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樹海

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ニッケイ新聞 2008年11月11日付け  今から50年ほど前、アメリカの人種差別はまだまだ酷かった。暗殺されたケネディ大統領の時代で南部の州では黒人の大学入学を拒否し、ホワイト・ハウスは連邦の軍隊を派遣し黒人への門戸開放を迫る「メレディス事件」があったし、黒人を選挙から締め出すポール・タックス(投票するために必要な税金)を廃止 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月8日付け  歴史的な事実(真実)の確認は極めて難しい。まったくの捏造や創造であっても、「事実」と「真実」であると信じられることもある。1937年に東京日日新聞(毎日新聞)が報道した「百人斬り競争」は、向井敏明、野田毅両少尉が軍刀で敵兵を次々に斬殺するというものであり、この2人は中国政府により死刑に処 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月7日付け  世の中、面白い。金融危機解決が最優先課題だと皆が分かっているのに、メディアは一斉に「初の黒人大統領」だと大騒ぎをする。オバマ氏は人種問題解決のために選ばれた訳ではない。世間では四十七歳の若さが好感を呼んでいるらしい。別の面から見れば、経験が無く、シカゴの下町育ちで金融関係には門外漢であり ...

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ニッケイ新聞 2008年11月6日付け  天災は忘れたころにやってくるー。天変地異の少ないブラジルではこの言葉は意味を失うが、コロニアにおいては〃天災〃を〃天野〃に変えると座りがいい。東京在住の怪人、天野鉄人が雌伏の時を越え、活動を始めた▼ご存知ない方に少々解説すれば、リベルダーデに持つ土地の譲渡、政治家とのパイプをほのめかし、 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月5日付け  「東京に本社を置く多国籍ブラジル企業」という見出しで、二日付けエスタード紙半頁を割いて写真付きで報じられたのは、日系人が創始したブラステル社だ。副題は「二人のデカセギが一億ドルの電話運営会社を作った」▼共同経営者は日系二世の田辺レナート淳治さんと川合ウィルソン健司さん。共に留学生として訪 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月4日付け  日本は中東にお世話になっているのにアラブ諸国の事情についてはどうも疎い。言うまでもなく、列島の産業と電気や車を動かすエネルギーは石油やガスであり、それの輸出国がサウジなどの中近東諸国なのである。その一つにアラブ首長国連邦があり、フリーゾーンの都市ドバイは話題が多くよく知られる▼この国は北 ...

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ニッケイ新聞 2008年11月1日付け  田辺聖子さんに文化勲章が決まった。「カモカのおっちゃん」など鋭い人間観察をユーモア豊かに描く文を好むフアンは多い。川柳作家の評伝や伝記も人気だし、古典にも詳しく「私本・源氏物語」は、文化勲章を受章した先輩・円地文子と瀬戸内寂聴の「源氏物語」の現代語訳に通じる。聖子さんが最も関心あるのは紫 ...

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ニッケイ新聞 2008年10月31日付け  ひどいコラムがあったものだ。先月、福岡県でブラジル籍の男が鉄パイプで自作した拳銃のようなもので日本人老夫婦から車を奪った事件に関して、二十七日付け某全国紙地方版は、驚くようなコラムを掲載した▼その記者は、最初は犯人を元特殊部隊員かと思ったらしいが、捜査関係者が『向こうでは当たり前らしい ...

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ニッケイ新聞 2008年10月30日付け  コロニア御三家といえば、戦前は日本側の組織である領事館、海興、ブラ拓だったが、時代とコロニアの意識の変化も伴って、戦後は文協、援協、県連に。だが名実共にーとは言えないのが現状だ▼「全伯日系団体の代表組織」と自称だけは勇ましい文協。その三大お荷物といえば、言わずと知れた日本館、史料館、国 ...

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ニッケイ新聞 2008年10月29日付け  かつて〃金融の神さま〃と言われた米連邦準備制度理事会のグリーンスパン前議長が自らの誤りを認め、「百年に一度」と表現した今回のグローバル危機▼二十八日、東京株式市場も二十六年ぶりに一時七千円割れし、株安連鎖には底が見えない。九二年のバブル崩壊時より下がった▼いつまでこの変動率の高い展開が ...

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