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樹海

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ニッケイ新聞 2010年9月11日付け  池波正太郎の「剣客商売」は面白い。老剣客・秋山小兵衛の剣技もながら老中・田沼意次との対話が真にいいのである。将軍・徳川家治に抜擢され6百石から5万七千石にまで昇進した人物で「賄賂政治家」の評判も高かったが、近頃は商業主義を認めた名宰相だとし、あの時代は贈収賄が普通に行われていたの指摘も多 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月10日付け  歴史に「もし」はないと言われるが、第2次大戦でブラジルが枢軸国側に参戦していたら、今と違う世界情勢が生まれていただろう▼ヴァルガス大統領は思想的には枢軸国側の独裁政権に近かった。彼が37年に始めた独裁体制エスタード・ノーボは、先輩格のポルトガルのサラザル独裁政権を参考にして同じ名前まで付 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月9日付け  今年6月、元シベリア抑留者に対する「特別措置法」が成立、帰還した時期に応じて、25~150万円の給付金が支払われることになった。施行日である16日時点での生存者か、それ以降に亡くなっても遺族が請求できる。受付開始は10月末▼在聖日本国総領事館に問い合わせてみると、この件に関して、本省からの ...

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ニッケイ新聞 2010年9月7日付け  剣を天に掲げ「独立か死か」と叫ぶ騎乗のドン・ペドロ1世の勇姿は、今もイピランガの独立記念像に雄渾に彫られ市民たちから親しまれている。宗主国ポルトガルとの政治的な抗争があり、帰国命令を拒否しての独立宣言だった。ジョゼ・ボニファシオなどの強い支持も大きな力となったが、ブラジルを独立国としたペド ...

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ニッケイ新聞 2010年9月4日付け  サンパウロも鮨ブームで「手巻き」とかのへんちくりんなものも人気が高い。近頃は日本から「牛丼」の店が進出したとかでそれなりに繁盛しているらしいのは、大いに喜ばしい。外国人向けの日本料理としては、鮨・天麩羅・すき焼きの三品が決まりだったのだが、日本を訪れる観光客を対象に調べたところ「ラーメン」 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月3日付け  投票日まであと一カ月に迫り、大勢が固まりつつある。大統領選ではジウマ候補が、サンパウロ州知事選ではアウキミン候補が過半数を制しそうな勢いだ。とくに政見放送が始まってからの急転具合は、当地のテレビの影響力の大きさを伺わせる〃テレビ民主主義〃的な傾向といえる▼各候補の政策を知るには、政見放送よ ...

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ニッケイ新聞 2010年9月2日付け  池坊華道南米支部が創 立から50年の節目を迎えた。サンパウロ市文化センターでの花展も多くの市民の関心を呼んだようだ。その半世紀を振り返る前に本家の歴史を調べ、その古さに目を剥いた。何と飛鳥時代に遡る▼四天王寺建立のさい、悪夢を見た聖徳太子が六角堂を建て護持仏を安置。そのさい太子が沐浴した池 ...

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ニッケイ新聞 2010年9月1日付け  「我が校の創始者は日 本でマサヒコ・キムラ師匠から習った」。この週末にサンパウロ市内の日本館で開催された、欧州盆栽学校ブラジル分校主催の盆栽展で、スペイン分校校長(亜国生まれ)に質問すると、そんな答えが返ってきた。木村正彦といえばあの有名な格闘家かと思って首をかしげていたら、まったく別人の ...

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ニッケイ新聞 2010年8月31日付け  「平和の到来を」と口にするのは、たやすいが、これは難しい。恐らく、人類がいるかぎり実現することはありえない―と思った方がいい。今のサンパウロは、記録的な湿気不足で火事が多発し、ときどき街の片隅などで拳銃を撃つ音がするけれども、まずは平穏な暮らしが続く。日本も安穏すぎるせいか、のほほんとあ ...

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ニッケイ新聞 2010年8月28日付け  政界一寸先は闇―である。あの永田町では、昨日の敵は今日の友。何事が起こっても驚いてはいけない。民主党の代表選挙に小沢一郎氏がまさかの出馬もそんな一つ。田中角栄元首相を師匠とし「派閥の力」で政治を押さえ込む手法を硬く信じ豪腕で政界に君臨してきた猛者である。選挙に強いのも角さんから学んだもの ...

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