ニッケイ新聞 2013年7月25日 成功裏に終わった日本祭り。多くの県人会の役員から聞くのは「若い人が参加し盛り上がった」という声だ。その表情は笑顔であり、地方文協で聞く「年寄りばかりだから…」というため息まじりの表情とは対照的だ。子供は社会の未来というとおり、その行く先を案じてのことだろう。「コロニアに若者を呼び戻したい」と ...
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コラム 樹海
ニッケイ新聞 2013年7月3日 世界最多信者数を誇るカトリック大国ブラジルが、法王の来る直前にプロテスト(抗議行動)の国に変貌した——。この10数年間に起きた国民変化(中産階級や新教徒増加)の総決算のような現象が今回のマニフェストだ▼経済拡大期を利用して労働者党は、ボウサ・ファミリアなどにより貧困層の扱いを手厚くしてきた。「 ...
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ニッケイ新聞 2013年7月26日 「生まれて初めてあんな光景を見ました。みんながね、泣きながら盆踊りを踊るんですよ。やっぱり相馬盆唄だって」。県連被災地招聘事業の講演会の中でも、天野和彦さん(福島)の次の話はとても印象的だった。原発事故により「浜通り」と呼ばれる海岸地帯住民は、福島市内の巨大な施設に移転させられ、2500人以 ...
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ニッケイ新聞 2013年6月20日 アマゾン日本人入植80周年記念誌『アマゾン』の刊行記念会が先週末にあった。その模様は記事で詳報したい。来場頂いた多くの方々に、この場を借りてお礼申し上げたい。遠くベレンからアマゾン商業界の雄、山田フェルナンド氏も出席してくれたことに加え、嬉しいことがいくつかあった▼来場した二世女性が話しかけ ...
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ニッケイ新聞 2013年6月21日 「目覚めよ、ブラジル!」との紙を掲げて行進する数万人の若者の大半は、すでに〃目覚めた〃中上流の子弟が多いように見える。何に目覚めたかといえば、政治家の汚職、治安の改善、初等教育の充実、国民の数割を占める文盲者の根絶、無料保険制度SUSの充実、道路・港湾・空港整備などの最優先課題が、左派政権に ...
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ニッケイ新聞 2013年6月22日 近頃、TVを観ると「ひったくり」や強盗事件を報じるニュースがやたらと目に付く。しかも、女性のショルダーバック強奪も、さながら暴力映画の再現のようであり、とてものほどに防ぎようがない。かよわい女性を殴る蹴るの乱暴も平気の平左だし、今のサンパウロやリオは、平和で穏やかな暮らしとは縁を切り「悪の街 ...
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ニッケイ新聞 2013年6月1日 近頃、「クールジャパン」というのが,新聞やマスコミによく登場する。当方のような熟年に達した語学音痴には、どんな意味合いなのかさっぱりわからない。そこで覚えたてのパソコンに問い掛けるのだが、こちらは物凄くカタカナ語が多く、今更ながら横文字の氾濫に悲鳴を上げている。この「クール」は、洗練された、感 ...
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ニッケイ新聞 2013年6月25日 20日夜、1992年のコーロル大統領弾劾請求に加わった学生運動〃カーラス・ピンターダス〃参加者が、今回の抗議行動にも賛同・参加とのニュースを見た。20日の抗議行動には全国100近い市で125万人が参加しており、21日には6〜70代の男性達が「(軍政反対の)1968年の青年達が2013年の青年 ...
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ニッケイ新聞 2013年6月4日 2日のサンパウロ市でのゲイパレードは、雨や寒さ故か昨年の27万人を18・5%下回る22万人の参加だった。同性愛者差別発言をしたマルコ・フェリシアノ下院人権委員会委員長への抗議文などを掲げて行進する人々の姿などを見るにつけ、昔は同性愛という言葉にさえ嫌悪感を持つ人が多く、同性愛者である事を告白し ...
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ニッケイ新聞 2013年6月26日 デモ隊と大統領とのやり取りの、あまりの素早さに「次はそう来たか?」と驚きの連続だ。まるでセレソンのパスのように、あれよあれよという間に〃ゲーム〃が進んでいく。15日にコンフェデ杯が開幕してデモが激化し、21日夜に大統領がテレビ演説し、24日には全伯主要州知事と州都市長を呼んで提案をした▼その ...
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