ニッケイ新聞 2008年9月30日付け サプライズ。いやはやーまったくもってびっくりしました。あの自民党圧勝の「郵政選挙」や「刺客候補」などと小泉純一郎元首相には、世の中が仰天するようなことをいとも簡単に決めてしまう悪癖?がある。このたびの政界引退もまさに驚天動地の決断であり、政界は大騒ぎだけれども、ご本人は「引き際を大事にし ...
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コラム 樹海
ニッケイ新聞 2008年9月27日付け ワンマン宰相・吉田茂が国賓として来伯したのは62年の5月。これを取材した先輩によると、元首相が歩くところには赤い絨毯が敷かれ大使や総領事の緊張ぶりは大変なものだったそうだ。総領事館にいたTさんは、吉田さんが好きな仏のミネラルウオーターを受け取りにリオの大使館まで初めて飛行機に乗ったーと苦 ...
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ニッケイ新聞 2008年9月26日付け 史上初の「ブラキチ内閣」(本紙命名)が百周年の年に誕生したことを歓迎したい。総理自らがブラジルに一年間住んでいた異色の経歴を持ち、今も従兄弟が奥ソロに住む(本紙〇七年十月五日既報)▼と同時に日伯議員連盟会長であり、河村建夫官房長官は同議連の幹事長、つまり議連の骨組みがそのまま持ち込まれた ...
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ニッケイ新聞 2008年9月25日付け 百周年を迎えた今年、いくつの記念式典で日本移民、日系社会を顕彰する言葉を聞いただろうか。歯の浮くような美辞麗句から、万感胸に迫るものなど様々だ。今月二十日、CEAGESP(サンパウロ州食料配給センター、セアザ)であった百周年式典でのボフィーノ会長のあいさつ「節目だからではなく、日本人に対 ...
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ニッケイ新聞 2008年9月24日付け 「移住時に持ち来し記念の掛時計にぶく光りてくるうことなし」。長い年月を経てなお、しっかりと時を刻む日本から持ってきた時計に、みずからの家族の歴史を重ねて深い味わいを出している▼全伯短歌大会で無冠に終わった秀作を、ここに紹介してみたい。「エンシャーダに空のコロッテ担ぐ道夕やけ空に唄った歌を ...
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ニッケイ新聞 2008年9月23日付け ボリビアはブラジルの隣国であり、日本人が入植しているので邦人は交際もあり仲がいい。あの国に日本人が初めて入ったのは1899年であり、北部のリベルタにあったゴム農場に就労し、すでに移民100周年を祝っている、所謂―ペルー下りの人たちであり、今も子孫が3000人を超えるそうだから凄い▼あの太 ...
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ニッケイ新聞 2008年9月20日付け 北朝鮮の金永南氏は「健在」と主張するが、金正日総書記の脳卒中は動かせない。軍医5人を派遣して手術を行った中国政府が「四肢に障害」と断定しているのだからー間違いない。以前から動脈硬化の傾向がありドイツ人医師の治療を受けているし、あの肥満気味の体型から見ても、いつ倒れてもおかしくはない状態だ ...
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ニッケイ新聞 2008年9月19日付け 生まれ変わる苦しみに、世界があえいでいる。十七日、サンパウロ市証券市場は月曜の七%下落に次いで今年二番目の六%を記録、年内で二八%も下がった▼気になるブラジルへの影響だが、中銀は利上げを決定したことから、国内のクレジット購買は控えられ、内需の減速を予想する意見を聞く。その悪影響を覚悟で、 ...
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ニッケイ新聞 2008年9月18日付け 日伯友好イベントここに極まれりという感さえ覚えた。横浜で十五日、歌手の宮沢和史氏が百周年を記念した音楽イベントを開催し、MPBの巨匠ジルベルト・ジルも出演した。戦後移民が日本を離れた港に在日ブラジル人を含む約二万人が集まったのだから、象徴的かつ歴史的〃事件〃といっていい▼宮沢和史という名 ...
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ニッケイ新聞 2008年9月17日付け 歴史上、今ほど世界が緊密につながっている時代はない。米リーマン証券破綻による世界の証券市場のドミノ現象は、十六日午後現在でまだ続いている▼日欧米の不況にもめげず、ブラジル経済の国内総生産が六%を越える成長の見通しとの発表が先日あったばかり。下半期に関しても、レアル高により輸入が順調に伸び ...
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