ニッケイ新聞 2013年9月21日 日本からサンパウロを訪れた人たちは、大きなビルや商店街のシャッターの落書きを見て驚く。そして「どうしてこんな事が?」と語り「汚い」と一刀両断である。いや、これはリオでも同じであり、大雑把に言えばブラジルの都市ではどこでも見られる醜悪な風景である。何時頃から始まったのかは、はっきりしないが、3 ...
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ニッケイ新聞 2013年9月24日 先週末ベレンであった「日本週間」。取材とアマゾン80周年記念誌の販売・広報をかねて久方ぶりの訪問。汎アマゾニア日伯協会の会館が会場だったのだが「ここではもう無理」と嬉しい悲鳴が上がるほどの来場者を迎えた。開会式ではささやかながら、刊行記念スピーチ、会場に購入の呼びかけまでしてもらった。ご協力 ...
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ニッケイ新聞 2013年9月3日 国内面の記事にする事は少ないが、日曜日のエスタード紙のオポルチュニダーデス(機会)やエンプレーゴス(雇用)などの記事に興味をひかれる事がある。1日付前者には「起業家となるのに適した年齢があるのか」という記事や60を過ぎて起業した人の話、後者には「若くして経営者となる人々」という記事や対人関係を ...
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ニッケイ新聞 2013年9月25日 23日付エスタード紙の北東伯に関する特集に、「基幹構造(インフラ)の不備は懸念材料であると共にチャンス」と書かれていた。この記事を読んだ時、住民が裸足で生活する島に渡った製靴会社の販売員達が、「誰も靴を持っていないから皆が買ってくれるはず」「ここでは靴は売れません」という正反対の報告書を送っ ...
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ニッケイ新聞 2013年9月4日 大陸規模国家ブラジルには数え切れない無医村が散在する。月給3万レでも誰も働きに行きたがらない僻地だ。金持ち子弟が大半の有名大学医学部卒にとって、農村で貧民の相手をするのは肌に合わないらしい。〃赤ひげ先生〃は少ない▼マイス・メジコス政策(以下MM)で外国人医師を無医村に派遣するのを、そんなブラジ ...
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ニッケイ新聞 2013年9月26日 一昨日の小欄同様、またもやアマゾンの話。しかし舞台はサンパウロである。ADESCの皆さんが、トメアスーの婦人部と開いた交流昼食会にお邪魔した。腕自慢たちの持ち寄り料理を堪能しながら、さまざまな縁を感じた1時間となった▼交流のきっかけは、09年の県連「日本祭り」にさかのぼる。ADESCとCAM ...
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ニッケイ新聞 2013年9月5日 新しいタイプの日伯の懸け橋—と言ってもいいのではないか。本日付7面で紹介しているシンガーソングライター今村つばささんである。2009年から日本祭りに参加、コロニアのイベントなどでその歌声を耳にした読者の方もいるだろう。中平マリ子さんや井上祐見さんなど、毎年来伯する歌手はいるが、つばささんの場合 ...
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ニッケイ新聞 2013年9月27日 26日朝のNHKで、東日本大震災後に被災者達を受け入れた福島県会津若松市の事を報じた。会津若松は震災による被害がさほど大きくなかったため、被災地に行って支援する事も考えていたが、福島第一原発の事故の故に現地入りを避け、被災者を受け入れて支援する事にした自治体の一つだ▼予想以上に集まった支援物 ...
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ニッケイ新聞 2013年9月6日 8月28日はブラジル柔道史に残る一日になった。リオの世界選手権でラファエラ・シウヴァ選手(21)がブラジル女性柔道家初の金メダルを獲得したからだ。57キロ以下級の決勝戦で米国のマルチ・マロイ選手から見事一本をとった。1日のエスタード紙特集頁の「世界王者が打ち勝った本当の敵は、貧困と自らの反抗的 ...
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ニッケイ新聞 2013年9月28日 時速500キロで走るリニア新幹線敷設の工事が来年から始まるのに日本の鉄道の安全神話はすっかり崩れてしまったのは、なんとも情けない。東京と名古屋を約40分で結ぶリニア列車が走るルートの86%は地下40メートルやトンネルが占めるそうだが、なによりも驚くのは時速500キロの速さであり、今の東海道新 ...
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