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樹海

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ニッケイ新聞 2009年9月18日付け  日本航空(JAL)は二〇一一年までに、現在週三回就航する成田サンパウロ便を廃止することを決定した。VARIGがなくなってから、唯一の日本行き直行便だった。グアルーリョス空港で、あの紅白の機体を見るのも後二年▼日本では高いイメージがあるようだが、ブラジルで購入する分には値段の大差はなく、コ ...

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ニッケイ新聞 2009年9月17日付け  アガサ・クリスティの推理小説「オリエント急行の殺人」ですっかり有名になった欧州とアジアを結ぶ鉄道が廃線と決まったらしい。欧米の富豪やスターなどがよく利用し客車の内装の豪華さもながらー料理も超一流のもので乗客たちの舌を楽しませもした。そんな名物鉄道が消えて行くのはやはり寂しい。我がリオーサ ...

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ニッケイ新聞 2009年9月16日付け  「いく度のムダンサと共に重ねくるいびつとなるも鍋は光れる」(武井貢)。藤田朝日子さんは十三日に行われた第六十一回全伯短歌大会(椰子樹、ニッケイ新聞共催)の批評で、「引越しのたびに新規巻きなおしとなる移民の人生を鍋に重ね、『いびつになっても鍋は光っている』との作者の決心を詠み込んでいる。純 ...

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ニッケイ新聞 2009年9月15日付け  写真には濃密な情報が秘められているし、ニュース性に満ちている。これはTVの映像も同じだし、活字文化の新聞や雑誌でも大きな役割を果たしている。見方によっては、文字による記事よりも訴える力が強い。これを如実に見せたのが、あの湾岸戦争とNYの9・11であった。イラクのクエート侵攻を咎める湾岸戦 ...

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ニッケイ新聞 2009年9月12日付け  「羊頭狗肉」は「ヒツジの頭を看板にしてイヌの肉を売る。見かけがりっぱで、内容がともなわないことのたとえ。見かけ倒し」だそうな。中学の国語の先生は漢文を専攻した好々爺ながら授業は厳しく「人は嘘をつくな」と、この難しい語句を教えてくれたものだが、この世の中にはとかく偽りが多い▼これはもう熊さ ...

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ニッケイ新聞 2009年9月11日付け  ノロエステを取材すると、なぜか心を洗われる気がする。原点に返らされ、忘れてはいけない大事なものを思い出させる何かがある。「移民のふるさと」と呼ばれるのは、単に歴史があるからだけではないとしみじみ感じる▼ノロエステ連合創立五十周年式典を取材して、とても温かい気持ちになり感銘を受けた。アラサ ...

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ニッケイ新聞 2009年9月10日付け  式典に参加する機会が多い。ブラジル式の来賓全員の名を読み上げるスタイルや、知事らの紋切り型のあいさつにうんざりしつつも、面白さを見出すのが乗り切るコツだ。手作り感があっていいのは、やはり地方の式典▼〇五年の平野植民地入植九十年祭は、何と五時間にわたった。主催者側が少人数なので、司会と感謝 ...

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ニッケイ新聞 2009年9月9日付け  この一週間は浪花パワーを堪能した。八月三十日に文協大講堂で上映された映画『新世界歌謡道』(安田淳一監督、森千紗花主演)はあまり期待していなかった(失礼!)こともあり、かなり感動した。しっかりしたシナリオの人情ドラマで、職人の仕事を見せてもらった▼加えてこの五日には、大阪・サンパウロ市姉妹都 ...

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ニッケイ新聞 2009年9月5日付け  佐渡島の朱鷺(鴇)が絶滅し、中国から贈られたつがいから繁殖した息子や孫らがやっと放鳥されているのは喜ばしい。だが、これも強い敵が多くいるなど難しい仕事だし、昔のように多くの朱鷺が舞うような風景を見ることができるのかはわからない。江戸の頃は、鶴の雑煮が好まれたそうながら、この鳥もすっかり少な ...

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ニッケイ新聞 2009年9月4日付け  〃歴史的な選択〃と騒がれる総選挙に隠れて、地方選挙も行われた。中でも最近珍しい五選を決めた橋本昌茨城県知事はブラジルにも縁の深い人物として関係者に知られている。網野弥太郎元県連会長は「確か来伯五回を数え、自治省の課長時代からブラジルとの交流に尽力してくれた人物です」と評す。知事として茨城県 ...

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