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樹海

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ニッケイ新聞 2012年5月25日付け  サンパウロ市の移民史料館で開催中の色紙短冊展の会場で藤田朝日子さん(88、愛媛)から興味深い話を聞いた。戦前、朝日新聞リオ特派員だった荒垣秀雄と、本紙の連載小説『民族の苦悩』の著者・酒井繁一(1901—84年、宮崎県)は学友なのだという。調べると二人とも早大卒で年齢も二つ違い。荒垣は戦後 ...

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ニッケイ新聞 2012年5月24日付け  取材相手が高齢であることが多い。加えて遠方を訪ねて—であれば、失礼ながら「最後の機会かも…」と持つペンにも力が入る。本来誰に対してもそうであるべきだが、まさに一期一会を感じる貴重な時間。尾山多門さん(享年92)の訃報に接し、2009年にパリンチンスのご自宅の玄関先で、クプアスーを頂きなが ...

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ニッケイ新聞 2012年5月23日付け  移住70周年(1978年)の主催「日伯新時代と国際交流シンポジウム」の基調報告で鈴木悌一氏は、1937年にイタリア移民が50年祭を祝ったときは、サンパウロ市内にイタリア魂を強調する愛国的な文化団体が17あったが78年には皆無になったと報告し、「ブラジルの大きな同化力の前に、日系人はひとた ...

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ニッケイ新聞 2012年5月22日付け  英国のエリザベス女王が即位60年を迎えられ祝賀の宴が開かれた。両陛下もご出席になり、慶びのご挨拶を申し上げ、トンガなどの王国からも多くの方々がロンドンに集まり祝意を表したのはなんとも喜ばしい。女王も決して若くはないが、英国の王室は長寿であり、ビクトリア女王の誇る在位63年の記録を破る公算 ...

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ニッケイ新聞 2012年5月19日付け  佐藤栄作首相の「(沖縄)祖国復帰が実現しない限り戦後は終わっていない」の発言が、多くの国民の共感を呼び、コロニアでも沖縄の人々から喜びの声が沸き上がった。あの昭和47年(1972年)5月15日の午前0時には、沖縄全島にサイレンや車の警笛が鳴り響き、祖国復帰に酔い痴れたものである。アメリカ ...

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ニッケイ新聞 2012年5月18日付け  日本から来たばかりの青年をアマゾンの団体幹部に引き合わせた。共通項は「日本人」のみ。年齢も違い話は当然かみ合わない。中座して5分後に戻ると親しい雰囲気で談笑中。実は青年が治療で通っていた整形外科のリハビリ担当が、幹部の親戚だった▼かつてブラジルに住んだ九州在住の友人が、広島の会合に出席し ...

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ニッケイ新聞 2012年5月17日付け  ファヴェーラを辞書で見ると「貧民窟」とあり、サントス港に着いたころには「危ないから近づくな」と注意されたものだが、今も貧しい人々が暮らしており、その意味では残念ながら昔とちっとも変わっていない。しかも、リオの麻薬戦争に見られるように犯罪の巣窟になっている。警察と対立する密売人が多いアレモ ...

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ニッケイ新聞 2012年5月16日付け  「金がないと人は集まらない。団体も同じ」。理想や主義はさておきコロニアを見ていると正論だなあと思う。しかし拝金主義を忌み嫌う精神性を持つ日本人はこうした本音を言わないのが常。発言の主は…ご存知—天野鉄人氏(本日付7面)▼「総領事が一平卒なら私は将校」「日本政府に数十億の金を出させる」「ブ ...

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ニッケイ新聞 2012年5月15日付け  天皇、皇后両陛下があす16日に英国へ旅立たれる。エリザベス女王の即位60周年を祝う式典にご臨席になるためだが、恐らく陛下の胸中にはプレジデント・ウイルソン号で横浜港を出航した学生時代の思い出が沸き起こっているに違いない。あれは昭和28年3月30日だったが、アメリカとカナダを経てのロンドン ...

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ニッケイ新聞 2012年5月12日付け  7月の県連主催「日本祭り」では様々なイベントが楽しめるが、やはり郷土料理コーナーが楽しい。食べるのはもちろんのこと、老若男女が汗をかきながら奮闘している姿は微笑ましい。元気な声を張り上げる青年会の面々を見るたび、県人会の将来に希望を繋ぎたくなる▼そろそろみなさん本腰を入れ始める時期。ほぼ ...

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