ホーム | コラム | 樹海 (ページ 174)

樹海

➡【無料朝刊サービス登録】緊急対応の無料PDF版へのリンクに加え、毎日の新しい記事の見出しだけを、本文ページへのリンクをつけてメールで無料配信しています。メールアドレスを書き込み、「申し込み」ボタンを押すだけです。メールチェックのついでに気になる記事をクリック!

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月25日付け  日本の人たちが新しい暮しをと東南アジアへと向かっているそうだ。老いも若きもが安楽な日々を求め、祖国・ニッポンを離れていくと云うのは、いささか物悲しい。子どもにしっかりとした英語教育をするために是非とも移住したいと生真面目に宣う「教育ママ」もいらっしゃるとかだから、これはもう驚愕するしかな ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月24日付け  大伴家持は「万葉集」に「夏痩せに(略)むなぎ取り召せ」と詠んでいるが、これほどに日本人は昔から鰻がとても好きなのである。あの頃は筒切りに塩を振り焼いたものだが、今の蒲焼は江戸時代になってからの料理らしく、あれは—けっこう難しく、裂き3年、串打ち8年、焼き一生と鰻屋の亭主も職人も苦労を重ね ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月21日付け  上坂冬子さんという作家がいた。保守派の論客であり、サンパウロでも講演したことがあるが、彼女は北方領土の返還に命がけで取組み、戸籍も国後島に移すほどの熱の入れようだった。東京の石原慎太郎都知事も、これに負けないような「日本の領土を守れ」であり、米ワシントンの講演で「東京が尖閣諸島を買取る」 ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年4月20日  あの圧力鍋爆弾で大騒ぎになったボストンには「心臓破りの丘」という難所があり、多くのマラソンの選手らが悲鳴を上げる。そんな急坂を苦にもせず走り抜けた山田敬蔵選手が優勝し、田舎の寒村も大喜びしたものである。筆者はまだ子どもの頃だが、あれは昭和28年のことであり、日本のスポーツ選手が外国人を破ると ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月19日付け  今月13日、ポア市営墓地。援護協会の菊地義治会長、森口イナシオ、酒井清一両元会長と幹部ら数人によってしめやかに葬儀が営まれた。送られたのは東京出身の宝田豊造さん、91歳。ご存知の読者もおられるだろう。個人として援協に最高額の寄付をした篤志家だ▼1988年に竣工した日伯友好病院には、14キ ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月18日付け  秋祭りで鶴我博文さんから聞いた「かつては自分達で作る、自分達のための祭りだったが、今では市民全体のものになった」との言葉が耳に残った。多くの地方日系イベントがその道を辿っている▼アチバイア花と苺祭り、アルジャー花祭り、ピエダーデ柿祭り、レジストロ灯ろう流し、ノロエステ盆踊り、マリリアのジ ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月14日付け  海自のイージス艦が3隻も出動し、沖縄の宮古島には誘導弾パトリオット(PAC3)を配備と大騒ぎだったが、北朝鮮が発射したミサイルは、韓国の海域上空で空中分解し、黄海に多数の破片が落下したそうだ。金正恩氏の第一書記などを祝福するための長距離弾道ミサイルは見事な失敗であり、日本を始めアメリカな ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月17日付け  俳誌「同素体」が廃刊になった。俳句や短歌、川柳などは苦手だけれども、こうした日本の伝統的な文学界も、後続移民が絶えてしまい作者などの老齢化が進んでいるの噂はよく話題になる。48年も続いた月刊の「同素体」が、発刊を止めざるをえないのも、俳句好きな人々や編集者が高齢化したのが理由だと、廃刊の ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月13日付け  昨年のギリシア、イタリアの債務危機がスペインに飛び火しそうな勢いだ。通常のユーロ圏では国債利回りは3%程度だが、スペインのは6%近くまで上がった。国債の利回りは信用が高い国ほど安く、信用がない国ほど国債価格が安くなり、高い利子をつけないと売れない。6%ではユーロ危機再本格化を疑う声は多く ...

続きを読む »

コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年4月12日付け  サンパウロ新聞の投稿欄(3月17、24日付け)に池崎博文と渡部和夫両氏への叙勲を批判する原稿が載った。この件に関し文協で会合があったと聞いた。特別にーというわけではなく理事会の場で「発表」があったという▼個人批判はコロニア新聞の特徴(特長ではない)だが、こうした反応は珍しい。引退を公言し ...

続きを読む »