ニッケイ新聞 2013年6月5日 朝日新聞の平山亜理前特派員は、勝ち負け抗争に焦点をあてた連載『祖国をたどって』(全5回)を5月21日から発表した。駐在員子弟としてリオで生まれた彼女が、当地赴任の際に在京領事館にビザ申請に行ったら「(ブラジル籍を持っているなら)旅券をとれ」と言われたとの興味深い書き出しで始まる▼朝日新聞といえ ...
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ニッケイ新聞 2013年6月27日 ブラジルが〃抗議行動のフェスタ・ジュニーナ(6月祭り)〃で揺れる中、22、23日に全国6都市で開催中のコンフェデレーションズ杯グループ予選が終わった。26日はブラジル対ウルグアイ、27日はイタリア対スペインの準決勝になっているが、23日のウルグアイ対タヒチ戦は色々な意味で印象に残った▼ポリネ ...
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ニッケイ新聞 2013年6月6日 最近は大分慣れたというか、諦めた部分もあるのだが、ブラジル人と喧嘩をすることが少なくなった。かつては修行不足の我が身をさておき、様々な場面でのいい加減な対応などに腹を立て、よく口論などになっていた。その際「お前みたいな日本人は見たことない」「日本人の印象が変わった」と捨てゼリフを吐かれ、鼻白ん ...
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ニッケイ新聞 2013年6月28日 ジウマ大統領が学生運動家だった60年代後半、治安警察(DOPS)に逮捕された時に撮影された調書の写真は有名だ。デモ隊の中には、その写真の横に「我々の戦いはまだ終わっていない。コンパニェイラ(同志)よ、共に!」と書かれた紙を掲げた若者の姿が新聞に掲載された。分厚いレンズの眼鏡をかけた若き日のジ ...
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ニッケイ新聞 2013年6月7日 フォーリャ紙2日付けは現存する最古の外国語新聞、イタリア語「ファンフーラ」紙が今年120周年を迎えたのを機に、国内の移民コミュニティ新聞の特集を報じた。ファンフーラ紙は1966年には週刊、2011年からは隔週刊に減じ、《活力ある外国語新聞の代表はすでにイタリア語でなくなり、現在では中国語、韓国 ...
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ニッケイ新聞 2013年6月29日 教育と医療改善、減税やW杯への過剰? 投資の是正を求める国民デモが125万人規模にも膨れ上がり政府も困惑しきっている。大統領は訪日を中止、全国の知事を招集して対策を協議するなど対策を捻り出そうと一所懸命ながら、国民の怒りは治まりそうもなく、政治的な混乱は暫く続きそうな気配が濃い。近隣諸国もこ ...
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ニッケイ新聞 2013年6月8日 南アフリカのアパルトヘイトやコンゴの内戦と、あの広大なアフリカは弱者として捉えられることが多い。現在も貧困とエイズなどの問題があり、南スーダンには自衛隊が派遣されインフラ整備に汗を流している。だが、サハラ以南の国々も長い眠りからやっと目覚め明るい未来に向け経済活動も躍動している▼先ごろ、東京で ...
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ニッケイ新聞 2013年6月11日 農園への不法侵入で訴えられ、5月30日の強制立ち退きでは警察との抗争で死傷者も出した南麻州の先住民テレナ族が6日、ブラジリアで法務大臣や大統領府総務室長らと3時間半会談した。先住民側は先祖伝来の土地に白人達が入って来て自分達を追い出したと考え、農園主側は保護区指定を受けた農園をただで明け渡さ ...
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ニッケイ新聞 2013年6月12日 百周年までの邦字紙は日本語で記事を出せばいい、二世の方が日本語を学ぶべきだという感じだった。ところが現実には、いくら想いを込めて記事を書いても日本語で書いてある限りは伝わらない。二、三世に「なぜそんなことも知らないんだ」と怒っても仕様がない。彼らに知って欲しい移民史はポ語にすべきなのだと痛感 ...
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ニッケイ新聞 2013年6月13日 小紙は日本のいくつかの地方紙と提携している。かつては紙面を送ってもらうことでニュース提供を受けてきた。ネットが普及した今、経費削減で送付を打ち切られ、現在「沖縄タイムス」のみが届く。サイトでは分からない広告やコラム、レイアウトなどを眺めるのが日課。ときおりコラムのネタにも使わせてもらうことも ...
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