ニッケイ新聞 2012年1月13日付け 愛読者から「非常に参考になる欄」との声を聞く本紙「ニッケイ法律相談」の今週号で、「加害者は自分の身を守るためにウソをつくことが許されています。不利な証拠は隠しても罪にならないのです」との説明を読んで、目からウロコの心境だった。ウソをつくことは加害者の〃権利〃なのだ▼思い出されるのは、20 ...
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ニッケイ新聞 2012年1月12日付け 「リベルダーデは変わった」。シネ・ニテロイがあり、日系食堂やバーが軒を連ねていた。半世紀の趨勢を見てきたガ・ブエノ薬局を昨年末に閉めた二世の女性が本紙の取材に語っている(12月21日付け)▼ラジアルやメトロ建設の開発で立ち退きにも遭ったという。78年発行の月刊雑誌「セクロ」をめくっている ...
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ニッケイ新聞 2012年1月11日付け 今年10月には市議と市長を選ぶ地方統一選挙がある。前回のサンパウロ市議選には29人が乱立し、神谷牛太郎、羽藤ジョージ2氏が当選した。羽藤氏はその後サンパウロ州議に繰上げとなり、補欠だった野村アウレリオ氏もサンパウロ市議に繰上げ、日系市議数は百周年時の4人から2人に減った▼今回の選挙戦も厳 ...
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ニッケイ新聞 2012年1月10日付け 鯨の話を少し。今は米仏豪などの反捕鯨運動のため日本の食卓に上るのも少なくなったが、1960年頃まではクジラも豊富で若い学生らにも手の届く安さだった。とりわけ真っ赤に染めた表の皮の中に輝くような真っ白な鯨のベーコンは美味く、あれをフライパンに敷き鶏卵を二つも入れて焼けば、もう立派なご馳走だ ...
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ニッケイ新聞 2012年1月7日付け 今の日本は大グルメが世に満ち溢れ世界の国々の美味があり、仏のレストランの味を格付けする企業までが進出し東京などの番付を発表するなど眞に賑々しい。勿論、ブラジルのシュラスコもあるし、パリやイタリアの料理店もある。そして冷え込みの厳しい睦月ともなれば、鮨やには惚れ惚れとする真紅の赤身や大トロが ...
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ニッケイ新聞 2012年1月6日付け 昨年末に聖南西文化体育連盟(UCES)の会合を取材したおり、日本語教育の話になった。最盛期には地区内には22校も日語学校があったが、現在は12校と半減した。例えばサンミゲル・アルカンジョ日語学校にはかつて200人も生徒がいたが、今では20人だという▼人数が減るのは残念だが、教育の内容に関し ...
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ニッケイ新聞 2012年1月5日付け 雨が続いた年末年始だった。ずぶぬれでビールを飲み、パウリスタ大通りで新年を祝うブラジル人とはどうも血の成分から違う。当方、肌寒さに半日早い日本の正月を思いつつ大晦日を迎えた▼早速フェイラへ。何はともあれ目指すはブリである。幼少の頃から親戚回りで各家の照り焼きを食べ比べるのが何よりの楽しみ。 ...
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ニッケイ新聞 2012年1月4日付け さる経済専門家から「どんな経済活動も必ず代替方法を二つ、三つ確保しておくのが事業を安定化させるための鉄則です。日系人の多くは南銀時代の流れでサンタンデールだけに預金しているが、このご時世ですから、複数の銀行に置いておく方が万が一のためのリスク分散になります」との助言を受けた▼EUの金融危機 ...
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ニッケイ新聞 2012年1月3日付け 除夜の鐘の響きを耳にしながら百八煩悩を消滅しての新年は如何でしたか。遯生は都心暮しであり、寺の鐘には遠くTVの花火打ち上げを観てさすがはリオだなと感嘆しながらの年越しと新年を迎えた。サンパウロでも浄土宗の日伯寺には故宿屋忠八氏が鋳造した鐘があり、大晦日の12時前から撞き雑煮を振舞っているの ...
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ニッケイ新聞 2011年12月27日付け 今年もあと少しで終わる。この1年を振り返ると短いようでもあり長くもあった。ただ日本では東日本大震災と福島原発事故があり、人々は哀しみに沈み今も政府と県は復興を目指し全力を挙げている。岩手、宮城、福島の沿岸には津波が襲来し2万人もが死亡・不明となる歴史的な惨事だったが、それでも被災者らは ...
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