ニッケイ新聞 2010年5月4日付け 「昭和の日」から始まるゴールデン・ウィークで日本の人たちは忙しい。田舎に帰ってのんびりしたいとするサラリーマン。久しぶりに仕事を離れ温泉を楽しむといそいそと出かけるご夫婦と子どもら。年に一度の長い休日なのだから、ゆっくりと昼寝でもしたらいいのにとも思うが、いや―連休だからこそ遊ぶのだと、ど ...
続きを読む »樹海
コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年5月1日付け あの「起訴相当」の議決が出た27日の夜。小沢氏は「(幹事長)続投」を宣言し、側近らと馴染みの居酒屋で杯を傾けたそうだ。その頃、前原誠司・国交相は仙谷、枝野両閣僚など約50人の国会議員とホテルで48歳の誕生を祝い、気炎を上げたの報道も―。前原、仙谷氏らは、反小沢派の旗頭だし種々の流言もあり、 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月30日付け 日本は五輪のたびにテレビの買い換えが進むと聞くが、ブラジルは何といってもサッカーW杯だ▼戦後初の1950年W杯ブラジル大会当時、国民の大半は雑音の多いラジオにかじりついて、固唾をのんで聞いていた。グローボTV局の創立が65年だから、初優勝を飾った58年ウエーデン大会、2度目の62年チリ大 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月29日付け 来年6月に高拓生の初入植80周年を祝うアマゾナス州のヴィラ・アマゾニア。日本高等拓植学校の卒業生(高拓生)249人が戦前に入植した。「お金持ちのボンボンが遊びに行ったようなもの」とも言われ、実際、血気盛んな若者だけに様々な問題を起こしたらしい▼だが「アマゾンに理想郷を」と開拓に燃えた上塚 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月28日付け 日本ではマスコミは「不偏不党」「公正中立」というイメージが一般的だが、どうも当地ではそうでもない。例えばグローボ局(5ch)とレコルジ局(7ch)の対立は、日本では見られない険悪な様相を呈している▼21日に行われたウニベルサル教会(プロテスタント)の全伯同時集会「Dデイ」の様子を、グロー ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月27日付け サンバのライブを聞きたいやカルナバルを見たいとブラジルに来る人々は多いが、ブラジリアを視察したいと遠く日本からやってくる珍客?もいる。桓武天皇が京都に皇居を構えてから1千年も動かなかった日本では、明治維新になり天皇陛下が東京に移り遷都されても京の人々は「行幸」とし、信じて疑わなかったそう ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月24日付け 今年はハイチの大震災に始まりアイルランドの火山が爆発してと大騒ぎである。もしや地殻がぐらぐらと変動したのかな―と思うほどに災害が多い。あの地底から噴き出した噴煙は真っ黒に近く欧州の空は視界ゼロ。このために30ヵ国とかが影響を受け、旅客機は約2万便をキャンセルし、日本人も観光客などが約1万 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月23日付け 提携紙の静岡新聞からの連絡で、あのミサキさんが亡くなったことを知り驚いた。さぞや無念であったろう。元妻と息子2人を殺され、容疑者は帰伯逃亡した。家族まるごとを一気に失い、抜け殻のようになっていたのか▼ミサキ・マルシリオ・コウイチさんはサントス出身。06年12月に静岡県焼津市で起きたブラジ ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月21日付け 先に放送されたグローボTV局の人気番組BBB10を見ていて、ブラジル人に人気のある人物とは、ひとつの人格の中に「天使」と「悪魔」の両 面性を激しく持っている人だと感じた。よく西洋のアニメで、主人公が何かの選択に困ったときに、頭の上に天使と悪魔が浮かんで言い争いをする描写があるが、あれが実 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2010年4月20日付け 核安保首脳会議なるものが幕を閉じオバマ大統領は「最大の勝利」と満面の笑み。我が鳩山首相殿も「核不拡散への整備が必要」との名(迷)演説で庶民の「賛成」を狙う。米露が弾頭ミサイルを1550に減らすの条約に署名したのは歓迎したい。だが―である。こうした国際的な取り決めは、核保有5ヵ国―取り分け ...
続きを読む »