ニッケイ新聞 2010年12月23日付け 世相を表す漢字一字を公募で選ぶ「今年の漢字」は『暑』。日本列島各地で5万人が熱中症となるほどの猛暑が続き、野菜の値段も高騰した。一方、サンパウロの夏は、『雨』ということで決まりそうだが、今年のコロニアを一文字で振り返りたい▼『惜』―。32年の歴史があったJALの直行便。9月を最後に「運 ...
続きを読む »樹海
コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月22日付け 海外最大規模といわれる日本祭を開催してブラジル社会での存在感を強めている県連、日伯友好病院の成功を背景にして福祉センターという本部ビル建設を果たした援協に比べ、先日55周年を迎えた文協が〃御三家〃の中で最も新時代の特長を出し損ねている印象を受けるのは、コラム子だけだろうか▼執行部が二世 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月21日付け 近頃では佐渡のトキが絶滅し、話題になったが、これと同じ品種のものが中国にいるので譲ってもらい養殖に成功し、今は野や山に放鳥するまでになっている。こうした動物や鳥類が絶滅している例は多い。江戸の頃には「ヤマイヌ」と呼ばれた日本オオカミも明治38年(1905年)に捕獲された若いオスを最後に ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月18日付け お坊さんたちも、座る暇もないような忙しさから生まれたという師走は、庶民にとっても、やれ歳暮だ年の市だとせわしい日々が続く。8日はお釈迦さまが悟りを開いた「蝋八会」であり、仏教では最も大切な日としている。あの真珠湾攻撃もこの日なのは、偶然なのだろうが、日本人としてはやはり記憶に留めたい。 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月17日付け 先日発表されたエスタード紙の「プレミオ・パラダル2010」(味覚賞)の東洋料理部門第1位に、バロン・デ・イグアッペ街の居酒屋一茶の「たこ焼き」が選ばれたことに驚いた。審査員が20日間に47皿を9部門に分けて賞味した結果だ。日本では庶民食のたこ焼きが、25レアルと少々〃しょっぱい〃値段に ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月16日付け 今月11日の文協評議員会。国士舘エコパーク化事業などに1750万レアルの特別予算が承認された。ちなみに今年10月までの実績は、予算314万レに対し、約6割の180万レ。実現可能かどうかはさておき、気になるのは評議員会のやり口、もとい―やり方なのである▼かねてから「反対の人は起立を」式の ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月15日付け ブラジルの高速鉄道構想の入札が延期され、迷走状態にある。応札する企業側との折り合いが付かなければ適正な競争は難しい。機が熟していないことを暗示している。サッカーW杯やリオ五輪を機に、一気に大型インフラ整備を進めようという政府の気概は理解できる▼ただしこの地で生活する者の本音として、高速 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月14日付け このところ中国と韓国の技術水準が高い。TVは日本の「パナソニック」や「ソニー」が王者であったが、今や韓国の「SAMSUNG」と「LG」がトップである。とにかくパネルが薄く、画像も鮮明であり、とても素晴らしい。少なくとも、ブラジルの市場では優等生であり、店頭に飾ってあるのも、この韓国製の ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月11日付け 民主党が政権の座に着いてから1年と少し。颯爽と登場した鳩山宇宙内閣は、対米関係を目茶苦茶にし、普天間の大チョンボで収拾困難になり、あっさりと退陣。菅氏が引き継いだけれども、これもまた人気は低迷し苦しい。支持率は23%かになり、これはもう危険水準だし、あの小沢一郎元代表は新人の若い議員ら ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年12月10日付け 百周年を越えて生まれた変化の一端を、援協の自閉症療育教室(PIPA)に感じた。日系団体は従来「日系による日系のための活動」が中心だった。コムニダーデ内部での必要(日本語での親睦、娯楽、医療福祉など)を満たすことが第一の存在意義だったから当然だ▼しかし、百周年の前後から日系団体の運営主体 ...
続きを読む »