ニッケイ新聞 2012年6月9日付け 「ひげの殿下」と親しまれた三笠宮寛仁さまが、食道がんの悪化で薨去された。弟の高円宮さまもだが、どうも三笠宮家の宮さま方は若くして昇天する。桂宮さまの病状も好転しなく、療養専一が続く。三笠宮崇仁殿下が96歳、百合子妃殿下は89歳と高齢ながら今もお元気なのに3人のお子さまたちはなぜか疾病に見舞 ...
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コラム 樹海
ニッケイ新聞 2012年6月7日付け サンパウロ移民博物館で開催される『移民祭り』は最もブラジルらしい?イベントと言ってもいいだろう。移民国家を形成してきた各国コロニアの団体が民族舞踊や食を紹介、場所自体が元移民収容所でもある。沖縄系グループが日系コロニアを代表する形で出場してきたのだが、どうやら今年は日系のステージがなく少々 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月6日付け 5年前の今ごろは、日本で交通事故死事件や殺人事件を犯して帰伯逃亡してきたブラジル人を、日本から裁判に訴える処罰(国外犯処罰)が日本側マスコミを中心に邦字紙でも盛んに取り上げられていた▼当時は在日外国人が最も多い時期であり、ブラジル人だけで31万人を越えていた。今思えば、大量の外国人に対する ...
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ニッケイ新聞 2012年6月5日付け 政治の動きが目まぐるしい。首相と小沢会談の決裂は大方の予測を裏切らないまでも、問責決議の2閣僚更迭の意味合いが濃い内閣の再改造にまで事が進み、消費増税がいよいよ本番を迎え、日本の行方を左右するようになった。この政策では首相と小沢元代表の意見はまったく噛み合うところがなく、鉄道の線路が終着駅 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月2日付け 日本の政界が騒がしくなってきた。消費税増税を巡り首相と小沢元代表の会談が物別れとなり、永田町には緊迫した空気が流れ、民主党分裂かの声すらも上がる。消費増税に政治生命を懸けると言明し続けた首相としても、このまま黙って引っ込めないし、なんとかこの難問を乗り越えたい。その方策が自民、公明との連携 ...
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ニッケイ新聞 2012年6月1日付け 「いまから麻酔をしますからね」という日本語が、クリニカス病院に入院して肺の一部を切除する手術が始まる直前に聞いた最後の言葉だった。偶然に麻酔医が日系女性で、しかも日語が達者だった。「こんなことは日系人が多いサンパウロ市以外ではまずありえないな」と感心しつつ意識を失った▼手術後、気がついた時 ...
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ニッケイ新聞 2012年5月31日付け 日本語に囲まれた環境で働きながらも「ブラジルを知らなくては…」と肩肘張っていたかつてが懐かしい。それでも踏み越えてはいけないと自分に課していた一線があった。NHKである▼読者の99%が見ており、読み手の感覚に近づくためにも見るべきだと長らく思っていた。放送開始から邦字紙の購読者を奪われ続 ...
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ニッケイ新聞 2012年5月30日付け サンパウロ市メトロのストに対し、州知事は「選挙の年ゆえの政治的な動き」と批判した。労働組合を支持母体にもつ連邦政府与党(PT)がサンパウロ州与党(PSDB)を貶めるためにやったと言いたい様だ▼蔵相は自動車IPI減税を発表した。これもルーラ元大統領のおひざ元たるサンベルナルド市の自動車労組 ...
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ニッケイ新聞 2012年5月29日付け 「遠山の金さん」の桜吹雪の見事さは、松方弘樹の時代物でよくご存知の通りだが、あれは髪を振り乱した女の生首だの証言もあるとかでどうもはっきりしない。遠山景元。通称は金四郎。遠山左衛門尉。天保の改革を進めた老中・水野忠邦の信任厚い南町奉行・鳥居耀蔵と対立した北町奉行であり、庶民派としての人情 ...
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ニッケイ新聞 2012年5月26日付け あの世界で1番背高のっぽの東京スカイツリーの人気は凄い。天皇陛下と皇后さまも見物なさったし、開業初日の展望台の入場券9千枚も完売。7月10日までの前売り券もほぼ満員と庶民の期待は膨らむばかりなのである。総工費650億円と—こちらもかなりの金額ながら、まあ,世界一の鉄塔なのだから工費などを ...
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