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樹海

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ニッケイ新聞 2010年3月19日付け  むかし、沖縄を訪れたとき―金はないが、時間はあるという旅行だったので、手慰みに三線を買い求めた。ブラジルに来たときにも恥ずかしながら、沖縄県人会の教室に数カ月通った。仕事の都合と練習不足が祟り、足が遠のいたのだが、あの独特の音色を聞くと、心には琉球の風、鼻腔には泡盛の香りが吹き抜ける▼7 ...

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ニッケイ新聞 2010年3月18日付け  サントスに着いてペンソンからアパートに移り自炊を始めたころ料理の本によく目を通した。とは言え―フランスやイタリアなどは縁が遠く、もっぱら日本食であり、あの火との闘いの中華もちょっぴり楽しんだ。北京鍋を猛炎の中で上手く使うのがなかなかに難しく額に―いや足から頭のてっぺんまで汗にまみれたのも ...

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ニッケイ新聞 2010年3月17日付け  詩人・書家の相田みつをさんに「やらなかった やれなかった どっちかな」という言葉がある。やる前に諦めるより結果はさておき、チャレンジ精神の大事さを説いたものだろう。個人の心構えの問題ならいいが、2千人の会員を抱え、ブラジル日系団体の代表を標榜する文協ならばどうか。「美空ひばりフィルムコン ...

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ニッケイ新聞 2010年3月16日付け  京都御所の前に学習院が設置されたのは幕末の弘化四年(1867年)。公卿の子弟らを育成する場であり、明治になると東京に移り、皇族や維新で顕官になった華族の子弟が通う学校になる。あのワンマン宰相の吉田茂氏も、ここから東京大学に進んだし、三島由紀夫など多くの人材を世に送り出している。こんな特殊 ...

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ニッケイ新聞 2010年3月13日付け  先の日曜日。フエイラで果物や鰯を求め、圧力鍋にトマトと玉ねぎをいっぱい入れて柔らか煮を造る。これを肴に好物の黒ビールを傾けながら「顔」を繙く。文は旧日伯新聞の編集長・一百野勇吉氏。写真が大沢道生氏。真っ黒な表紙に「顔」の字だけが金色の装丁は画家・田中慎二さん。もう25年も昔の本だが、切れ ...

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ニッケイ新聞 2010年3月12日付け  「この種の運動としてはコロニア初かもしれないな」。「政治に倫理を」運動の記者会見(詳細は7面)を終えた時、そうつぶやく人がいたのが耳に残った。確かに今まで日系団体は政治活動を臆病すぎるぐらい避けてきた。バルガス政権時代に虐められた日本移民の記憶や、勝ち負け紛争時にブラジル人から虐められた ...

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ニッケイ新聞 2010年3月11日付け  ブラジルで―少なくともサンパウロ市で市民権を得た日本食は少なくない。ヤキソバ、すし、刺身は言わずもがな、ラーメンやカレーは漫画の影響もあり、若い世代に人気のようだ。ただ、甘い味付けのものは難しいというのが定評▼砂糖を使うすき焼き、ヤキソバも甘いソースのものは不人気だ。ご飯におかずをかける ...

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ニッケイ新聞 2010年3月10日付け  「どうしたら日系団体が存続するか」との声は耳にタコができるほど聞いているが、意外に単純なことが実践されていない。「子供向けの活動」だ▼日系団体の多くは一、二世の同年配を中心とした親睦娯楽の会となり中高年ばかり集まるので、いつまでも後継者が育たない。どうしたら若い世代の居場所が作れるか。多 ...

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ニッケイ新聞 2010年3月9日付け  カルナバルが過ぎると秋色が濃くなり朝や夕べはちょっと冷え込む。蒲団も夏物だけだと暁闇には寒く、毛布がもう一枚欲しい。セーターや薄い上着があると助かり、路傍の草々も秋らしさを強め、編集局の側を走るミニョコンに咲く紫紺野牡丹の紫の色も美しい。かなりの喬木で15本ばかりあるのだが。ガルボンの大阪 ...

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ニッケイ新聞 2010年3月6日付け  ハイチにチリと今年は大きな地震が続く。あのコロンブスが発見?した港でも支援の食料品を奪い合う騒ぎがあったし、チリはもっとひどいらしい。震源地に近いコンセプシオンでは略奪や放火が起こり、政府派遣の治安部隊も悲鳴を挙げている。スーパーや民家を襲い食べ物や冷蔵庫などを奪い去る悪辣なものであり、こ ...

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