ニッケイ新聞 2013年5月22日 米国のAP通信ブラジル支局が配信した「ブラジルの国産車は致命的(欠陥がある)」との記事が、当地で大反響を呼んでいる。19日夜放送された、クルツーラ局の外国新聞社特派員の討論番組に同記事を書いたAP記者が出演し、興味深いやり取りをした▼APの白人男性記者は「鋼材の品質、溶接の技術、エアーバック ...
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ニッケイ新聞 2013年5月21日 17日夜、文協ビルで開かれた「日本の美」の開会式で、18日付7面掲載の韓国人映画監督のチョー・キョンドク氏に会う機会を得た。日本に住んだ事があり日本語を解する同氏は、「韓国人コミュニティには文協ビルのようなコミュニティ独自の施設がないから、日系社会がこのような立派な施設を持ち、伝統文化を連綿 ...
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ニッケイ新聞 2013年5月18日 もう古い話だけれども、子どもの頃にイナゴを煮たのをよく食べさせられた。あまり美味いものではなかったが、田舎の村では、どうも昔から伝わる食習慣らしく、仲間の悪たれ小僧らも田圃や灌漑用の堀で蛙を捕まえ火で焼いたのが「うまいんだ」と自慢していた。岐阜の山奥では「蜂の子」が好まれ、食べ物の王様とされ ...
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ニッケイ新聞 2013年5月17日 若宮丸漂流民4人がロシア軍艦に乗ってブラジル初上陸した1803年から210周年。日本人初の世界周航のみならず、北は北極圏、南は南米最南端ホーン岬から南極近くまで嵐で流され〃両極通過〃まで体験した。時はまだ江戸時代、現代風に言えば「UFOに乗って太陽系の外を見てきた」ほどの奇異な経験で、帰国後 ...
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ニッケイ新聞 2013年5月16日 シーズン間近のカンポス・ド・ジョルドンを訪れた。プラタナスの落ち葉舞う街路で、白い吐息にブラジルの冬の訪れを感じるやいなや、サンパウロの連日の暑さ。いつになっても季節感をつかめない。MHKの影響もあり感覚的にはどうも春。今月の紙面に今後を期待させるものが多かったからか▼日本の経産省が中小企業 ...
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ニッケイ新聞 2013年5月15日 二世友人宅に最近、クレジットカード(以下Cカード)会社から電話が頻繁に来る。友人の妹AがCカード支払いを滞らせ、電話代すら払えず電話を切られたので、連絡先の友人に問い合わせが来るのだ。某大手衣料販売店網からも、Aが使った同店分割払いカードの支払が遅れているとの督促が友人に入るようになった▼A ...
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ニッケイ新聞 2013年5月14日 最近の地下鉄やバスの中では携帯電話の画面上で指を滑らせたり、必死に何か打ち込んだりしている姿をよく見かける。1人で複数の携帯電話を持つ人も増え、イヤホンをはめて街中を歩く人も頻繁に目にする。イヤホンに関しては、携帯電話以外にも、ラジオやMP3、MP4を使っている例もある▼着伯直後、生後8カ月 ...
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ニッケイ新聞 2013年5月11日 政界というところは、何とも奇妙なことが起こる。多数決は民主主義の根本的な原則であり、これは小学生の一年生でもちゃんと知っているし、腕白小僧の独断専行をも許さない。だが—である。数が多ければ、全てが正しいとは限らない。先の参院本会議が賛成多数で決めた「川口環境委員長解任」は、そんな悪しき見本の ...
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ニッケイ新聞 2013年5月10日 「中国人が激増し、大きな影響力を持ってきました」。お隣アルゼンチンの邦字紙「らぷらた報知」の崎山朝一さんとメールをやり取りする中で、そんな言葉が飛び出した。亜国人口は4千万人余だが、移民局の推計では約12万人の中国人がいる。05年には6万余だったから、わずか8年で2倍になった▼亜国中国系の多 ...
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ニッケイ新聞 2013年5月9日 文協木多体制は3期目に突入した。選挙への関心も低く「どうぞ勝手にやってチョーダイ」と思っている向きも多いのではないだろうか。同じく単一シャッパで続投を決めた原田清評議員会長に手を引き上げられる形で勝利のこぶしを掲げる無表情の木多会長の姿は、2年前同様マリオネットのようだった▼代わり映えのしない ...
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