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樹海

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ニッケイ新聞 2007年9月22日付け  笠戸丸移民や旅順丸は西廻りでインド洋を渡ってケープターンに寄航しサントスに着いた。戦前の初期移民が東南アジアや南アフリカを経由したのはまだ「パナマ運河」がない為であり、移民船が太平洋航路を使うようになったのは、1914年にパナマ運河が完成してからである。戦後移民もオランダ汽船を除き大阪商 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月21日付け  さきごろ作品選考が終わった第四回海外日系文芸祭の入選者をみて、学生の部」に関心を持った。海外については、アメリカに次いでパラグァイの入選者が多かったからである▼アメリカの場合は、どうやら「日本語学校」でなく「日本人学校」の生徒たちの応募者が比較的多く、入選も多かったように見受ける。ところ ...

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ニッケイ新聞 2007年9月20日付け  日本の柔道関係者には怒られるかもしれないが、外国に旅立った〃子供〃の成長を温かく見守る視線があってもいい。リオの世界選手権では「国際ルール」と、日本が考える「本当の柔道」のズレが目立ち、それを単純に擁護する日本マスコミの論調が気になった▼国際柔道連盟に加盟するのは約二百カ国におよび、今回 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月19日付け  高齢者向けデイ・ケア・サービスの需要が多いらしい。これは「もてなし」のことだ。一日を単位とし、決まった時間に複数の人たちを世話し、楽しませ、生きる喜び、張りを味わってもらう。キリスト教の教会が積極的にすすめている▼一教会の最近の案内をみると、こうだ。「楽しい歌をうたったり、お話を聞いたり ...

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ニッケイ新聞 2007年9月18日付け  万葉集の花は梅。それが古今和歌集になると桜の歌が主流を占めるようになる。恐らく―万葉集の頃は中国文化の影響が強かったからだと思われるが、古今集が編集された平安時代から桜の美が重く見られるようになったらしい。日本の国花も「さくら」であり、あれは「ヤマザクラ」だが、気候のせいかサンパウロ州で ...

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ニッケイ新聞 2007年9月15日付け  昭和の妖怪・岸信介元首相は強かった。あの安保改正で20万とも30万人とされる学生らのデモに囲まれ「反対」のシュプレヒコ―ルと怒号が響き渡る。1960年のことだが、官邸にいた岸首相は泰然とし政治的な課題を果せるのなら「死んでもいい」と語ったのエピソードがある。戦犯容疑で巣鴨に収容され釈放さ ...

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ニッケイ新聞 2007年9月14日付け  ブラジルの地理、文学に関係した著書、翻訳書が八十六冊もある京都外国語大学の田所清克教授の話を直接聴く機会があった。還暦間近の人だが、せいぜい四十歳代の半ばにしかみえない。おしゃれで闊達で、雄弁だった。学術、文芸活動を通じて日伯両国はさらに理解し合い、関係を緊密にしなければならない、と主張 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月13日付け  バイリンガルに関する興味深い講演をきいた。二言語が使えると、二つの視点から世界を見ることができ、視野が広まり、複眼的な思考ができるようになる。考えに柔軟性がでて、相対的な思考法が訓練され、自分とは違う考えを持つ人に対する許容度が高まるという▼これはそのまま日本語教育のメリットだ。七〇年代 ...

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ニッケイ新聞 2007年9月12日付け  ブラジル国の大統領や各州知事は、それぞれのトップ(長)として、よく「メウ・ゴヴェルノ」と言う。端的な表現だと解釈し、違和感はない。安倍首相もよく演説やスピーチの中で「私の内閣で憲法改正を――」と言っている。日本国民の中には、選挙で選ばれたくせに、私の、とは何ごと!という思いの人がけっこう ...

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ニッケイ新聞 2007年9月11日付け  臨時国会が始まった。先の参院選で民主党が圧勝し自民完敗で「ねじれ現象」が起きての国会であり、与党と野党の激しい対立が予想される。国会の焦点は、テロ特措法の延長であり、政府・与党が提出する予定の法案が可決するかどうかである。高村防衛相は、延長案をなんとしても成立させたいと意気込んでいるけれ ...

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