ブラジルのメディアが7日、オーストラリア(豪州)での火災に伴う煙がブラジル南部にも到達したと告げた▼昨年8月の法定アマゾンの森林火災急増で国際社会からも批判を浴びたボルソナロ大統領やリカルド・サレス環境相は、豪州での火災は9月から続き、多数の動物や人も死んでいるのに批判の声が少ないと、国際メディアへの不満を漏らしている。これに ...
続きを読む »樹海
日本政府はゴーンの情報戦に立ち向かえるか?
正義の味方としてハリウッドで映画化? 3日晩、ブラジルのTVクルトゥーラの看板ニュース番組「ジョルナル・ダ・クルツーラ」でカルロス・ゴーン被告報道に関して、二人の専門家は対極的なコメントを発していたのが気にかかった。 今回の逃亡劇に関して、どのニュースでも「映画のような」「スペクタクルな脱出」という言葉が枕詞のようについて報 ...
続きを読む »愛読者の皆さまに感謝の一年!
2019年は読者の皆さんにとって、どんな年だっただろうか? 昨年末にサンパウロ新聞が廃刊したことの余波が、繰り返す波のようにいろいろな場面で押し寄せてきた。取材依頼が例年以上に多いと感じたのは、その一例だ。 年明けに400人ほどのサ紙読者が弊紙に移ってきてくれた。別の新聞を読むという決断は、読者にとって大きな、重いものだと ...
続きを読む »ブラジル・メディアが報じたがらない不都合なニュース
今年最後の当コラムということで、コラム子が個人的に気になっているニュースについて語ることにしよう。 それは、パラナ州検察局のリーダー格の人物、ジャヌアリオ・パルード氏に収賄疑惑が2件、立て続けで報じられたことだ。パルード氏は同検察局のラヴァ・ジャット(LJ)作戦主任のデウタン・ダラグノル氏の上司にあたる人物。LJ班のワッツア ...
続きを読む »森林伐採削減にセラードの例生かせぬか
マドリッドでの気候変動枠組条約締約国会議の最中、持続可能な開発のためのブラジル企業審議会が「ブラジルはカーボン市場を一つの機会としてみる必要がある」として、連邦政府に柔軟な姿勢をとるよう求めた。自国では温室効果ガス排出量削減が困難な先進国が排出量削減に繋がるプロジェクトなどを支援するカーボン市場向けに、排出量削減のための新プロ ...
続きを読む »たった18年でブラジル最大の証券ブローカーを作った天才実業家
「XPの旅路」は、どこに向かっているのか? 「僕らの旅路は始まったばかりだ」――ブラジル最大の証券ブローカー「XP Investimentos」(以下XP)の共同創業者、ギリェルメ・ベンチモル氏(Guilherme Benchimol)は先週11日にニューヨークで、世界最大の新興企業(ベンチャー)向け株式市場Nasdaqでの取 ...
続きを読む »中道や中道左派が、政治を三極化出来ない理由
「政治の二極化」。ブラジル政治がそう言われるようになって久しい。それは民主社会党(PSDB)がボルソナロ氏に取って代わろうが、労働者党(PT)が政権から降りようがその状況は変わらず、むしろ強化されているようにさえ見える。 世論調査だけを見れば、世は「三極化」ではないが、「三分化」はされていると見ることも不可能ではない。ボルソ ...
続きを読む »喜びと歌声に溢れ、成長するイベント
8日、サンパウロ市東部の日本人会館で橘和音楽教室主催の第14回友好の一日が開催された。コラム子は第8回から参加させてもらっているが、毎年が驚きの連続だ▼コーラスの一員として参加した初回、昼食後に披露された橘和バンドの演奏を聴き、家族が一致して奏でるシャープで幅のある音に驚いたのを昨日のように思い出す。以来、カラオケでも歌わせて ...
続きを読む »《ブラジル》ジャーナリズムはグローボ経営危機を救えるか
既存大手メディアと対立を深めるボルソナロ 「もしお前たちの放送権の承認更新に少しでも問題点があれば、絶対に更新はありえない。お前達はいつも俺の人生をいらだたせる。この役立たず!!!」(Se o processo da renovacao da concessao de voces nao estiver limpo, nao ...
続きを読む »任期一年目が終わる前から、もう選挙気分
まだ大統領就任から1年がたっていない現在、ボルソナロ大統領はもう次回、2022年の選挙に向けて動いている。 その動きの一つが新党「ブラジル同盟(APB)」の結党だ。自分自身がコントロールしやすい党で2期目を狙いたい。そんなところだろう。もともと、政党に腰が座らず、28年に及んだ下院議員人生でも8つの政党に所属した人物。大統領 ...
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