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樹海

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ニッケイ新聞 2012年8月21日付け  日本の政治家で「移民導入論」を最初に提唱したのは、故・梶山静六氏(自民党)であった。月刊誌に発表したものであり、確か1千万人を導入しないと、日本の産業や経済が衰退するの考え方であり、あの当時としては斬新的な論文であり、驚いたものである。勿論、戦後移住の再開に骨を折った吉田茂首相もいるし、 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月18日付け  あの昭和20年8月15日は暑い日だった。正午に昭和天皇の玉音放送があり、日本の隅々にまで嗚咽が満ち、苦しい戦いがやっと幕を下ろしたの思いが胸の底に渦巻きもした。敗戦への悔しさと平和の喜びがない混ぜになる複雑な心境のままに一日は早々と過ぎ去っていく。あの悲惨な戦争で陸海軍の兵士らが230万 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月17日付け  ロンドン五輪でブラジルは17個のメダルを獲得したが、日系は柔道男子のフェリッペ・キタダイ(銅)だけ。しかし拳闘界に44年ぶりのメダルをもたらしたYamaguchi選手(銅)と弟Esquiva(銀)の健闘も注目された。ヤマグチ・フロレンチノ選手は血筋の上では日系ではないのに、なぜこの名前な ...

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ニッケイ新聞 2012年8月16日付け  美談といってもいいだろう。「いい話だなあ」と久々に感じ入った記事だった。「コロニアに恩返しを」と見出しをつけた里帰り訪日団の記事だ(15日付け)。海外日系人協会とサンパウロ新聞の共催事業だが、出資者はかつての同紙研修記者。本事業に1千万円を出資する▼その篤志家とは、運送会社を経営する竹内 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月15日付け  竹島問題、北方領土問題への日本政府の対応を見ていて痛感するが、どうして「外交的なしたたかさ」がないのか。日露戦争の頃までの日本はしたたかに計算して外交手腕を発揮していた。「国民は自分のレベルにあった政治家しか選べない」との箴言からすれば、国民自体も変わる必要がある▼日本人高校生や大学生の ...

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ニッケイ新聞 2012年8月14日付け  竹島は島根県沖の小さな島であり、17世紀半ばから日本の領土であった。これが韓国領とされるのは、李承晩大統領が1952年に李ラインを敷き、そこに竹島が含まれており、韓国では「独島」と呼び現在も不法占拠が続いている。岩礁からなる島だし、東京の日比谷公園と同じほどの大きさだけれども、「一寸の領 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月11日付け  政治というものは机で立派なノートに書き連ねたようには粛々とは動かない。消費税の増税法案は、その典型であり、野田首相は政権の命運を懸けると力戦し、3党首合意まで漕ぎ着けたが、ここから先にはさっぱり進まない。自民が「解散」だけを叫び、10%増税に賛成しながら、今、採決となれば3党合意も破棄と ...

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ニッケイ新聞 2012年8月10日付け  ヴァルパ植民地の歴史は、他国移民ながら実に好奇心をそそられる。日本移民もプロミッソンのゴンザガ区に元隠れキリシタンの集落を作り、パラナ州にも信愛植民地ができた。オランブラも宗教団体が中心になった殖民事業だが、やはりカトリックだ。ヴァルパは新教である点が特徴だろう▼ラトビアは13世紀からリ ...

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ニッケイ新聞 2012年8月9日付け  床の間には置くのは刀ではなく三線。日々の生活に音楽があり「芸能の島」といわれる沖縄の血を強く感じたのが5日にあったブラジル琉球舞踊協会の創立20周年を祝う記念芸能祭だった。約800人が集まった沖縄県人会のホールの熱気に追いやられる形で2階席に移った▼なんと45演目、最後はカチャーシーで大団 ...

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ニッケイ新聞 2012年8月8日付け  パラグァイ在住の坂本邦雄さんの寄稿文は、背景となる南米史までを解説してくれるのでとても勉強になる。今週掲載される一文も秀逸だ。パラグァイがメルコスルから資格一時停止されたことを「三国戦争の再現か」と表現しているのを読んだときは、目からウロコの気持ちだった。同文詳細は9日付け6面で▼ルーゴ大 ...

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