ニッケイ新聞 2009年4月9日付け 戦後コロニアに大混乱を引き起こした勝ち負け抗争。DOPS調書により、定説となっていた臣聯の組織的犯行説は、関係者の証言を丹念にとった外山脩氏著『百年の水流』で揺らぎつつある。勝ち負けをテーマにした著作では高木俊朗著『狂信』が有名だが、内容はその名に恥じないものであったし、『コラソンイス・ス ...
続きを読む »樹海
コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年4月8日付け この一月にサンパウロ州リベイラ沿岸のパリケラ・アスーに二世らが中心になって新日系団体が誕生したことは、百一年目に相応しい、喜ばしい出来事だ。従来の日本人会は、ポ語の不得意な一世が互助親睦のために立ち上げたものだった。言葉に問題のない二世には日系団体は必要がない、との議論もあったくらいだ▼と ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年4月7日付け 北朝鮮が発射を「通告」していたので格別な驚きはないけれども、実際に打ち上げられると余り気持ちのいいものではない。金日正総書記も現場に赴き「技術力の勝利」と称えたそうながら日韓など周辺国にとってはこの上もなく迷惑千万である。事実、今回のミサイルも秋田と岩手両県の1000キロ上空を飛翔し2段目 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年4月4日付け いやぁー驚きました。大和撫子は、慎しみ深いとされるがー今や元気溌剌たるもので「ふんどし」をきりっと締め颯爽と街を闊歩するのだそうな。それも超がつく絶大な人気で仲間が集まって「犢鼻褌(たふさぎ)」を見せ合い斬新な柄や色彩の美を競ったりもする。京都の芸大に在学する学生が創案したらしいが、これが ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年4月3日付け 「ようやく人並みにインターネット(ラジオ無線式)が入りました」。サンタカタリーナ州の〃山里〃ラーモス移住地から、喜びのEメールがきた。ちょうど今、サンパウロ市のスーパーにも並んでいる美味しい和梨「豊水」を生産していることで有名だ。〇七年九月にアスファルト道路の開通式をしたばかりで、またも朗 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年4月2日付け 文協総会で無事、新評議員五十人が選出された。目立ったのは、企業・団体評議員が多いことだろう。すでにいる五十評議員の割合と合わせると半数近くとなる。アマゾン、ブラジリア、ノロエステなど遠隔地の連合会や日本人会も入ったことで、全伯日系団体を包括するUNENのような団体になりつつあるようにも思え ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年4月1日付け 文協評議員選挙を見て気付いたことが二つある。一つは「本当に野党が政権を取りたいなら大同団結すべし」という点だ。お互いの主張に違いはあるだろうが、まずは政権をとらないと何も始まらない。スタート台にも立てない。今までの二回の選挙では三派に分かれて争ったが、結局、得をしたのは現体制だけだった。野 ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年3月31日付け 愛人や恋人の絡みで首相の首が飛んだの話が騒がれるのは、ほんの20年ほど前からであり、政治家の色好みにはそれなりの逸話がある。あの田中角栄さんも、いささか叩かれたけれども、その影響力はちっとも衰えなかったし、政界の寝業師・三木武吉氏は選挙のときに敵陣営から「妾が3人―」と非難されると「いや ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年3月28日付け 政界のドン故金丸信自民党副総裁から「乱世の男」と評され、総理総裁を目指す有力者らと面談し故宮沢喜一氏を選んだのは、話題の献金疑惑で渦巻く民主党代表の小沢一郎氏である。公設秘書で金庫番が逮捕され東京地検は起訴に踏み切ったが、小沢氏は「代表は続投する」と記者会見で語り新聞の大見出しとなったの ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2009年3月27日付け 「日系人」の地位を三十万円で売るかのような取引きが、日本の与党案で堂々と検討されているというのは、ずいぶんとひどいニュースではないか。コロニア社会面既報だが、デカセギ帰伯支援のふりをして、実は「日系人追い出し」を画策しているようだ。たかが三十万円をもらったら、二度と日系人として日本の土を ...
続きを読む »