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樹海

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2007年7月27日付け  さきの日本祭りの芸能の舞台で人目をよりひいたのは、国際交流基金の出し物「Qioguem」だった。日本語をあてれば「狂言」である。演目はなくテアトロ・コミコとなっていた。派手な演奏と台詞(せりふ)はポ語▼基金によれば、演じたのはカンピーナス大学の演劇部のグループ。日本の狂言に題材を求めたのではなく、一〇 ...

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2007年7月26日付け  日系人と日本の関係はどうあるべきか。移住事業はもともと国策として実施されてきたのに、その延長であるはずの海外日系社会に対する日本の施策が今もって明かでない。その部分が欠けているために、さらなる延長である日本国内のデカセギ問題にも確固とした方向性が示せない▼先日サンパウロ市で行われた海外日系人協会の運営 ...

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2007年7月25日付け  参議院議員選挙のサンパウロにおける投票者数および投票率は、前回の衆議院議員選挙(〇五年)に比較して上昇していない。本紙記者が投票所(文協ビル)できいた言葉「日本はいつでも最高でいてほしい」は、ほとんどの人たちの気持ではあろうけれども、選挙資格がある日本国籍保有者の大半の行動に反映されない▼今度の選挙期 ...

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2007年7月24日付け  戦後の闇市が盛んな頃、日本には左翼運動が蔓延り寒村にまで赤旗が翻った。昭和21年1月12日に共産党・野坂参三が帰国すると、26日には日比谷公園で参加者3万人による帰国歓迎大会が開催され、声楽家・四家文子が壇上で「英雄還る」を熱唱し大拍手が巻起こる。野坂は戦後初の衆院選で当選し、新憲法制定では自衛権の保 ...

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2007年7月21日付け  死者10人、避難住民が1万人と新潟中越沖地震の被害は大きい。しかも、04年の中越地震でも多くの犠牲者を出し崖崩れや泥水で崩壊した村落もあり列島の人々が愕然とした。その同じ地域に再び魔の牙が襲い掛かっての狼藉である。山をも崩すあの災禍では、東京から派遣されたス―パ―レスキュ―隊が、車ごと土砂に埋められた ...

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2007年7月20日付け  県人会連合会の調査によれば、県費留学生、県費技術研修員の数の減少が著しい。〇三年に比較して、〇七年の両送出実績は、三分の一から半分だという▼小泉前政権の施策がもろに影響している。小泉さんの構造改革なるものにより、予算がどんどん切られたのである。国がやる事業でないと判断されたといってもいい。留学、研修の ...

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2007年7月19日付け  「中長期的な観点からの協会の運営基盤はきわめて脆弱である」。十八日、サンパウロ市で行われた海外日系人協会の運営会議では、そんな残念な言葉が聞かれた。毎年、皇室ご臨席のもと東京で行われている海外日系人大会を主催している団体であり、世界に散らばる日系人の日本政府に対する〃窓口〃団体だ▼各国の日系社会にはそ ...

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2007年7月18日付け  ロンドリーナ市に日系人団体「パラナ平和友の会」がある。今年創立十周年を迎えた。当初、日本のさきの大戦に関係した人たちの平和祈念と親睦の団体だったが、その後、「来る者拒まず」で、会の趣旨に賛同する人ならだれでも迎え入れる団体となった。戦時にビルマのインパール作戦に従軍した人が会長をつとめたこともあった▼ ...

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2007年7月15日付け  日本のキャリア官僚は世界一と言われるほどに優秀らしい。超一流の大学に入って猛勉強し、難関の試験を突破しての霞ヶ関であり、確かに頭の切れは鋭い。警察官僚だと1年に20人ほどのキャリアを採用する。任官すると警部になり、30歳になるかならないうちに署長に就任し警視、警視正、警視監と進み警視総監や警察庁長官に ...

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2007年7月14日付け  選挙というのは、かなり騒騒しくも刺々しい。その昔は投票日が近くなると村や部落の入り口に薪を積み上げて大きな焚き火をし敵陣の侵略部隊の乗り込みを警戒し防戦に努めた。今は、こんな物騒なこともなかろうが、人々が入り乱れて熱気を帯び喧騒な日々が続く。今度の参院選は、将に与野党の激戦。とりわけ自民党と民主党の闘 ...

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