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樹海

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ニッケイ新聞 2010年8月27日付け  所在不明の〝消えた高 齢者〟問題に関する日本の報道に接して、ある移民の話を思い出した。デカセギに行こうと思ってパスポートの申請を在聖総領事館にしようと、日本から戸籍を取り寄せたら自分が死んだことになっていた、というものだった▼本人いわく「遺産相続がらみで親族に勝手に死亡届を出されたようだ ...

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ニッケイ新聞 2010年8月26日付け  先日25日付けでお伝えしたが、国立歴史美術遺産院(IPHAN)による連邦文化遺産にレジストロ、イグアッペの14点が認定された。その中の一つ、高台に建つサンフランシスコ教会の定礎式が行われたのは何と1926年。新旧揃っているのが「日本移民ゆかりの地」たる所以といえよう、プロテスタント系の教 ...

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ニッケイ新聞 2010年8月25日付け  「二つの祖国」――よく使われる言葉だが、その意味の深みをじっくりと考えさせられた。先日のブラジル靖国英霊奉祭会の慰霊祭で、参列者は日本移民の先没者と祖国を護る戦いで散った日伯の兵士に対して平和の祈りを捧げた▼社には、当地で幼年期を過ごした後に帰国して神風特別攻撃隊として戦死した高須考四郎 ...

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ニッケイ新聞 2010年8月24日付け  日本の小中学校でも来年から「古事記」や「日本書記」の神話を教えるようになり、新しい教科書が決まった。これまでのよりも国語や算数はページ数が約50%も増えたそうだが、これも古い歴史を取り上げたり、レベルの高い数学を組み入れたからであろう。あの戦争の頃には「古事記」などの勉強には異常なほど力 ...

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ニッケイ新聞 2010年8月21日付け  あの「友愛」前首相は、オバマ大統領との初会談で「トラスト・ミー」とか言ったらしいが、米での核安全サミットでは相手にもされず公式会談もできなかった。これをとらえてワシントン・ポスト紙は「最大の敗者」と酷評したが、あの普天間基地の移転にしても二転三転ばかりで結局は自民党政権が米政府と合意した ...

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ニッケイ新聞 2010年8月20日付け  私事で申し訳ないが、コラム子はここ1カ月半ほど、肺の病でしばらくサンタクルス病院に入退 院を繰り返していたために本欄を休み、ご迷惑をおかけした。まだ完治したわけではなく、医者からは「観察期間」と釘を刺されている状態で本調子ではないが、とりあえず、仕事に復帰したことを報告したい▼さて、入院 ...

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ニッケイ新聞 2010年8月19日付け  弊紙の土曜版に掲載される「国際派日本人養成講座」は、日本語を勉強している若い人たちを対象にしたものだが、近頃は硫黄島防衛の指揮を取った栗林忠道中将や「沖縄県民ニ対シ後世特別ノゴ高配ヲ賜ランコトヲ」の電文を軍次官に発した仁愛の将・大田實海軍中将を取り上げるなど真に興味深い。大田中将の記事に ...

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ニッケイ新聞 2010年8月18日付け  もちろん一般化はできないが、ブラジル人の日本人に対するイメージは100周年で聞き飽きた「勤勉」「働き者」「真面目」ということに落ち着くだろう。「面白みがない」「要領が悪い」といった面もよく聞く▼逆はといえば「楽天的」「いい加減」「おおらか」といったところが典型的なものだが、ブラジルの国自 ...

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ニッケイ新聞 2010年8月17日付け  その昔は「井戸塀」と云われ、政界に乗り出して家も田んぼもなくなり井戸と塀しか残らなかった人を「イドベイ政治家」と揶揄したものである。あの大富豪の藤山愛一郎さんも岸信介首相に誘われ政界に入り、安保改定に尽力したが政権の座を求め私財を使い果たし寂しく世を去っている。とにかく―政治がカネ食い虫 ...

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ニッケイ新聞 2010年8月14日付け  あの「8月15日」は暑かった。国民学校に入学し防空頭巾をかぶり、敵機が来襲すれば手で耳と目をふさぎ木の下に退避をと教わったので「センソウ」は知っていたが、勿論、難しい戦争のことはわからない。家から10分も走ると寺があり、そこから見ると遠い仙台の空が真っ赤になっているのを面白がったりもした ...

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