ニッケイ新聞 2011年7月19日付け 6月30日の北京〜上海高速鉄道の開通式は、温家宝首相が出席し大変な賑わいだったの記憶は新しい。新幹線の車輌も流線型であり、北京から上海までの1300キロを時速300キロで突進し5時間足らずで到着するという見事なばかりの計画だった。この構想には世界が驚き、中国もやっと一流国家になったと拍手 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月16日付け 早いもので「日本祭り」が、14回目になるそうだ。あれは網野弥太郎さんが音頭をとり始めたものであり、言わば「郷土食大会」の色彩が濃い。網野さんは、生まれ育った甲州の名物「ほうとう」を出品し、猛将・武田信玄が好んで食べたと喧伝し、鶏を煮込んだ汁に南瓜入りの手打ちうどんが人気となり、料理の仕方 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月15日付け 今日15日、「第14回フェステバル・ド・ジャポン」(日本祭り)が開幕する。年々ステージや展示などが充実してきているのは喜ばしい。しかし、元々の始まりだった郷土食がウリなのは今も変わらない。約10年前、州議会駐車場で34県人会だったが、今年過去最多の45県人会が出店する。今より会場が狭かっ ...
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ニッケイ新聞 2011年7月14日付け 先週サンタンデル銀行のある現金自動預け払い機で、他の銀行から引き出したお金を、そのまま振込み袋にいれて同行の自分の口座に入れた。ところが後日確認したら、金額が50レアル足りなかった。もちろん何の通知もない▼これはオカシイと窓口へ抗議に行ったら、日系行員は「あなたが振り込んだお札の中に、防 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月13日付け サッカーと政治が密接に結びついていることは当地の常識だ。先日ラジオを聞いていたら現在アルゼンチンで行われているコッパ・アメリカが開催されている6蹴球場のある都市の首長のうち、4カ所がクリスチーナ大統領の与党に属すという。ここで亜国が地元優勝すれば、国民は現体制への好感を強める▼もちろん1 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月12日付け 先にカダフィ大佐や11代将軍・徳川家斎の子女55人の話を書いた。そのなかにIMFの専務理事ストロスカーン氏のこともちょっと記したが、どうも—この醜聞はNY司法陣の判断の誤りが濃くなってきた。裁判所は前専務の自宅軟禁を解除し、600万ドルかの保釈金返済を決めたし、性的被害を告訴したギニア出 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月9日付け 日本の政治は三流だそうだが、今やドロ沼に嵌った。言うまでもなく、菅首相の退陣劇を巡る目茶苦茶さには、呆れ果てる。民主執行部も、手の施しようがなく、黙って見守るしかない。反首相の小沢氏や鳩山グループもてぐすね引いているのだが、これとても決め手には遠い。余りの醜態に自民党からは、不信任案を再提 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月8日付け 講演後に直接、保久原ジョルジさんに話を聞いて得るところが多かった。なぜ沖縄系二世が先頭切ってブラジル社会に果敢に入り込んでいったのか——という点は長年の疑問だった。新聞界であれば日系初の翁長英雄や山城ジョゼ、金城セルソなどだ▼その疑問をぶつけると、保久原さんは「金城とも話し合ったが、我々沖 ...
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ニッケイ新聞 2011年7月7日付け まずは訂正ー。先月30日付け小欄で初の日系大臣だった安田ファビオ氏の逝去について触れた。父良一氏の経歴について日伯毎日新聞連載をまとめた『顔』をそのまま引用し、通訳五人男の一人と書いたが大間違い。正しくは、加藤順之助、嶺昌、仁平崇、大野基尚、平野運平。いやはや、コロニア記者として汗顔の至り ...
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ニッケイ新聞 2011年7月6日付け 自らの責任においてレアル・プランを実行し、現在のブラジル隆盛の礎を作ったイタマル元大統領が2日死去した。思えば、17年前のちょうど7月1日に同プランは発表された▼クルザード・プランや夏季プランなどの数々の経済政策が導入され、総てが失敗に終わった80年代。サルネイ政権5年間のインフレ率はなん ...
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