ニッケイ新聞 2007年12月21日付け 天皇皇后両陛下の皇太子時代のお写真が、サンパウロ市内のゴミ回収所に〃保管〃されていた、という年末のニュース。これぞ世代交代が進んだブラジルにおける出来事、といえる▼文協の元会長の山内淳さん(二世)が、正直ショックだ、時代の流れか、と感想をもらしたというが、この「問題」に意識ある人たちの ...
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ニッケイ新聞 2007年12月20日付け 昨年の年頭、堀村隆彦大使(当時)は「加速の年に」とハッパをかけた。今年元旦の新年会で西林万寿夫在聖総領事は「仕上げの年に」と呼びかけたが、サンパウロ市の百周年協会の状況を見る限り、心許ない状況のようだ。わずか十二日後に迫った次の新年会では、なんと呼びかけるだろう▼まっとうに物事を進める ...
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ニッケイ新聞 2007年12月19日付け さきごろ聖西地区の有名日本語学校「ひまわり学園」が創立二十五周年を祝った。節目に立って将来の経営のあり方を考えた。同校は、二十五年前、日本語教育に熱意と理解がある地域の有志の要望と協力により、設立されたという。親が子供に日本語や日本的な躾を身につけて欲しい、と願って始まった、いわば典型 ...
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ニッケイ新聞 2007年12月18日付け 死刑については賛否両論があって中々に難しい。今、世界には190と幾つかの国・地域があるが、死刑を執行しているのは126ヵ国に及ぶ。世界一は中国でイラン、パキスタン、イラクと続く。なかでも中国は圧倒的でアムネスの報告では年間に3800人が処刑されており、8000人の説も有力で実態は不明▼ ...
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ニッケイ新聞 2007年12月15日付け 師走。極月とも。もう夏に入るのにこの寒さはおかしい。サ・カタリ―ナ州では零下2度だったし、ちょっとした異常気象である。今月はキリストの降誕もあるし、釈迦が悟りに達したのも12月8日である。仏教の寺では、この成道を祝い、禅宗では「臘月接心」があり、禅僧はⅠ日から8日まで睡眠の欲望と闘いな ...
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ニッケイ新聞 2007年12月14日付け さきごろブラジル銀行名古屋支店を訪ねたとき、日本語の達者な日系行員と会った。それも複数である。日本の銀行の行員とかわらないほど、しゃべることも、書くこともできた。同行が「その必要に迫られている」のだと合点した▼店で在日ブラジル人客とだけ接するのだったら、日本語はそんなには必要ないだろう ...
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ニッケイ新聞 2007年12月13日付け 先週、ブラジル観光省がパラナ州百周年の目玉事業に対し、一千万レアル(約六億円)を支援する正式決定を下した。そのすぐ後、ロンドリーナ市百周年事業である中川トミ広場建設に対しても、百四十六万レアル(約九千二百万円)を出す確認をした。現時点までの合計が約七億円だ。周年事業が大きな転換期に入っ ...
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ニッケイ新聞 2007年12月12日付け フランスのホテル・レストラン格付けガイド『ミシュラン』が、さきごろ、東京でレストランの「味と接客」の格付けをして話題になった。最高級の格付けは三つ星(以下二つ、一つ、星なし)だそうで、東京のレストランは、予想されていたより、多くの星を付けてもらったという。たいへんな喜びようだったと伝え ...
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ニッケイ新聞 2007年12月11日付け 東京の山手線や地下鉄では、マンガに読み耽る学生がやたらと多いそうだ。あれは確かに面白い。けれども、電車の中にまで持ち込んで「読書」することもあるまいに―。だが、日本の漫画人気は世界的なものらしく、フランスは花の都・パリでもファンが目を皿のようにして熱中している。それも―学生の街・カルチ ...
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ニッケイ新聞 2007年12月8日付け このところベネズエラとボリビアでデモが続く。チャベス率いる「21世紀の社会主義国」は、イランの大統領を招きカストロ議長の見舞いと忙しい。インカ系のモラエス大統領も過激な革新派であり、チャベス大統領と親しい。豊かなガス資源を国有化し激しい反米主義を貫く▼このご両人に国民の反発が高まっている ...
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