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樹海

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ニッケイ新聞 2007年10月6日付け  あの金正日さんは、芝居と映画が大好きで韓国から映画監督を拉致のように引っ張ってきたのに北朝鮮を捨て亡命され地団太を踏んだ。が、今もこの趣味は変らないらしく―韓国の   大統領が土産にと、人気女優イ・ヨンエが出演の映画DVDを贈ると、それまでのむっつり表情からニコニコと笑顔になり大喜び。よ ...

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ニッケイ新聞 2007年10月5日付け  世界の殺人事件の1%がサンパウロ市で起きているという国連年次報告は衝撃的だった――と水曜付けの樹海に書いた。ところが翌日のエスタード通信には、その根拠となっている統計は九九年の古いもの(一〇万人あたり五二・六人)で、〇六年現在では遙かに低い(同一八人)という記事が出た▼〇一年の南米諸国平 ...

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ニッケイ新聞 2007年10月4日付け  インドシナ半島は仏教を信仰する国が多い。タイやカンポジアを始めラオスもベトナムもだし、ミャンマ―(ビルマ)もである。しかも、信仰は深くミャンマ―では、男の子は得度して僧侶になるための修行をするのが習いであり、今も続く。赤い衣を纏った坊さんらは読経しながら街路を廻り仏の道を説く。そんな長閑 ...

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ニッケイ新聞 2007年10月3日付け  世界の殺人事件の1%がサンパウロ市で起きている――という先日の国連年次報告は衝撃的だった。ブラジル内だけで毎日百人が殺され、その半分がリオ市とサンパウロ市だという。見たくない数字だが、現実なら致し方ない▼被害者の中で最も多いのは、ファベーラに住む二十五歳までの若者であり、一般生活エリアに ...

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ニッケイ新聞 2007年10月2日付け  大相撲の稽古は厳しい。峻厳である。子供のときに巡業を観た。あの頃は「部屋」が単位の地方巡業だったので小回りがきいて電気も無いような隣町の小学校に土俵を築き近隣の村人らが装いも凝らして駆けつけたものだ。お婆ちゃんは「相撲取りはチンチンが小さい」と語り合い大笑いしたが、あれは150キロ超かの ...

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ニッケイ新聞 2007年9月29日付け  福田康夫氏が首相の座に着いた。実父・故赳夫氏と初めての親子首相であり話題も多い。が、福田内閣の誕生を手放しでは喜べない。衆参のねじれ現象、海自の給油活動や年金と消費税の難問が控えており最も悪い状況での船出である。党4役と閣僚にも町村・高村両氏など派閥の領袖を起用し重厚な態勢を敷いたけれど ...

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ニッケイ新聞 2007年9月28日付け  日本政府による〇七年度百歳表彰の対象がさきごろ発表された。在伯公館の呼びかけに応じて名乗り出た人たちを合計した三十八人、全員が日本人一世である▼すでに百歳を越えている人たちを加えると、日系社会の「百歳以上」は五十人に近い数になろうか。現在の一世人口を六万五千から七万人と推計してみると、百 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月27日付け  五十年前のパウリスタ新聞社会面を開くと、「コロニア空前の葬儀」との大見出しが躍っていた。二十五日午後一時三十五分に、ピニェイロス区のコチア産組本部で執務中に脳溢血で亡くなった下元健吉専務理事を報じた記事だ。同日午後二時頃から編集部には真偽を確かめる電話が殺到したとある▼翌二十六日の葬儀会 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月26日付け  「人の食べものを車(自動車)に食わせる余裕があるのか」――こんな激しい論調もある。バイオ燃料をつくるために、競って穀物をアルコール化しているこの世の現状に対する怒りである。尤も、儲けようという事業欲がなくならない限り、余裕があろうとなかろうと、アルコールづくりに走るのが人間に違いない▼石 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月25日付け  北朝鮮の権力継承は別格官幣社のようなもので「金王朝」の呼び名もあるし、こんな故・金日成と正日親子による権力の引継ぎは専制国家に特有なものだが、米国のブッシュ政権のように親と子で大統領になった例もある。確か―アメリカでは以前にも同じケースがあるけれども、これはきちんとした選挙によるものであ ...

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