23、24の両日、ボルソナロ大統領が「年末までに5億回分のワクチン確保」「国民全員の接種可能」などと語った。24日の発言は、三権の長や検察長官、保健相や知事達も交えた会議の後に行われた。 24日は「単なる風邪(gripezinho)発言」からちょうど1年となる。昨年3月24日のコロナの死者数は12人(累計46人)だったが、こ ...
続きを読む »樹海
《記者コラム》目の前にいる見えない青年とインフレの魔物
「外出禁止」で路上生活者はどこに行けば良い? 感染爆発が止まらない日常生活の中で、「外出禁止」という言葉を何度も聞きながら、現実と噛み合わないものをいつも感じる。たとえば、朝の運動として歩いている間や通勤中に何十人もの路上生活者を見るが、常に「外」にいる彼らは、「外出禁止」と言われたとき一体どこへ行ったら良いのだろう、と。 ...
続きを読む »《記者コラム》ルーラ復活でボルソナロに暗雲
8日に最高裁のエジソン・ファキン判事が下した判断は、今後のブラジルの流れを大きく変えかねないものになりそうだ。ルーラ元大統領のラヴァ・ジャットでの裁判結果無効。これでほぼ絶望視されていた来年の大統領選への出馬資格が蘇ってしまったのだ。
続きを読む »「私は大丈夫」で本当に大丈夫か?
東日本大震災から10年。先週はNHKやブラジルのニュースでも、震災地の今や被災を免れた人々の証言といった番組が続き、改めて、「私は大丈夫」「これだけは保管しておかなければ」などと考えて逃げ遅れた人が多い事を思い知らされた。 他方、日頃から非常時について話し合い、逃げる手はずを決めていた家族や、「大津波が来る。逃げろ」と告げる ...
続きを読む »≪記者コラム≫ルーラ裁判無効化の裏側で何が起きているのか?
3月8日(月)、最高裁のエジソン・ファキン判事がルーラ裁判を全て無効にする判決を出し、ブラジル政界に大激震が走った。ルーラに有罪判決を下していた全ての裁判が無効化されたことで、彼が来年の大統領選挙に出られることになったからだ。
続きを読む »ルーラ案件以外のモロ氏最大の疑惑
8日に最高裁のエジソン・ファキン判事によるラヴァ・ジャットの裁判案件無効化により、ルーラ前大統領への注目度がうなぎのぼりだ。
続きを読む »《記者コラム》一部支持者の声しか聞かない大統領=医療崩壊のつけは国民が払う?
先日来、隣国パラグアイが揺れている。新型コロナ対策の感染拡大で医薬品や病床不足が起き、当局者への批判が高まって抗議行動が連日勃発、保健相交代では収まらず、マリオ・ベニテス大統領弾劾への動きが加速化しているのだ。 同国は感染初期には感染者を低水準に抑えていたが、9月以降、感染者が急増した。今月は過去最多を記録している。それでも ...
続きを読む »《記者コラム》ボルソナロは「黙示録の第四の騎士(死神)」か
大統領「女々しい泣き言はいい加減にしろ!」 4日にボルソナロ大統領は新型コロナのパンデミックに関して、「chega de frescura e de mimimi」と演説して大反発を受けている。このポルトガル語が瞬時に理解できる人は、相当ブラジルの俗語に詳しい人だ。残念ながらコラム子には分らなかったので調べて見た。
続きを読む »サンパウロ州コロナ規制の限界
「おそらくこれがやれて精一杯だろう」。3日、サンパウロ州のコロナウイルスの最新の規制を聞いてコラム子はそう思った。 「全国での死者数過去最大を受けての、州全域を(規制最低の)赤レベル指定」。これは、いざ仕方のないことだ。このところ、テレビで連日、「コロナの感染者数、死者数が記録を更新した」「変異株が全国的に拡大」などの報道が続い ...
続きを読む »《記者コラム》違いを超え、互いの命を守るべき時
暗いニュースは書きたくないし、読みたくない。だが、実態を知らなくては戦えない。最悪の状況だからこそ、何が起きているかを知らなければならないと思う。 米国大統領選最終日、マスクも着けないトランプ氏をマスク不着用で迎えた熱狂的な支援者を見て、感染者や死者が増えると考えた。案の定、米国では大統領選後、感染者や死者が急増した。 伯 ...
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