樹海
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「W杯では血を見ることになる」と叫んだ活動家の素顔
バス運転手や車掌の電撃ストでサンパウロ市が大混乱したおかげで目立たなかったが、W杯と選挙を占う上で注目される動きが裏であった。MTST(家なし労働者運動)が22日、サンパウロ市南部の幹線道路を1万5
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恥じる理由は何もない?
W杯まで20日だった23日、元代表選手で現地実行委員会(COL)メンバーのロナウドが、官僚主義や多くの混乱を批判し、「W杯準備の遅れを恥ずかしく思う」と発言した▼15日付2面でも触れたが、5月始めの
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樹海
意図せずして、自分の発言や振る舞いが人を傷つけたり、気分を損ねていることがある。謝り、反省すればいいのだが、それが出来なければ心に小さな棘が立つ。時間とともにそれは抜けてしまうものだが、そうでないデ
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組合過激派の危険な兆候
選挙の年でW杯直前である今を〃ゴネ時〃とみた組合の一部過激派が造反を始め、管理が利かなくなりつつある。とても危険な兆候だ。例えば20、21日にサンパウロ市市民を大混乱に陥れたバス運転手と車掌のストは
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当地のブラジャー事情
当地の女性用下着は大胆な色使いやレース使いが美しく、女心をくすぐられるが、機能性に欠けるのが玉に瑕だ。特にブラジャーは「使えたものではない」が正直な感想。当地の化粧品市場は一昨年に日本を抜いて世界第
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リンチ被害者の約8%が無実
「この60年間で100万人近くのブラジル人が私刑(リンチ)やその試みに参加した」とUSPの社会学者ジョゼ・デ・ソウザ・マルチンス教授は11日付エスタード紙で警告した。英国ケンブリッジ大学でも教えた高
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異常気象と人々の冷酷さ
18日午後、モオッカの病院に入院中の知人を見舞いに行く途中、突然の雹に襲われた。バスの中は屋根を打つ雹の音でラジオも聞けず、窓から覗けば路面は真っ白、扉が開いた時に見えた濁流も氷の粒で覆われて白い川
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樹海
様々な移民の生き様を見聞きしてきた。大成功した人や独特の人生観を身につけた人、波乱万丈、凡庸な生き方を送った人―。それぞれに面白いし、勉強になる。そのなかでも、特に移住の意義を感じさせられるのは、地
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「W杯で抗議行動は再燃」と不気味な予言をする社会学者
「W杯で抗議行動は必ず再燃する。昨年6月同様、世界の目がブラジルに向けられたその時を狙って民衆は街頭に出る」。先日放送されたTVクルトゥーラの講演番組でデメトリオ・マギノリUSP教授はそう断言した。
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〃反核の大使〃ゴジラ
日本の特撮映画のヒーロー「ゴジラ」の生誕60周年を記念し、リベルダーデ区ガルボン・ブエノ街にブラジル人アーティストらがゴジラの巨大壁画を描いた。その立派な壁画は、世界的ヒットとなった同作品がいかに当