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樹海

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アマゾンは熱帯雨林のままの方が生産的

法定アマゾンで収穫されたアサイーの実(Luiz Braga/Divulgacao)

 国立宇宙研究所(Inpe)が18日、2020年8月から2021年7月の法定アマゾンでの森林伐採面積は1万3235平方キロで、その前の1年間での1万851平方キロを21・97%上回ったと発表した。  ジョアキン・レイテ環境相はグラスゴーでの第26回国連気候変動枠組条約締結国会議(COP26)で2028年までの不法伐採撲滅を約束、 ...

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《記者コラム》第3極の本命に躍り出たモロ=汚職撲滅訴え穏健右派取り込み

「別人のように政治家らしくなった」  モロが10日にポデモス入党を正式発表し、来年選挙に立候補することを表明したことで、一気に大統領候補としての認知度が高まった。モロは入党式で「メンサロン、ペトトロン、ラッシャジーニャ、秘密予算はもうたくさんだ」と強調し、自分は「汚職撲滅を旗印にした右派候補」だと分かりやすく訴えた。

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PLへの「妥協入党」以外に道はない

PLのコスタ党首(Jose Cruz/Agencia Brasil)

 来年の大統領選まで1年を切った中で、ボルソナロ大統領の所属政党が18日現在、決定していない。22日に入党式を予定していた自由党(PL)が、式の無期延期を14日に発表。ボルソナロ氏本人は「調整」を主張するが、コラム子にとって、その調整は「限りなく不可能に近い」と思える。  なぜか。それは同党の州支部がボルソナロ氏に協力的とは思え ...

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《記者コラム》本紙12月廃刊に思うこと=40年間邦字紙支えたラウル社長

 本号2面において、高木ラウル社長が「12月18日号をもって廃刊する」と公表した。残念なことだが、あと1カ月で本紙は幕を閉じる。  ノロエステ連合日伯文化協会の元会長、白石一資さんにそれに関するコメントを求めると、「新聞がなくなると本当に困る。毎日読まないと、日系団体のことが分からなくなるし、日本語を忘れてしまう」と邦字紙の価値 ...

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国の将来を見据えた政策立案を

中央銀行(Marcello Casal Jr/Agencia Brasil)

 中銀が16日、通常は月曜日発表の経済動向予測調査「フォーラム」の結果を公表。それによると、市場関係者は年末の予測インフレ率を9・77%に引き上げた。  また、ガソリンなどの燃料費に電気代、食費などの高騰で広範囲消費者物価指数(IPCA)は12カ月間累積で10%超など、インフレ高進を肌で感じる機会は多い。インフレは低所得者ほど重 ...

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今年2つ加わったブラジル芸能史の悲劇

生前のマリリア(自身のインスタグラムより)

 11月5日、現在のブラジル内で絶大な人気を誇っていた女性シンガーソングライター、マリリア・メンドンサが飛行機の墜落により26歳で急死した。彼女の音楽ジャンルである「ブラジル版カントリー・ミュージック」であるセルタネージャは、国内での消費がほとんど。だがインスタグラムのフォロワー4千万人超、スポティファイの月間リスナー1千万人超 ...

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協力する事で全体が生きる

フランシスコ川流域からの電力が10~11月の電力供給を支えると報じる10月13日付ドン・トータル・サイトの記事の一部

 デジタル化が進み、記事を書く際も、基になる記事やデータをネットで検索する事が増えた。だが、読みながら線を引いたり、書き込んだりできる紙の資料はやはり貴重だ。  そんな紙の資料を整理しようとしていて、水危機、電力危機絡みで切り取っておいた記事の一つが目に止まった。  それは、中西部から南東部、南部が水不足で悩む中、かつては水不足 ...

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《記者コラム》なぜファーウェイが5G入札に不参加?=米中の顔色うかがい玉虫色解決か

 本紙1面6日付記事《5G入札で初日に71億レ=底値の3倍を超える成功に》(https://www.nikkeyshimbun.jp/2021/211106-13brasil.html)を読みながら、「なぜファーウェイ(Huawei)は入札に参加しなかったのか?」と首をかしげた。

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勢いを失っていたイタリア極右の象徴

ボルソナロ氏とサルヴィーニ氏(Twitter)

 10月末にG20参加のためにイタリアを来訪したボルソナロ大統領だったが、その間、「他の国の首脳に相手にされず孤立した」「護衛がマスコミに暴力を振るった」「環境会議COP26に参加せずに顰蹙を買った」など、その国際的評判は散々なものだった。  ボルソナロ氏が自分の存在を示したかったのはせいぜい、1日に同国ピストイアで行われた第2 ...

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普通すぎる「親子の笑顔」の奥にある悲劇

シエナ国際写真賞で最優秀賞に輝いた写真を紹介する10月27日付UOLサイトの記事の一部

 10月30日付のエスタード紙などに、シリアから逃れてトルコに移り住んだ親子の写真が掲載された。今年のシエナ国際写真賞で最優秀賞に輝いた、メフメト・アスラン氏の作品だ。  最初に目に飛び込んできたのは、高々と掲げられた息子と父親が交わし合う笑みの表情だ。温かい家族のふれあいの瞬間を切り取った普通の写真かと思いきや、よく見ると、父 ...

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