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樹海

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 「最初はアルバイトのつもりだった。初出勤したら電話で僕を雇った編集長が亡くなってた。で、僕に白羽の矢が立ったわけ」。つまり、半世紀以上編集長を務めたわけだから、ギネスものではなかろうか。昨年11月に89歳で亡くなったアルゼンチンの邦字紙「らぷらた報知」の高木一臣主幹の入社時のエピソードだ(本日付け7面で訃報)▼コラム子が取材し ...

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 新しい年が始まって約1週間。年末年始の恒例で、手帳兼日記のアジェンダに親戚や知人の住所や各種の記念日を書き写す作業を終えて仕事始めの日を迎えた▼昨年のこの時期は水の事故やマラニョン州でのバスや警察襲撃、チリやコロンビアでの地震といった報道が続いたが、今年は水やエネルギー問題などに関する報道が目に付く。休暇中は、様々な動きに人の ...

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 本紙サイトで連載していた『竹内香苗のブラジル便り』が先週の第45回をもって終了した。竹内さんは愛知県出身のフリーアナウンサー。夫のブラジル赴任に伴い12年にTBSを退社し、同年11月からサンパウロ市に滞在していた。食や観光、W杯にクリスマス。日本から来たばかりの新鮮な目線で楽しいコラムを書いてくれた▼日本側での知名度は抜群で、 ...

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 最近日本で「医者に殺される」手の本が人気だ。昨年出版されベストセラーになった「医者に殺されない47の心得」(アスコム出版、近藤誠著)という衝撃的なタイトルの本は、なんとがん治療の専門医が書いたと聞き、取り寄せて読んでみたくなった▼彼の提案は「『とりあえず病院へ』はやめよ」「医者に良く行く人ほど早死にする」といった、医者に頼らな ...

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 このところ立て続けに日本のテレビ局から、小紙の紙面を番組内で使用する許可を求める連絡があった。ブラジル人タレントを紹介するものであったり、ブラジルで意外な日本文化が流行っている話題であったり。軽いものではあるのだが、好ましく受け取っている▼いまだにそうだがブラジルというと、ラテンの明るいイメージの一方、ネガティブなものが相当多 ...

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 毎年、ナタール(クリスマス)の時期になると「カイシーニャ(チップ)」という言葉を良く聞く。受付やレジに靴箱位の箱が置いてある事も多いが、水道や電気のメーターを読みに来る人やゴミ回収の人達もほぼ例外なく「カイシーニャ」と言ってくる▼仕事のある日に来る可能性も高いので、この時期になると何がしかの金を家に置いておき、誰か来たら渡して ...

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 「気配というものを感じないのだろうか?」。スーペルメルカドで通路を占領してのおしゃべりに夢中で、真後ろに人がいるのに全く気が付かないおばさん。仕事に対する熱意の問題かも知れないが、結構ちゃんとしたレストランでも、ギャルソンが何人もいるのに、こちらが手を上げても気付かない。気を張ってないのか、集中力があるのか▼人様に迷惑はかけな ...

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 フランシスコ法王が78歳の誕生日を迎えた17日、米国とキューバが国交正常化に向けた交渉開始を発表し、コロンビア革命軍(FARC)も無期限停戦を宣言した▼法王の誕生日はアルゼンチンの国旗にちなんだ青と白のケーキと数百組の人達によるタンゴという趣向で祝われ、「祖国にいるようだ」と喜んだ上で、米国とキューバとの国交正常化交渉の開始に ...

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 14日にあった衆院選の投開票の結果、投票率は52・7%と戦後最低を記録した。国外では、有権者数10万5836人中、投票したのは19・97%の2万1138人だった(総務省統計)。これでも国内の投票率の2分の1以下だが、実際、在留邦人は125万8263人もいるので、わずか1・6%しか投票しなかった計算になる▼当地でも昨日報じた通り ...

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 最初によく鑑賞し、箸の先で表面をなで、焼き豚をいとおしむようにつつき、どんぶりの右上に沈ませ加減に沈ませ、心の中で詫びるがごとくつぶやくー「…後でね」。ラーメンを主題にした映画『タンポポ』の一シーンである。漫画家東海林さだお氏のエッセイがネタ元。このシーンを再現するドイツ人と会ったことがある▼この映画、アメリカでは邦画部門第2 ...

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