ニッケイ新聞 2013年3月23日 先の10日に英領フォークランド(スペイン語ではマルビナス)で住民約3千人が、島嶼の帰属をめぐり住民投票を行った。結果は言うまでもなく98%が「イギリス」と答え、遠く離れた英国本土も大喜び? し、アルゼンチンは憮然とした面持ちらしい。あの島嶼は昔から独仏やスペイン、アメリカなどが絡み戦争もいっ ...
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コラム 樹海
ニッケイ新聞 2013年3月22日 先々週、グローボ局ニュースでベネズエラ首都カラカス入りした特派員が、驚いた様子で「ここではガソリンの値段が水の8分の1だが、スーパーの棚には基礎的な食料品すら不足」と伝えていた。チャベス派支持のタクシー運転手が「ガソリンの値段を上げることは、アンチポプラル(反国民的)だ」とのコメントを発した ...
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ニッケイ新聞 2013年3月21日 今回盛り上がりに欠けると見られた文協選挙が面白い。辞めるはずだった木多会長の1億円が入ることが分かるやいなや再出馬を決める無節操さには呆れたが、またぞろーである。体制側(GAS)が配布している評議員立候補者推薦リストの50人を見ていて疑問を持ち受話器を手に取った▼「え? そんなの知らないよ」 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月20日 「文協を通して日系社会全体に」。そう日本の篤志家は日下野良武さんに伝えたという。世界一周する豪華客船「飛鳥」で日下野さんは4回もブラジルに関する講演を行い、その全てをその篤志家は聞き、日系社会に感銘を受けたと聞く。それを、あたかも現在の文協の活動や事業に感銘を受けたから大型寄付を決めたように ...
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ニッケイ新聞 2013年3月19日 新ローマ法王の就任式は今日だが、前法王の辞意表明後、反応の大きさに戸惑っていたコラム子が新法王に親近感を抱いたのは、〃フランシスコ(1世)〃という法王名と、「仲間達は新法王を探して地の果てまで行った」と話し、選出後も他の枢機卿らと同じバスに乗ったなどの逸話が原因だ▼法王名をとったアッシジの聖 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月16日 東日本大震災から2年を迎え去る11日に東京の国立劇場で犠牲者らの慰霊を行う追悼式が開かれた。式典には両陛下を始め首相や政財界の首脳らが参列し、あの歴史的な惨劇を胸に描きながら哀しみを新たにし、1万8550人に上る死者と行方不明者の冥福を祈り、一日も早い復興を目指すことを誓った。岩手、宮城両県 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月15日 イエズス会士から初めて法王が出た意味は深い。同会は1538年に設立され、新しい信者の獲得、勢いある新教拡大に対するカトリックの「防波堤」を目指した。同会士は大航海時代のポルトガル船等に乗って南米、アジアなどの遠隔地に赴き、教団復興の立役者となり、「法王の精鋭部隊」とすら言われた▼設立の11年 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月14日 よかれと思う記事を掲載しても何の反応もないとき、まるで暗闇に石を投げているような気分になるときがある。だからこそ、ときおり舞い込んでくる読者からの投書は興味深く読ませてもらうし、励まされることも多い▼「日本ごきょういくをしていないゆえ、つたないじしかかけない上、今、みぎ手のへんけい、いたみに ...
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ニッケイ新聞 2013年3月13日 戦後移住60周年を記念し、海外日系人協会が主催する「ブラジル移住者里帰り訪日使節団」の一行が今月末に日本に向け出発、20人(付き添い除く)が半世紀ぶりに祖国の地を踏む。参加者はどんな思いで臨んでいるのかー。共催するサンパウロ新聞社が12日に行った説明会を覗いてみた。事前に電話取材もし、「説明 ...
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ニッケイ新聞 2013年3月12日 ブラジルへ来て3年目に、その頃住んでいた家の隣人の甥が流れ弾に当たって亡くなった。生後間もない長男を突然死で失った後だった我が家では、17歳まで育てた息子を亡くした両親はどんな気持ちだろうと話し合った▼犯罪や天災、交通事故が多いブラジルでは、子供や親といった身近な人を予期せぬ形で失う人も数多 ...
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