ニッケイ新聞 2013年4月23日 近所に住む日本人が、自己啓発に関する書籍を紹介する弊紙記事を読んだ後に、「ブラジル人は自己啓発をしない」「最近の人は思いやりがない」とのたもうた。加えて大豆などの穀物の収穫が増えても、輸送システムが整備されていないから輸出業務が滞り、取引停止問題なども起きるのだとも▼確かに中国からは大豆の買 ...
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ニッケイ新聞 2013年4月20日 あの圧力鍋爆弾で大騒ぎになったボストンには「心臓破りの丘」という難所があり、多くのマラソンの選手らが悲鳴を上げる。そんな急坂を苦にもせず走り抜けた山田敬蔵選手が優勝し、田舎の寒村も大喜びしたものである。筆者はまだ子どもの頃だが、あれは昭和28年のことであり、日本のスポーツ選手が外国人を破ると ...
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ニッケイ新聞 2013年4月19日 「パステル」の起源として前回、中国系移民から広がったという説を紹介したが、ミナス州イタジュバ在住の河合五十一さん(101、愛知)から先日来た手紙を読んでいたら「1941年に移転、パステス作りをしたら大当たりで、縄跳びなどしてみせたので町一番の人気者になりました」とあった。河合さんは08年4月 ...
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ニッケイ新聞 2013年4月18日 本紙の研修記者が一時帰国し、2008年のブラジル日本移民百周年時に研修していた元記者らや特派員と東京で酒席を共にした。取材時の思い出話やコロニアの現況などを肴に大いに盛り上がったとの報告を受け、嬉しく思ったと同時に5年も経ったのかと少々感慨深いものを感じた▼集まった3人全員が結婚した。子供が ...
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ニッケイ新聞 2013年4月17日 身近な割に起源がよく分からない食べ物に、パステルがある。まるで空気を食べているような独特の食感は〃フェイラの味〃として広く愛されているが、あれは東洋系移民が持ち込んだものらしい▼『百年史』第3巻548頁には、戦前は「パルテル屋=中国系というエスニック・イメージで捉えられていた」とある。中国系 ...
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ニッケイ新聞 2013年4月16日 双子の岩山ポン・デ・アスーカルやコパカバーナ海岸などの自然と、コルコバードのキリスト像などの建造物が一体化した景観の美しさで12年に世界文化遺産に指定されたリオ市。だが、W杯や五輪でも注目されるそのリオが世界で最も汚い観光地ワースト10に入り、汚名返上のためにゴミを捨てた人に157〜980レ ...
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ニッケイ新聞 2013年4月13日 日本の憲法はGHQの「押し付け論」に始まり、あの前文は「日本語ではない」と昔から批判が多い。第9条の戦争放棄は、諸悪の元凶と決め付ける厳しい論客もいる。こうした改憲論は宰相吉田茂氏の講和条約締結の頃からあり、岸信介首相も改憲論者だし、自由民主党の綱領にも「憲法改正」の条項が盛り込まれている。 ...
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ニッケイ新聞 2013年4月12日 県連故郷巡りの一部がSC州都フロリアノーポリスへミニバスを借りて出かける追加ツアーに加わった時、サントアントニオ・デ・リスボアという鄙びた海岸に寄った。ブラジル人ガイドの「ここには島最古の石畳がある。18世紀中頃、島で最初に文明化された場所の一つ」との言葉を聞き、ピンとくるものがあった▼ここ ...
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ニッケイ新聞 2013年4月11日 来聖することになったリオの知人がニッケイパラセホテルに予約のため電話。乳児もいるためベビーベッドを用意して欲しいと頼んだ。すると「壊れていますので…」という。宿泊は2週間先。直すか新たに購入できないのか聞いても「無理です」の一点張り。「4つ星ホテルの対応じゃないね」と怒り心頭の様子だった▼そ ...
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ニッケイ新聞 2013年4月10日 サッチャー元英国首相の死去が大々的に報道されている。亜国からすれば1982年のマルビナス(英国名=フォークランド)戦争時の憎き相手だ。ブラジルも同戦争に密かに関係していたと昨年明らかにされた▼米国の支援を受けた英国と戦うという冷戦の構図から、ソ連・キューバが亜国支援に裏で乗り出していた。本紙 ...
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