとわりつく。太陽が顔を出すと、まるで炙られ

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