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樹海

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ニッケイ新聞 2012年2月11日付け  去る4日に「雪」をテーマにし—「津軽の女性がもんぺ姿で毛布を三角に折ったような物を頭からすっぽりとかぶり吹雪の中を歩む」と綴ったが、あの防寒具の呼び方を思い出せなく、曖昧な言い回しで取り繕ってしまったけれども、やはり悪いことはいけない。先日、北海道で生まれ育った知人のY夫人から「あれは角 ...

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ニッケイ新聞 2012年2月10日付け  今年は辰年。新年会やあちらこちらで〃飛躍〃という声が聞かれる。「行って逃げたら、温泉浸かったおサルさん」。干支に限らず、新年の掛け声ぐらいは勇ましくあるべきだろう。ただ、実際にコロニア周辺であった助走準備を早くも振り返っておきたい▼サンパウロ市観光公社主催のリベルダーデツアーが始まった。 ...

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ニッケイ新聞 2012年2月9日付け  コロニア史に関する文献の多くは、残念なことに日本語だけだ。150周年のことを思えば、ポ語で詳しく移民史を論じたものがいろんな種類あった方が望ましい。ポ語翻訳版がもっと出版されれば、先人の苦労や先駆的な行いの数々が後世に知られるはずだ▼例えば『移民四十年史』(香山六郎編著)、『香山六郎回想録 ...

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ニッケイ新聞 2012年2月8日付け  最近のニュースを見ていると、この国はスゴイところだとしみじみ感じる。敵対文明から攻撃された訳でもないのに、リオの街中では20階建てのビルなど3棟が突然崩壊した。と思ったら、今度はサンパウロ市近郊のサンベルナルドでもビルの一部が崩れた▼特にリオの件では、爆風が吹き寄せる崩落現場の映像は9・1 ...

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ニッケイ新聞 2012年2月7日付け  早坂茂三氏という人がいた。もう故人だけれども、田中角栄元総理の秘書として23年間も仕え政界の「裏」に通じる貴重な方であり、田中に関する著書も多い。秘書になると、田中は「お辞儀をしてみろ」と命じ、早坂は、なんでだろうと思いながら軽く頭を下げた。すると「それは記者のやり方だ」と政治家はこうする ...

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ニッケイ新聞 2012年2月4日付け  雪があまり降らないところでは、さらさと降る雪片を櫻の花が散るような綺麗さに喩えることが多い。だが、日本海沿岸の豪雪の村や町では山のように積る白銀の世界に怯えすら抱く。越後塩沢の文人・鈴木牧之は「幾丈の雪を視れば何の楽しきことかある」と「北越雪譜」に書く。屋根の雪掻きや背丈を上回る雪との闘い ...

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ニッケイ新聞 2012年2月3日付け  著名な外国人移住地といえば花卉生産販売で有名なオランダ移民の「オランブラ」だが、パラナ州中部エントレ・リオスのドイツ系スアビオ人(Os Suabios)移住地のアグラリア農協も世界10大ホップ生産地だと1月23日付けエスタード紙が報道している▼1951年から52年に約500家族が土地を買っ ...

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ニッケイ新聞 2012年2月2日付け  日本のテレビコマーシャルで女優が「世の中、バカが多くて疲れません?」と視聴者に向けて語るものがあった。間もなく「バカ」が「おりこう」になった。というのも「失礼だ」と苦情があったからだという。自分のことを言われたと思ったのだろうか。自覚しているだけましだが、馬鹿の上塗り—と失笑した▼日本各地 ...

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ニッケイ新聞 2012年2月1日付け  現代はインターネット上でより多く、大きく扱われるかどうかが、そのテーマの重要性を示すといわれる。02年から現在までの約10年分の日系社会とブラジル関連の過去記事が無料(直近10日間は有料購読者のみ)で閲覧検索できる弊紙サイトは一定の役割を果たしていると自負する▼しかし、08年に日本の国会図 ...

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ニッケイ新聞 2012年1月31日付け  日本は狭く、鉄鉱や原油・天然ガスなどの資源もない。こうした工業資源を安く輸入し、精密で頑丈な製品に加工し世界の国々に売り捌き利益を得て暮らすという「輸出大国」が、国の基本だったし、経済界も命がけのセールス活動を繰り広げなんとか生きてきた。ところが、この「輸出大国」の看板が大地に叩きつけら ...

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