24日朝、コラム子がツイッターを眺めていると、突然、日本の知人から連絡が入った。「ポルトガル語で興味深いニュース記事をネットで見つけたのだが、言葉がわからないので教えてくれ」とのことだった。 それはサンパウロ市カーニバルのデスフィーレ(パレード)で、エスコーラ、アギア・デ・オウロが披露した「原爆によるきのこ雲」についてだった ...
続きを読む »樹海
コロナウイルスの影響広がる
世界保健機関(WHO)が24日、新型コロナウイルスに関し、世界各国は「世界的流行(パンデミック)への準備段階」に入るべきだと述べる一方、現時点ではまだパンデミックと宣言するのは時期尚早だとした。 世界中の多くの地域で人から人への感染が起こるのがパンデミックだが、このところ続く感染や死者の報道はまだ、「大流行(アウトブレイク) ...
続きを読む »意外に類似点があるブラジルと韓国の近代史
「韓国のカルチャーが世界的に熱い」。それはだいぶ以前から言われていたことだが、その印象は9日、アカデミー賞で同国の映画「パラサイト」が、史上初の「英語以外での外国映画で初の作品賞」という快挙を成し遂げて以降、さらに強くなっている。 思い返せばそれだけではない。今やツイッターを見ていても、ブラジル内のトレンド・ランキングにも、 ...
続きを読む »井戸を掘った人達を忘れるな
15~16日に開かれたサンパウロ州最大のカラオケ大会「パウリスタン」の開会式で、憩の園の佐藤直会長が、「入居者の多くは現在の日系社会の基礎を作って下さった方達」という趣旨の発言をされたのが心に残った▼日本移民112年だから、今年が100周年にあたる県人会もあるだろう。ブラジル到着60周年を機に、幕を閉じるという同船者会もある。 ...
続きを読む »県連日本祭りで「日本移民ショー」改訂版再演を!
「こんな解釈があるのか!」――9日に行われた憩の園チャリティ歌謡祭「日本移民ショー」の出だしは、実に衝撃的だった。 90年代に一世を風靡した、当時の若者風俗を代表するような尖ったビジュアル系ロックバンド「XJapan」の音楽を使って、「明治の精神」を受け継ぐような日本移民史を表現しようなどという試みは、少なくとも日本では通常 ...
続きを読む »東京五輪でドリームチームが生まれるか
実はブラジル内ではさほど大きなニュースにはなっていないが、むしろ日本のスポーツ・ファンの方が気にしているであろうから言うが、9日、男子サッカーのブラジル代表が南米予選通過を決めた。 これが日本だと、「サッカーの五輪代表」などというと、サッカー・ファンなら本代表と同様に熱い視線を送るもの。今回は自国開催なのでその必要は無いが、 ...
続きを読む »年金審査に官民の差
パウロ・ゲデス経済相が7日、「公務員は寄生虫で、母体の国を喰っている」ととれる発言を行い、各方面に波紋を投げかけた▼経済省はこの発言後、国民が払う税金が国民のために使われず、公的機関を維持するために使われていることや自動的な給与調整に言及したと釈明。だが、9日付フォーリャ紙によると、公務員が受ける恩恵は、自動的な給与調整や雇用 ...
続きを読む »日本文化の本質、「和の国」の“根っこ”とは
二世、三世ら子孫、ブラジル人に「何が日本文化か?」と尋ねられて、ポルトガル語でキチンと説明できる人がどれだけいるだろうか。というか、日本語で説明することも難しいだろう。 いきおい、ポルトガル語をあまり使わないで日本語教育、日本舞踊、書道、お茶、お花、音楽などを熱心に教え、その繰り返しの中から生徒に自分で「日本文化」を感じ取っ ...
続きを読む »22年大統領選のカギを握る男
米国では今、大統領選の予備選が3日のアイオワ州を皮切りにはじまり、そろそろ本格的な盛り上がりを見せはじめている。とりわけ、野党・民主党にとっては誰がトランプ氏の対抗馬になるのかを決める意味で非常に重要な意味を持つ。 ブラジルでの大統領選は2022年。ボルソナロ政権は昨年はじまったばかりなので、次の選挙のことより、今の政権での ...
続きを読む »失敗を再発防止に活かせ
1月29日、以前から予定されていた手術を受けるべく、入院した。だが、入院当日の朝の問診で、手術の5日前に止めるべき薬があったのに指示し忘れていたというミスが発覚。同日夜、手術は延期された▼日本にいた時勤めた会社では品質管理のためのサークル活動が盛んだった事もあり、翌日、担当医と連絡を取り、何故こんなミスが起きたのかを質問。マニ ...
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