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樹海

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ニッケイ新聞 2009年2月11日付け  尊徳博物館の草山昭館長によれば、二宮金次郎は十四歳で父を失い、極貧生活を送った。十六歳で母が病死して田畑を売り払い、兄弟離散の憂き目にもあった。引き取られた叔父に農業を叩きこまれ、夜、貴重な菜種油を灯して読書をして怒られた。自ら菜種を栽培して存分勉強するよう思い立つ。稲の棄て苗を拾って植 ...

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ニッケイ新聞 2009年2月10日付け  3月末の解散、4月総選挙と公言する野党の代表がいて新聞を賑やかにし永田町は激しく動いている。こればかりは、首相の権限なので「解散は何月何日」と明言できるのは麻生太郎氏を除いて誰もいない。それだけに揣摩臆測がどこからともなく乱れ飛ぶ。もし、近いうちに選挙があれば民主党優勢の観測がしきりだし ...

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ニッケイ新聞 2009年2月7日付け  ペルーから南洋群島を経てブラジルに骨を埋めた故・宮坂国人氏は南米銀行を創立し、生涯を日本人移民のために尽くしたが、俳句に打ち込む趣味の人でもあった。興に乗れば戯れ歌もよくし「アマゾンは大きな女 何処が胸やら乳房やら」は、そんな一句だそうな。確かにーあそこは大きい。最近の調査では、ペルーのア ...

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ニッケイ新聞 2009年2月6日付け  文協会長選挙が行われるのは四月だから、まだ先の話だと思っている人が多いようだが、実は今月二十日に決まるといっていい▼というのも、前回の選挙から〃改革〃され、会員が会長を直接選べなくなった。会員が選べるのは評議員だけで、その評議員が理事会を選ぶ間接選挙になった訳だ。一般会員からすると「分かり ...

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ニッケイ新聞 2009年2月5日付け  戦前、戦後を問わず、開拓の歴史を紐解くと、マラリアに冒される話が出てくる。断続的に起こる高熱に苦しみ、嘔吐を繰り返し、家族がバタバタと倒れていくー。そんな身震いするような光景を擬似体験した、といえば大袈裟だろうか▼KAMBOと呼ばれるアマゾンの一部に生息する蛙(和名=フタイロネコメ蛙、sa ...

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ニッケイ新聞 2009年2月4日付け  モジ文協(中山喜代治理事長)の総会を取材して驚いたが、四月の秋祭りの財政規模は約百万レアルにもなる。これは、県連の行うブラジル最大級の日本文化イベント「日本祭り」の規模に近い。しかも二十七万レアルもの余剰金をあげた手腕は立派だ▼文協、援協、県連始め毎年百五十万レアル以上の資金を動かす日系団 ...

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ニッケイ新聞 2009年2月3日付け  戦争が終わり国民学校(当時はこの名で呼ばれていた)に入ったころに担任の先生は「治山治水」は、国を治める根本理念ですーと教えて呉れたのだが、あの頃はよく理解できなかった。それほどに近くを流れる大きな川が氾濫し、堤防は決壊。田畑は濁流に襲われ被害は大きい。山々にも樹木は乏しく荒れ放題の山嶺だけ ...

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ニッケイ新聞 2009年1月31日付け  中国の食品汚染は酷い。子どもたちに飲ませるミルクにタンパク質が多く含まれているようにと有毒性のある薬品を投入し多くの人命を奪い、犯人らには死刑の判決があったが、事はこれだけではない。日本には「毒入り餃子」が輸入され各地で被害があり、外交問題にまでなる大騒ぎだし、ペットの飼料にも毒が含まれ ...

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ニッケイ新聞 2009年1月30日付け  アニメや漫画のようなポップカルチャーだけでなく、伝統的な日本文化の世界にも、非日系人の姿が目立つようになってきた。例えば、藤間流舞踊学校の芳冠名取りやレナンさん、茶道裏千家エリッソン・トンプソン・デ・リーマ・Jr第二副代表、丹下せつ子太鼓道場の非日系新入生徒などはその良例だ。日本文化に興 ...

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ニッケイ新聞 2009年1月29日付け  総会ラッシュの現在、複数の県人会で選挙が行われているが、なり手がおらず、「今期で辞めるつもりだったのに…」とため息を漏らす万年会長の声も聞こえてくる。かつての文協もそうだったが、今は大分様子が違うのは周知の通り▼図らずも文協改革の成果となり、最大の〃イベント〃といわれる役員選挙が四月末に ...

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