樹海
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癒し系書家の壮烈な人生
「つまづいたっていいじゃないか/にんげんだもの」などの心に残る一言をしたためた日めくりが、居間などによく飾られている。コロニアでも人気の高い有名な書家・相田みつを(1924―91、栃木)の作品だ▼こ
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情熱は愛のスパイス?
先日、非日系の友人Aがコラム子の家に来るなり「男に裏切られたわ」と吐き出すように言った。古い知り合いというその男性は、数カ月前に急接近し愛嬌を振りまいて彼女を魅了したが、実は2年以上前から付き合って
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樹海
W杯でのブラジル代表チームの試合が、23日の対カメルーン戦で100回を数えた。ウルグアイでの1930年大会以来、20回を数えるW杯で100試合戦ったのはドイツとブラジルのみだ▼20回で100試合に達
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樹海
「お父さん、あの丸い建物はなに?」。一昨年8月に首都ブラジリアに出張した際、テレビ塔の展望台に登った。あどけない5歳ぐらいの子どもが、骨組だけのマネ・ガヒンシャ競技場を指さしてそう質問すると、30代
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樹海
W杯が盛り上がりに欠けるとはいえ、ブラジル代表戦では空気が一変。やはりサッカーの国だなあ、と実感する。コロニアでも日本戦のさいは、様々なところで応援イベントが開かれ、日本代表を応援した。こちらの試合
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樹海
先週レシフェで行われた日本代表の初戦後、会場でごみ拾いする日本人サポーターの姿を「素晴らしい模範」と伯字紙サイトが大きく報じ、世界から賞賛を浴びた。日本人が応援に使ったゴミ袋にせっせとごみを集める様
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樹海
「エイ、ジウマ、ヴァイ・トマ・ノ・クー!」(ジウマ、オカマほられろ!)。ありえない最低の罵声が大統領に浴びせられた。しかも、7年越しに準備をしてきたW杯開幕戦会場で、他国大統領や来賓と一緒の時に、6
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樹海
自国開催のW杯だから盛り上がっているでしょうねー。6月初旬に日本からの電話で聞かれて、「実はいま一つ盛り上がりに欠けているんです」と答えた今回のW杯。他の国でのW杯の時は1月以上前に道路が飾られ、わ
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樹海
日韓、ドイツ、南アフリカ、そして今回。ブラジルで4回目のW杯を迎えるコラム子だが、あまりサッカー自体には関心がない。ただ、開幕が近づくにつれ、市民が浮き足立つことで生まれる独特の高揚感は大好きだ。カ
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ならず者と言わないで
「日本よ、僕らブラジル人はならず者ではない」。静岡県浜松在住のロドリゴ・ゴンサルヴェスさんは、母国の暴力的な面を強調する日本メディアへの抗議として、この一文を紙に書いて掲げた自分の写真を自らのフェイ