ニッケイ新聞 2013年10月25日 静岡文芸大シンポ(24日付け7面)を取材しながら、浜松では〃地殻変動〃が起きていることが実感された。Jリーグの清水エスパルスやジュビロ磐田が二部降格の瀬戸際にいることからも、同県を地盤とする企業の不振が伺われる。同県きっての産業都市浜松は、工場の他地域や海外移転で弱体化しているとの話を聞い ...
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ニッケイ新聞 2013年10月24日 県連主催の『ふるさと巡り』に随行した。2008年の第30回で、みなさんの元気ぶりにあてられ、長らく遠慮していた。節目の40回、それもドミニカというので2回目の参加をさせてもらったのだが、やはり参加者らの食欲、体力、好奇心にシャッポを脱いだことは言うまでもない▼ドミニカ移住といえば、帰国者を ...
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ニッケイ新聞 2013年10月23日 抗議としての破壊活動をする、黒ずくめの若者の覆面集団「ブラック・ブロック」(BB)の姿を6月以来、テレビでよく見るようになった▼BBは90年代に欧米で生まれたアナーキスト(反権力主義者)や反資本主義者の抗議行動だ。アナーキストの旗が黒だから黒ずくめの格好をし、資本主義の代表たる自動車産業、 ...
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ニッケイ新聞 2013年10月22日 物々しく軍隊が警備する中、岩塩層下油田初の採掘権入札が21日に行われた。ジウマ政権がインフレ抑制のために、ペトロブラス(PB)に犠牲を強いていることも、入札を強行した背景にはあるようだ▼ブラジル内で産出される原油は質に問題があって輸出に回され、国内で消費される燃料の多くは輸入されている。輸 ...
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ニッケイ新聞 2013年10月19日 米財政の危うさは今に始まったことではないが、もうちょっとで国債がデフォルト(債務不履行)しそうな事態に追い込まれていた。あの世界の警察を以て任じるアメリカも借金大国であり、財政は決して楽ではない。先の17日は、連邦債務が16・7兆ドル(約1640兆円)の法定上限に達しており、上下院の承認を ...
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ニッケイ新聞 2013年10月18日 一時帰国し、故郷静岡の空気を吸ってきた。仰ぎ見る霊峰富士、通り過ぎる東海道線の電車、踏切の音。すべてが懐かしくて、どこか新鮮だ。夜道が怖くない。水道の水が飲め、しかも美味しい。生卵をご飯にかける前に「古くなっていないか」と心配することもない。生活環境のすべてが快適な状態に整えられていると、 ...
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ニッケイ新聞 2013年10月17日 日本は10月だというのに真夏日が続き、台風に見舞われている。サンパウロでは朝晩寒かったが、ようやく暖かくなってきた。イベントも盛んになり、本紙編集部の記者も週末は大忙しだ。各地での取材で拾った印象深い10月の言葉から▼「若者が自分から歌詞の意味を知ろうと勉強会を開いている」。琉球民謡保存会 ...
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ニッケイ新聞 2013年10月16日 ブラジルでは半数を超える世帯が収入以上のお金を使っている—。ニールセンという調査会社によると、11年の52%よりわずかに減ったが、12年も51%の世帯が収入以上のお金を使って生活しているという。日本人なら「ない袖は振れぬ」と言いそうだが、この現象の背後には、一度覚えた贅沢の味は忘れられない ...
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ニッケイ新聞 2013年10月15日 「天皇は中国やフィリピンに行って謝るべきだ」—。こんな発言が壇上から飛んだ。日教組か極左グループの集まりなら分かるが、これが13日に宮城県人会であった「コチア青年・古希、喜寿、傘寿祝賀会」の席なのだから驚いた。個々人それぞれの考え方があってしかるべきだろう。しかし、それにふさわしい場という ...
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ニッケイ新聞 2013年10月12日 2020年の東京五輪開幕式が7月24日となり、8月9日までの16日間の競技と決まったらしいが、これでは暑すぎてマラソンや陸上などの好記録は期待できないの批判が多い。日本では7月下旬から8月上旬は、最も暑い季節であり、今年の8月上旬も35度に達する日が続き、あまりの猛暑に都民らは悲鳴を上げた ...
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