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樹海

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ニッケイ新聞 2008年11月26日付け  日本からの報道では、世界金融危機がデカセギを直撃して工場で失業、求職窓口に並ぶ姿が頻繁に紹介される。まっさきに職を失う日系人の悲鳴を読みながら、日本人在職者は「まだ自分の番じゃない」と安堵のため息をついていることだろう▼今回分かったのは、外国人という雇用の調整弁は、日本の経済システムの ...

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ニッケイ新聞 2008年11月25日付け  政治家の暗殺は多い。ギリシャやローマ時代もだし、中国には刺客の荊軻がおり日本も例外ではない。初代の総理大臣だった伊藤博文も狙撃され死去だし、昭和にも5・15事件で犬養毅首相が殺されている。戦後では社会党の浅沼稲次郎委員長が「3党立会演説会」で演説中に17歳の山口二矢によって刺殺され話題 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月22日付け  31万トンもの空母級タンカー乗っ取りでふっと「倭寇」が思い浮かぶ。16世紀に朝鮮や中国沿岸を略奪し大いに暴れた日本の海賊のことである。丁度、明王朝の頃で南倭と呼び北虜と共に二患として恐れたそうである。北九州の海民が船に乗り込み海が狭しばかりに狼藉の仕放題だったのだが、ソマリアの海賊が漁 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月20日付け  芥川賞作家である吉行淳之介は、酒場における女性との接し方の難しさを「もも膝三年尻八年」と説いた。「桃栗三年柿八年」の諺をもじったものだが、触らずとも眼福なのは、万人の意見一致するところ▼ドイツの下着メーカーが企画した美尻世界一を決めるコンテストで、ブラジル代表のメラニエ・ヌーネス・フロ ...

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ニッケイ新聞 2008年11月19日付け  米国であったG20緊急首脳会議は「新世界秩序への第一歩」という論調で論じられる場面が多い。世界を先導してきたのはG7(日米欧の主要先進七カ国)だ。その初会合があった七六年には、国内総生産の合計は世界全体の七割を占めていた。だから、世界を牛耳ることができた。ところが、ロシアを加えたG8が ...

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ニッケイ新聞 2008年11月18日付け  日本の国を守る自衛隊が腐りきっている。兵士から幹部将校に到る制服組の言動は目に余り、国民が恥ずかしがるような破廉恥な犯罪も多い。防衛天皇と呼ばれた事務次官の守屋武昌被告は、賄賂を受け取ったの収賄罪で懲役2年6ヵ月の実刑判決があったばかりだし、航空幕僚長の母田神俊雄空将は政府見解を否定す ...

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ニッケイ新聞 2008年11月15日付け  ちょっと旧聞になるのだがー大分の教職汚職に拘わった二宮正人被告に有罪の判決があり大きな話題になった。もう1人の教育審議官・富松哲博も起訴されたし、大分県を揺るがした教員の採用・昇進に関する地にまみれた汚職には、日本中が驚き呆れ果てた。富松被告を含めて8人が起訴され、教育現場のあまりの腐 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月14日付け  日本人がほぼいない、アマゾンのど真ん中にある人口五万人弱の小さな町で九月の独立記念日に、日本移民百周年をテーマに学校の生徒たち約一万人がパレードしたと聞き、心底驚いた。五万人といってもその半分は、オランダとほぼ同じ面積の市全体に散らばっており、人口密度は恐ろしく低い▼アマゾナス州都マナ ...

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ニッケイ新聞 2008年11月13日付け  「移住地では最初、ヨーロッパ人は教会を作り、日本人は学校を作る」―。日本人が教育に重きを置いていたことを表した言葉だ。全伯にある日系団体は四百五十ともいわれるが、その多くが学校を母体としたものだったのだろう。しかし、現状はどうか。地元文協などが経営する日本語学校では、慢性的に教師がいな ...

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ニッケイ新聞 2008年11月12日付け  新興国と欧州勢は米国発金融危機の機会に、一九四四年のブレトン・ウッズ会議が作ったIMFや世銀という組織をベースにした、米国中心のドル基軸体制が揺るがそうとしているようだ▼来年、戦後初めて日欧米が揃ってゼロ成長に落ち込むとの予測をIMFが発表した。その間、世界経済の成長を支えるのは新興国 ...

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