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樹海

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 2012年、何気なく入った香川県の喫茶店で見た「うるう年は逆打ちで」のポスターに仰天した。八十八カ所のお遍路を反対に廻ることでご利益があると言っているのだが、何も知らなければ呪文にしか思えない。とはいえ、祖母の出身と家人の郷里が四国なので身近な存在だ▼休暇で里帰り中、玄関口で岳父と話していると、普通にお遍路さんが通る。「ちょっ ...

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 選挙も終って、政治家が情報を偽ったり仮面をつけたりする必要がなくなった。勝つためなら何でもするという姿勢はある意味天晴れだが、結果が出てから現実を目の前に突きつけられる選挙民はいい面の皮だ▼ジウマ政権は、サンパウロ州の水不足は同州政府の無策が原因と批判する一方で電力不足はないと言い続けてきたが、実際には広域停電などで節電を呼び ...

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子育てに不寛容な日本社会

 日本最高裁が「妊娠や出産を理由とした降格は違法」との初判断を示した。妊娠や出産をきっかけに女性が職場を追われたり、嫌がらせを受けたりすることを「マタニティ・ハラスメント」といい、日本ではこうしたケースが後を絶たない▼「休むと迷惑」「仕事を続けたければ子供は諦めろ」と圧力をかけられたり、過労により流産するケースもある。妊婦の扱い ...

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 日本は台風が通り過ぎ秋の訪れ。サンパウロはまだ朝晩冷えるが、昼の陽射しはもうすぐ訪れる本格的な夏を感じさせる。時は流れ、コロニアの世代交代も進むが、明るい未来を感じさせる10月の言葉から▼琉球民謡保存会の創立20周年。沖縄本部から「文化は先人から受け継ぐだけでなく〃預かりもの〃」とのメッセージが伝えられた。なるほどと膝を打った ...

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 今年の大統領選挙は、1989年開始の大統領直接選挙(同年はコーロル氏とルーラ氏の決選投票でコーロル氏が当選)以来の僅差の選挙だった▼89年選挙には23組が出馬。ルーラ氏に隠し子がいた事が判明したりして、有効票の53%を得たコーロル氏が当選した。その後の選挙ではカルドーゾ氏が一次投票で2度当選後、労働者党がいずれも決選投票で勝利 ...

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 久々に運動会に参加した。最初にラジオ体操で体を伸ばし、赤組、白組に別れ、子供や親も参加する楽しいものだった。普段の運動不足のせいか徒競走で豪快に転ぶお父さんを見ながら、太陽の紫外線を気にしている自分に気づき、遠い過去となった子供時代を振り返ると、やはり家族や友達と食べるお昼が個人的にはメイン競技だった▼ブラジルらしく、様々な国 ...

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 「あれだけマスコミがペトロブラス問題を報じても、文化人や富裕層を含めてジウマが支持率を持ち返している。貧富の差と関係なく、有権者は汚職を投票の判断基準にしない」。フォーリャ紙コラムニストのルイス・ポンデーは22日、そうTVで断言した。4年前もメンサロン裁判真っただ中でジウマが勝ち、今回もペトロブラス疑惑の中で支持を回復している ...

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 この記事を読んでほしい。《厚生労働省は19日、職業安定局の男性係長が隣接する人事院の給湯室にあった冷蔵庫から缶ビール3本を盗んだとして、停職3カ月の懲戒処分にした▽係長は10日午後2時ごろ、人事院庁舎内の売店を利用した帰り、給湯室の冷蔵庫から盗んだ。人事院職員に見つかって取り押さえられ、警視庁丸の内署で事情聴取を受けた▽係長は ...

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日本とペルー食は兄弟?

 先日、サンパウロ市で開かれた「エキスポ・セビーチェ」で、ペルー人と同日系人のコンビがセビーチェ寿司を初披露した。魚のマリネ「セビーチェ」をシャリに乗せ、同国産香辛料で作った特製ソースをかけたもの。当地で「融合料理」というと、どこか「邪道」的に思われがちだが、この料理の思いもよらない味の調和には感激してしまった▼今年でペルーは日 ...

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 応用経済調査院(Ipea)の理事の一人が、貧困に関する調査結果の公表停止という理事会決定を不服として辞表提出と18日付フォーリャ紙が報じた▼極貧撲滅はジウマ政権の看板政策の一つだが、選挙への影響を懸念し、13年の全国家庭サンプル調査(Pnad)で前年度より極貧者が若干増えたという報告を出さなかったという▼12年には1090万人 ...

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