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樹海

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ニッケイ新聞 2009年4月25日付け  近頃の日本は女性の社会進出がかなり盛んで政界でも閣僚の小渕優子さんが赤ちゃんを産み話題になったし、文学賞の閨秀も数え切れない。この中からどれくらいの寂聴や田辺聖子、永井路子が生まれるかはわからないが、保守派論客として鳴らした上坂冬子さんが、癌に倒れ去る14日に亡くなられたのは真に惜しい▼ ...

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ニッケイ新聞 2009年4月24日付け  二十二日晩、弊紙とサンパウロ新聞共催の文協会長候補者による討論会では、一生懸命に言葉を選んで日本語でしゃべる小川彰夫候補、ポ語の原稿を棒読みする木多喜八郎候補と、その日語通訳というよりは自身の日系哲学を語る山下ジョルジ現副会長という対称的な行動自体が興味深かった。話す内容以前に〃行動〃が ...

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ニッケイ新聞 2009年4月23日付け  インターネットを使わない読者にはちょっと失礼、「ブラジル」と検索すれば、昨年は百周年のことが出てきたが、年末から今年にかけては不況に喘ぐ在日ブラジル人の話題が多いことにお気付きだろう。日本の記事中、北米の移民史研究者や、ブラジル日系社会におよそ造詣深からぬ御仁のコメントに首を傾げることも ...

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ニッケイ新聞 2009年4月21日付け  ダルフールを知っている日本人は極めて少ないと思う。アフリカ最大の領土を誇るスーダンの西方にある地域でジェノサイドや多数の難民もいる。日本の7倍もの広い国には3600万人が暮らしているが、この国は1956年に独立以来、内紛が起きており、国際刑事裁判所はオマル・バジル大統領に逮捕状を発行して ...

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ニッケイ新聞 2009年4月18日付け  十日の菊 六日の菖蒲で真に恥ずかしく恐縮ながら陛下の金婚式について少々。あの「ご成婚」があった昭和34年4月10日の空は青く晴れ、若葉が繁り万朶の桜が咲き誇るいい日和である。儀式を終え皇居から渋谷の東宮御所に向かわれる9キロの沿道には55万人の群集が群がり熱き拍手と歓声を送り、儀仗兵に守 ...

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ニッケイ新聞 2009年4月17日付け  ちょうど一年前の二十四日、天皇皇后両陛下および皇太子殿下がご臨席され、三権の長が揃い踏みする中で、百周年東京式典が厳かに行われた。思えば来週二十三日夜、文協九階で、ニッケイ新聞が百周年記念事業として準備してきた記念写真集の刊行祝賀会が行われるのは、偶然とは思えない▼振り返れば、昨年は本当 ...

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ニッケイ新聞 2009年4月16日付け  「屋上屋を架す」とは読んで字の通り、屋根の上にまた屋根をーつまり無用のことを指す。屋上に屋を架していいのは五重の塔だけだ。文協はよほど雨漏りがひどいのか、屋根を架してばかりいる▼今月六日付けの『経済報知』紙上に掲載された「新文協運営組織」によれば、新体制では運営・統括両委員会が設立される ...

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ニッケイ新聞 2009年4月15日付け  治安は、実に切実かつデリケートな問題だ。ブラジルはキレイごとで済む国ではないと常々思っているが、治安に関しては特にその思いが強い▼柔道の名人が無残に惨殺されたり、剣道の名手が襲われて怪我をさせられたり、下手すれば新聞に書けないことも往々にして起きる▼なにがデリケートかといえば、例えば拳銃 ...

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ニッケイ新聞 2009年4月14日付け  ゴルゴタの丘での受難・ユダ打ち・復活というー哀しみ、復讐と歓喜の3日がすぎ秋色がいっそう深くなる。本来は陰鬱な冬が終わり動物や植物が緑の再生する新春を祝うのとキリストの復活が結びついたものとされるし、英語の「イースター(パスコア)」は、春の女神を意味する古い英語が語源であるからーやはり緑 ...

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ニッケイ新聞 2009年4月10日付け  現在、日系社会面に随時掲載している「帰国制限問題」に関して色々な意見が寄せられた。しっかりとした論陣を張る、見識の高い読者が多いと感心するばかりだ▼特に「大使館の意見に賛成だ」と一時間も電話で激論を交わした長田稔さん(78、東京)の意見は在伯五十七年の矜持にあふれ、大変参考になった。また ...

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